Brillia ist 中野セントラルパークで既存物件での共用部電気100%再エネ化を実現

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東京建物株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 野村 均、以下「当社」)は、2012年に竣工した「Brillia ist 中野セントラルパーク」(以下「本物件」)において、屋上の太陽光パネルと非化石証書を用いた実質再生可能エネルギー100%の電気の併用による「再エネ化」により、共用部の電気使用によるCO2排出量を実質ゼロとしましたことをお知らせします。マンション共用部の使用電気を100%再エネ化するのは、新築分譲マンション「Brillia」および賃貸マンション「Brillia ist」において初めての取り組みとなります。

「Brillia ist 中野セントラルパーク」外観「Brillia ist 中野セントラルパーク」外観

太陽光パネル設置後の屋上太陽光パネル設置後の屋上

 
また、蓄電池を設置することで、太陽光パネルで発電した電気を夜間にも活用することができ、停電時においては非常用電源としても活用できる仕組みとしました。これにより、停電時に共用部照明やスマートフォン等の情報端末への給電が可能となるなど、賃貸マンションのレジリエンス(強靭性)の強化も実現しています。

本物件では、これまでに建物全体の照明のLED化やグリーンリース条項※1の導入などサステナビリティに関する施策を推進し、昨年度には「DBJ Green Building認証」における5つ星(最高ランク)の認証を取得しております。今後も、専有部電気の再エネ化について入居者様にご協力をお願いするなど、建物全体の脱炭素の取り組みを進めてまいります。

東京建物グループは、中長期目標である「CO2排出量を2050年までにネットゼロ」に向け、脱炭素の取り組みを強化しています。引き続き、再生可能エネルギーの導入や、ZEB・ZEHの開発を推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
<参照>2023年2月28日プレスリリース:https://pdf.irpocket.com/C8804/WYlc/E1oo/Fq0F.pdf

■本物件におけるCO2排出量削減の取り組みについて
<太陽光エネルギーサービスの導入>
東京ガスグループである株式会社ヒナタオエナジーが、本物件の屋上に薄膜軽量パネルを用いた太陽光発電設備を設置し、維持管理をおこなうPPA※2サービス「ヒナタオソーラー」を導入しています。当社は太陽光発電した電気を購入し、共用部電気への供給および蓄電池への蓄電に使用します。
<非化石証書の活用>
太陽光発電で賄うことができない共用部電気は、東京ガス株式会社が非化石価値取引市場で調達するトラッキング付き非化石証書が付与された「RE100」対応の電気「さすてな電気ビジネス※3」の供給を受けます。

【共用部電気再エネ化 概念図】

 

                                                   

これらの取り組みにより、本物件共用部では年間約10tのCO2排出量※4削減となります。これは714本分の樹木※5が1年間光合成することにより吸収するCO2吸収量にあたります。

■本物件におけるグリーンビルディング認証の取得について
本物件では、これまでサステナビリティに関する施策を推進し、2022年度版「DBJ Green Building認証」における5つ星(最高ランク)の認証を取得しています。
<参照>2022年6月28日プレスリリース:https://pdf.irpocket.com/C8804/JS39/fVuj/sLf6.pdf

【注釈】
※1  賃貸借契約における不動産の省エネなどの環境負荷の低減や居住環境の改善に関する取り決め。
※2   Power Purchase Agreement(電力販売契約)モデルの略称。設備設置事業者(PPA事業者)が施設に太陽光発電設備を設置し、施設側は設備で発電した電気を購入する契約のこと。屋根貸し自家消費型モデルや第三者所有モデルとも呼ばれており、施設側は設備を所有しないため、初期費用の負担や設備の維持管理をすることなく、再生可能エネルギー由来の電気を使用することができる。
※3 「さすてな電気ビジネス」は東京ガス株式会社の電源(LNG火力発電等)に再生可能エネルギー指定の非化石証書を付加することにより、実質的に再生可能エネルギー100%かつCO2排出量ゼロとしてみなされるもの。非化石証書市場の状況によってはCO2排出量実質ゼロにならない場合がある。
※4  CO2排出量は、2022年の年間電気使用量の実績×令和2年度全国平均の二酸化炭素排出係数(0.000433t-CO2/kWh)から算出。
<参照>温対法に基づく事業者別排出係数の算出及び公表について -電気事業者別排出係数-|資源エネルギー庁(https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/gwc/gwc_002.html
※5  樹木(スギの木)換算は、1年間平均で1本当たり約14kgのCO2を吸収するものとして算出。
<参照>関東森林管理局HP(https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/hukusima/office/forest/knowledge/breathing.html

■ 「Brillia ist 中野セントラルパーク」物件概要
所在地:東京都中野区中野四丁目10番3号(住居表示)
交通:JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅徒歩8分
総戸数:17戸
構造・規模:RC造地上5階建
延床面積:1,747.77㎡
間取り:1LDK~3LDK
専有面積:43.16㎡~129.93㎡
竣工年月:2012年5月

■SDGsへの貢献
※本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における3つの目標に貢献しています。
目標7  エネルギーをみんなにそしてクリーンに
目標11  住み続けられるまちづくりを
目標13  気候変動に具体的な対策を
 

 

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