「奈良市斎苑 旅立ちの杜」施設見学会とクラシックコンサートを開催

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「奈良市斎苑 旅立ちの杜」は令和4年4月に供用を開始し約1年を迎えようとしています。今回、稼働一年を機に、地元住民の方を対象にした施設の見学会とクラシックコンサートを開催します。施設内で行事の開催は初の試みとなります。奈良市は「暮らしに芸術の感動を届ける」コンセプトのもとに、今後もさまざま文化事業を展開予定です。
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    令和5年2月25日(土)に「奈良市斎苑 旅立ちの杜」で地元住民を対象に施設見学会とコンサートを開催。施設内でのコンサート実施は初めての試みであり、周辺自治体の直近での先行例はなし。

  • 今回協力の「100万人のクラシックライブ」は、全国で小規模のコンサートを展開。奈良市では令和4年8月20日に子どもセンターで初実施。
  • 奈良市では、あらゆる人が芸術の感動を日常的に享受できることを目標としており、今回のコンサートもその一環として開催。
  •  令和4年12月、ふるさと納税寄付金の使い道に「暮らしに芸術の感動を届けるプロジェクト」を追加し、10日間で184万円の寄付。来年度以降も、寄せられた寄付金を活用し、市民が文化芸術に触れる機会を提供する予定。
  •   ふるさと納税を通じたJNO(Japan National Orchestra)の支援、吹奏楽部の活動支援等も引き続き展開予定。

  • 「奈良市斎苑 旅立ちの杜」施設見学会&クラシックコンサートを初開催

旅立ちの杜は「森の中の美術館」をコンセプトとし、これまでの火葬場が持つマイナスのイメージを払拭した、多くの皆様に親しまれる施設を目指しています。さらに多くの皆様に施設を身近に感じていただけるよう、施設内部の見学会を開催します。あわせて、大切な方を偲び、思いを馳せていただく機会となるよう、クラシックコンサートを当施設で初開催します。今後は、火葬場の枠を超えた利活用について、検討を進めていく予定です。

  • ​日時

令和5年2月25日(土)
18:30~19:30 開演(開会挨拶、市長挨拶、財団・演者紹介、クラシックコンサート)
19:30~20:00 コンサート終了後、施設見学会

  • ​場所

「奈良市斎苑 旅立ちの杜」2F待合ホール
[待合ロビー] (〒630-8422 奈良市横井町924番11 電話:0742-64-9007)
間仕切りを開放して開催。
ソファに座りながら、リラックスした雰囲気でコンサートをお楽しみいただきます(収容数は80名程度)。 

  • 参加者

横井東町、鹿野園町、白毫寺町の自治会の皆様

  • ​クラシックコンサート

演奏者 「一般財団法人100万人のクラシックライブ」
ヴァイオリン 高橋 宗久(たかはし むねひさ)さん

生駒市在住。桐朋学園大学音楽学部を卒業後、洗足音楽大学院修士課程を修了。ヴァイオリンを梅津南美子・梅津美葉・安永徹・荒井英治、室内楽を市野あゆみ・安永徹・小森谷泉の各氏に師事するほか、ベルリンにてProf .Andreas Reiner氏に教えを受ける。大阪国際音楽コンクール高校の部二位、全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部入選、鎌倉学生音楽コンクール総合一位、等。日本センチュリー交響楽団セカンドヴァイオリン副首席奏者を務める他、後進の指導も好評を得ている。

ピアノ 高見秀太朗(たかみ しゅうたろう)さん

大阪府出身。桐朋女子高校音楽科(共学)、桐朋学園大学音楽学部を経て、宮城教育大学教職大学院修了。「音楽で心をつなぐ」をテーマに、子どもから高齢者まで、あらゆるコミュニティにおける音楽環境づくりを行う。特に小中学生に向けた活動に力を注ぎ、全国50校以上にて音楽科授業・ワークショップを実施。第19回日本クラシック音楽コンクール最高位、世界クラシック第2位。高校/大学卒業演奏会、日本調律師協会 新人演奏会出演。100万人のクラシックライブ 運営メンバー。
 

  • 曲目

大切な方を偲び、思いを馳せていただく機会となるよう、旅立ちの杜のイメージや皆様の心に寄り添う曲を演奏者の皆様に選んでいただきました。
テンポ・ディ・メヌエット(クライスラー)
メヌエット(ベートーヴェン)、さくらさくら変奏曲(平川加恵)、良い日旅立ち
見上げてごらん夜の星を、ハンガリー舞曲第5番(ブラームス)
リベルタンゴ(ピアソラ)、チャルダッシュ(モンティ) ほか

  • 施設見学会

​希望者を対象に下記の各室をご案内します。火葬炉制御室の案内は今回初となります。
2階 キッズルーム→待合室(大和A)
1階 告別室(大和)→火葬炉制御室→多目的室(20時終了予定)
(なお、当日の状況により、ルートが変更になる場合があります)

  • ​「一般財団法人100万人のクラシックライブ」について

2014年11月に設立した非営利法人(創設者 蓑田秀策さん)で2015年から本格的に活動を開始。クラシック音楽を通じた感動の共有、演奏家と社会をつなぐ演奏機会の創出、地域コミュニティの活性化を目的とし、全国各地で小規模のコンサートを開催。全国各地で年間100万人の参加を目標としている。
【コンサート実績】
2022年 41,148人、2021年 24,394人、2020年 10,804人
2019年 25,892人、2018年 22,251人、2017年 14,990人

全国各地からの依頼を受け、小規模の会場に電子ピアノを持ち込んで、弦楽器とミニライブを開催。

未来の社会をつくる子どもたちへ、サポーターの皆様のご支援を元に、プロの演奏家による生の音楽を100万人のクラシックライブが直接お届け。「子ども食堂」「学習支援拠点」「母子生活支援施設」など全国各地で活動。地域でさまざまな支援を要する子どもたちにアプローチし、心のケアに取り組む。

100万人のクラシックライブの思いは「音楽の力でコミュニティを元気にする」「音楽の力で社会を良くしたい」。奈良市もこの趣旨に共感し、2022年8月20日に子どもセンターでコンサートを初開催しました。

補足:奈良市の文化振興とふるさと納税について

  • 文化振興に関する施策の方向性

奈良市では「文化芸術に触れる機会の提供を、推進すべき施策」と位置付けており、その実現に向けた取り組みを展開しています。今後は「暮らしに芸術の感動を届ける」べく、アウトリーチ事業の推進を進めていく予定です。その中でも、ふるさと納税を活用した事業を展開していきます。

  • ふるさと納税で、日本中が奈良市の文化・芸術を応援する仕組みを構築​

奈良市では、市民が文化芸術に触れる機会増やし、市民の暮らしに芸術の感動を届けるため、ふるさと納税寄付金の使途に、文化・芸術への支援を盛り込んでいます。
【なら国際映画祭への支援】【吹奏楽部の活動支援】【暮らしに芸術の感動を届けるプロジェクト】
【Japan National Orchestra(JNO)への支援】等

  • 令和4年12月に新規追加【暮らしに芸術の感動を届けるプロジェクト】

​昨年12月に、ふるさと納税の使途(使い道)として新規追加。あらゆる人が芸術の感動を日常的に享受できるよう、暮らしの中の様々なシーンで文化芸術に触れる機会の充実に活用します。
約10 日間の寄付総額…184万円(来年度の事業に充当予定)

 

 

  • 問い合わせ先

奈良市 斎苑管理課
TEL:0742-34-5161

奈良市 文化振興課
TEL:0742-34-4942

 

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