2月9日(木)、市内の牧の台小学校で公共交通を守るため、市と能勢電鉄株式会社が共催で「のせでんのひみつとは」をテーマに、のせでんの歴史や電車の乗り方、マナーなどを通じて、公共交通を守るために自分には何ができるのかを考えるモビリティ・マネジメント教育が実施された。
公共交通はコロナ禍により利用者が減少したため、運行が厳しい状況が続いている。市は公共交通の利用を促進するため、市内小学校で、一人一人の移動手段や社会全体の交通を「人や社会、環境に優しい」という観点から見直し、改善していくために自発的な行動がとれるような人間を育てること事を目指した「モビリティ・マネジメント教育」を実施した。
今回は、市と能勢電鉄株式会社が共催し、クイズをしながら公共交通の大切さを教える。子どもたちは、公共交通がなくなったらどうなるか、公共交通を守るために自分には何ができるのかを考える。
授業を受けた生徒からは「普段当たり前のように乗っている電車がなくなったらどうしようと心配になりました。私たちの生活に公共交通は必要なので、これからも未来につなぐため、みんなで取り組んでいきたいと思います」などと話していた。
※「モビリティ・マネジメント」
当該の地域や都市を、「過度に自動車に頼る状態」から、「公共交通や徒歩などを含めた多様な交通手段を適度に(=かしこく)利用する状態」へと少しずつ変えていく一連の取り組みを意味する。