保管案件の特徴
寄託貨物を分析したところ、「Eコマース」、「機械部品」、「雑貨」、「住宅設備部品」の比率が高くなりました。「Eコマース」の多くはECモールに納品する前の中継倉庫としてのニーズ、「機械部品」や「電子機器」は取り扱いアイテム数の増加による自社スペース不足の補完ニーズ、「住宅設備部品」は工期の変更に伴う突発的な貨物の一時保管ニーズが中心で、貨物種によって異なるニーズが明らかになっています。輸入貨物はデバンニングやラベル貼り等の流通加工に対するニーズも強く、オプションサービスとしての提供を開始しています。
エリアごとの特徴
引き合いデータをエリアごとに分析した結果、都道府県別では愛知県が最も多くなりました。世界的な半導体不足や新型コロナによるサプライチェーンの乱れが2022年上半期に大きく影響したとみられ、8月終わり頃まで愛知県内の倉庫スペース不足が顕著だったことが主な理由と考えられます。秋以降の東海エリアの倉庫の需給バランスは改善傾向にあるようで、2023年は異なる分布になることが予想されます。
また、EC事業者を中心に、都道府県にこだわらず「関東広域」、「関西広域」など広いエリアを対象に倉庫を探すニーズや、2つ以上の複数エリアで倉庫を探すニーズがあることも明らかになりました。
物流課題を解決した8社の導入事例集を公開
日本でも認知が広がりつつあるシェアリング倉庫サービスの具体的な利用イメージを持てるよう、導入事例の配布を開始しました。「ウェアエックス導入事例集」は以下よりダウンロードいただけます。
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