拡大するニーズを背景に、チラー・冷凍機のレンタル事業を加速化。新会社「株式会社クールレント」設立のお知らせ

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株式会社クールレント(本社所在地:東京都品川区、代表取締役:横山 弘毅、植西 祐介 以下「クールレント」)は、株式会社ワックの一事業部門としてサービス提供していたチラーレンタル事業につきまして、この度、新たに新会社として運営を開始し、全国での事業展開を進めていくことをお知らせします。

 

■ 新会社設立の背景と狙い
 チラーとは、冷媒技術を用いた冷却水循環装置で、工場や大規模設備においては安定稼働のための必須設備になります。一方、施設内における冷却需要は、季節変化に伴う温度変化や、定期修繕サイクル、突発トラブルといった、様々な稼働環境要因によって日々変動してお、常に安定的な冷却水・冷風の供給体制を構築することが求められています。
 その中で、チラーレンタルサービスは、各工場や施設が自己所有資産としてチラーを保有するのではなく、そうした刻々と変動する冷却需要の調整弁として、ご活用頂くことが可能です。レンタル活用によって、購入による新設投資コストを抑え、定期的に発生する故障に対する補修・メンテナンスを不要とするのことで、より柔軟な施設の安定稼働を実現することを可能にします。
 チラー市場環境は、地球温暖化による気温上昇・気候条件変化やエネルギー消費効率化等を背景に、今後10年間予測で年間約5%で継続的にその需要が高まっている成長市場です。同製品のレンタル市場においても、既に欧米では、自社保有だけでなくチラーをレンタル補填するニーズが浸透しており、今後は日本国内においてもレンタル需要が牽引されることが予想されています。

 チラーレンタル事業は、弊社グループ会社である株式会社ワックが、これまで10年以上に亘ってその実績とノウハウを積み上げてきました。設備導入の際には、お客様の冷凍能力需要に基づき、現地での設置条件の調査も実施した上で、それぞれのお客様に適したレンタル設備用の設計・エンジニアリングを経て、速やかに導入を進めております。現在は、食品・化学・素材・半導体・電子部品といった多種多様な産業用途や、官公庁関連施設への導入など、大小様々な規模での導入実績がございます。この度、クールレントでは、新たなグループ経営の一環として、株式会社ワックの技術ノウハウを継承し、上述するニーズに対応したレンタルソリューション・エンジニアリングサービスを今後拡大して参ります。

■ 新会社の概要

新設企業名 株式会社クールレント
本社所在地 〒140-0001 東京都品川区北品川1-16-8 船清ビル3F
役員体制 代表取締役 横山 弘毅
代表取締役 植西 祐介
取締役 栗橋 寿
取締役 西口 雅之
事業内容 産業用冷凍機・空調機のレンタルサービス及びエンジニアリング
主要事業所 [横浜事業所]〒241-0833 横浜市旭区南本宿町29-8
[関西事業所]〒611-0041 京都府宇治市槙島町目川194-1
[九州事業所]〒812-0068 福岡県福岡市東区社領3丁目8-22
資本金 500万円
主要株主 株式会社ワック、経営陣
ウェブサイト https://www.coolrent.jp/

 

■ 共同代表からのコメント

横山 弘毅:

 チラーは様々な場所で利用されている汎用装置ですが、過去、日本ではこれをレンタルするというアイディア自体がありませんでした。私共はグループ会社である株式会社ワックのアイススケート事業を通して海外でのチラーレンタル市場の存在を知り、およそ10年をかけて日本国内にご紹介してまいりました。ここ数年は徐々にですがレンタルチラーが認知されるようになり、夏季の能力補強や設備の入れ替え、また故障対応でのご利用がお声をいただくことが増えてまいりました。

 私共は今後レンタルチラーの市場が大きく形成されてゆくと確信し、そのメインプレーヤーとなるべくこの度、クールレントを設立いたします。皆様のお役に立てることを切に願っております。

植西 祐介:
 チラーユニットは産業用途におけるユーティリティ供給の要となる主要設備であり、これまでのモノ作りを中心に発展してきた日本の経済成長を支え・貢献してきた設備の一つです。一方、地球温暖化・コロナ禍経済・サブスクリプション型の購買行動の変化といった時代背景の変化を受けて、お客様のご要望自体も徐々に変化していると肌で感じています。自社保有チラー設備で冷却能力を維持するだけではない、日々増減する需要に合わせた弾力的なユーティリティ設備管理の在るべき姿への変化がそこにあります。
 クールレントでは、今後数年・数十年に亘って大きく変化していく冷却管理の変遷の中心で、あらゆる基幹産業に貢献できる存在を目指していきたいと考えております。

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