- 日本の就業者の現状と過去
全就業者は1953(昭28)年3913万人から増加し、2019年に6750万人でピークに達し、現在はやや減少しています。今後は少子高齢化でさらに減少すると考えられます。業種別にみると、農林水産業の比率が38%から2.9%に大幅に減少しました。農林水産業従事者は、高齢者が多いことから今後さらに人出不足になる恐れがあり、無人化が必要です。
産業別で見ると製造業の比率は1970年代半ばまで一番高く27.4%まで上昇するが、1973年に変動為替で円高になると、生産の海外シフトが進み比率は15.6%まで低下しました。建設業は1997年、卸・小売は2002年に比率のピークをつけ緩やかに低下。自動化・機械化が進んだことが推察されます。サービス業は1994年に製造業を抜きトップに。現在、33.1%と最大の就業者を有する業種です。今後、省人・無人化の可能性が大きいです。一方、無人化できない職種にも注目する必要があります。
- 「無人化」ビッグイベントのスケジュール
それでは複眼経済塾が注目する無人化事例には、どんなものがあるのでしょうか。ここでは2つの分野について、考えます。
2022年12月5日から「無人航空機レベル4」の新制度開始
1.機体認証、2.無人航空機操縦者技能証明書(国家資格)、3.運航ルールが整備されたレベル4飛行によって実現していきます。これにより、スタジアムでのスポーツ中継、市街地や山間部、離島などへの医薬品や食料品などの配送、災害時の救助活動や救援物資輸送、被害状況の確認、橋梁、砂防ダム、工場設備などの保守点検、建設現場などの測量や森林資源調査、イベント施設や広域施設、離島などの警備、海難捜索、などの分野で進化が期待できます。
2023年4月1日改正道路交通法施行:「自動運転レベル4」公道走行解禁へ
無人バスなど無人自動走行移動サービスとしての運用が想定されます。また同日、自動配送ロボットを運行する事業者の届け出制度の施行も進むでしょう。
このようにテーマごとに勉強をしながら、複眼経済塾は、投資先候補になりうる日本の関連企業について考えていきます。
- 25年かかって四季報100冊を読破した渡部清二塾長が主宰する複眼経済塾、次の募集月は3月です
塾長の渡部清二は、2022年(昨年)10月1日、会社四季報100冊を25年かかって完全読破しました。複眼経済塾は、「分かりやすく、楽しく、真面目に」投資の方法を教えます。講師陣を率いるのは、国内最大手の野村証券会社出身の渡部清二塾長とエミン・ユルマズ塾頭。昨年12月に出版された渡部塾長の「会社四季報の達人が全力で選んだ 10倍・100倍になる! 超優良株ベスト30 (SB新書 603)」と「四季報を100冊読んでわかった投資の極意」は共に人気となっています。同3月に発売されたエミン塾頭の「エブリシング・バブルの崩壊」はロングセラーで版を重ねています。同8月発売の渡部・エミン監修の「年4回チェック投資術」は初のムック本でこれまでの著作のエッセンスを平易にまとめたものです。
2月には渡部塾長の新著、3月にはエミン塾頭の新著出版が予定されています。また2月下旬には、さわかみ投信創業者の澤上篤人さんと渡部塾長との初の共著も刊行予定です。
3か月に1度の塾生募集、複眼経済塾は2023年3月上旬から2023年4月期入塾生を募集します。経験豊富な2人らから直接、投資の方法を教わることができるのは複眼経済塾だけです。1月1日時点で、塾生は過去最高の1,220名。複眼経済塾では、月1度の勉強会で、最新四季報の分析、日経新聞の読み解き方などを教えます。月例会は毎月場所を変えて全国で開催しています。会場で参加することも可能ですし、オンライン中継でご覧いただくことも可能です。月例会のコンテンツはアーカイブ化されますので、後日ご覧いただくこともできます。
また、塾生だけが投稿・閲覧できる「複眼SNS」も利用することができます。実名でも匿名でも参加できます。数式もエクセルを使わず、わかりやすい言葉で、株だけでなく、企業や社会について学び、自立して考えることができる経済人を育てます。年に1度の合宿では、月例会ではカバーしきれない投資や世界の話題を幅広く取り上げ、楽しく議論します。その他、愛媛県の別子銅山などの日本の産業遺産や徳島県木頭地区の地方創生現場を皆で旅することもあり五感で日本や日本企業の魅力について考えていきます。本科プラス生、本科生、予科生とタイプを3種類にわけているので、ご自身にあった形で複眼経済塾に参加することが可能です。詳しくは、こちらをご覧ください。https://new.millioneyes.jp/lp