デジタルスキル標準(DSS)に関連したiCD協会の対応について

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 「デジタルスキル標準 ver.1.0」が、経済産業省/独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より 2022年12月21日に発表されました。その構成は次の通りです。

 iCD協会(以下、弊協会)では、株式会社NTTデータユニバーシティのご協力の下、SFIA Ver.8(以下、SFIA8)をベースとしたフレームワーク「WingsⅡ」を既に提供しています。
 このたび弊協会では、「デジタルスキル標準ver.1.0」におけるDXを推進する人材を対象とした「DX推進スキル標準(以下、DSS-P)」に対して「WingsⅡ」との関連性を整理しました。 つきましては「DSS-PとWingsⅡの対応マップ」の提供を開始致します。
 また、DSS-Pに関連したiコンピテンシディクショナリ(以下、iCD)のタスク対応やスキル強化等、弊協会の今後のサポート予定についてご案内致します。
〈注〉WingsⅡ、並びにSFIAについては、2022年5月9日付けの弊協会プレスリリースを参照ください。

1. DSS-PとWingsⅡの対応マップを公開
DSS-PとWingsⅡの関係性を示した対応マップを「Wings for DSS」の名称にて提供致します。そのイメージは次の通りです。

             Wings  for  DSS (DSS-PとWingsⅡの対応マップ)

 

〔補足説明〕
・ DSS-Pでは、その人材類型/ロールに必要なスキルは「共通スキルリスト」のなかで、その重要度が定義されています。
・ 弊協会では、DSS-Pの共通スキルリストに記載されている技術的側面のスキル項目「ビジネス変革/データ活用/テクノロジー/セキュリティ」につき、WingsⅡの専門分野(SFIA8欄)に示したカテゴリとの対応付けを行いました。
・ DSS-Pでは、上記のスキル項目における重要度の基準を4段階(a~d)で示されていますので、WingsⅡとの対応付けも4段階のヒートマップにて示しています。

2. DSS-PとiCDタスク等における関連性を整理
1)iCDタスクとの対応
WingsⅡのSFIA8をベースとした専門分野は、iCDタスクと紐付けられています。
よって、DSS-Pの人材類型/ロールに対応させてiCDタスクを表記することは、既に可能となっております。
その特長は次の通りです。
・ グローバルなスキル標準となるSFIA8を介しているため、対応付けられたタスクは、その必要性の実績度が高い。
・ DSS-Pにおける技術的側面のスキルの重要度基準(a~dの4段階)の広がりに応じて、対応したiCDタスクも展開可能な構造となっている。
〔補足説明〕
DSS-Pに対応するiCDタスクの提供にあたっては、弊協会まで個別にお問合せをお願い致します。

2)iCDスキルの見直し
DSS-Pでは、先端技術(メタバース、スマートコントラクト、デジタル通貨 など)の習得の必要性も記されています。
弊協会では、これらを参照して、iCDスキルディクショナリの見直しに取り組んで参ります。

3. DSS-Pの活用にむけて
「デジタルスキル標準 ver.1.0」では「DX推進スキル標準の活用イメージ」が示されています。
その活用イメージにおいて、DSS-PとiCDタスクの関連性を整理したことにより、弊協会では次のようなサービスが可能と判断しております。今後、順次対応して参りますので、ご期待ください。
 

 

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