野口聡一氏には,これまでの経験と知見をもとに,宇宙開発に関する様々な助言や最新情報を提供していただくことはもとより,新事業や新たな技術・製品の開発にも助言をいただくことにしています。
さらに,人材育成にも参画いただき,IHIグループの従業員との対話イベントや交流などを通じて,従業員のモチベーションやエンゲージメントの向上につながることを期待しています。
野口聡一氏は,1991年に,石川島播磨重工業(現IHI)に入社し,航空宇宙事業本部(当時)に所属し,ジェットエンジンの開発および性能試験業務を担当しました。
1996年に宇宙飛行士候補者に選定された後、IHIを退職し,宇宙開発事業団(現:宇宙航空研究開発機構:JAXA)に入社し,その後、三度の宇宙飛行を完遂し,2022年6月にJAXAを退職されました。ようこそIHIグループへ。
■野口聡一氏就任コメント
「技術をもって社会の発展に貢献するIHI社員の皆さんと、これから「きぼうの未来圏」を目指して一緒に進んでいくことを楽しみにしています。」
■野口聡一氏プロフィール
1965年生まれ。東京大学大学院修了、博士(学術)。先端学際工学専攻。
1991年 (株)IHI勤務。
1996年 宇宙飛行士候補に選抜される。
2005年 スペースシャトル・ディスカバリー「STS-114」に搭乗し日本人
として初めて国際宇宙ステーション(ISS)で船外活動を行う。
2009年 日本人として初めてソユーズ宇宙船TMA-17に船長補佐として
搭乗する。
2014年 国際NGO法人「世界宇宙飛行士会議」会長にアジア人で初めて
就任。
2019年 サウジアラビア宇宙委員会の諮問委員に就任。
2020年 米国人以外で初めてSpaceXクルードラゴン宇宙船に搭乗し「世界で初めて3種類の違う帰還(滑走路、地面、海面)を達成した宇宙飛行士」でギネス世界記録に認定された。ISS滞
在通算日数335日、船外活動4回は日本人最多。
2022年 「宇宙からのショパン生演奏」動画などでYouTube Creator Award受賞。
合同会社「未来圏」代表、東京大学および日本大学特任教授。趣味は料理、キャンプ、飛行機操縦。