TCT Japanは、JCDと、アメリカやドイツ、イギリス、中国と日本を含む世界5か国で3Dプリンティング/アディティブマニュファクチャリング(AM)技術に関する展示会・カンファレンスを主催するRapid News Publications Ltd.(Chester, UK CEO: Duncan Wood、以下RNP)との共催の下、国内で5回目の開催となる展示会・カンファレンスです。前回に引き続きハイブリッド開催いたします。
昨今、製造業を中心にグローバルに確立されたサプライチェーンの国内回帰が加速。ローカライズを志向する新たな製造業の在り方をいち早く築くべく、各国で大きな変革期を迎えています。特に3Dプリンティング・AM技術は、米国が国内の製造プロセスの再構築に向け、3Dプリンティング・AM技術を活用した部品調達を促す「AM Forward」を発表したことを皮切りに、世界中でその必要性が再認識されています。国内においても、AM利活用に取り組む企業の支援・交流促進を目的とした団体設立をはじめ、スタートアップの誕生や大手中小企業の導入も相次ぎ、業界成長の機運が高まりつつあります。
「変革期を迎えた製造業を支えるカギとなる、3Dプリンティング・AM技術がもたらすものとはなにか?」 本展では、これからの製造業を再定義するAM技術がもたらす可能性を披露すべく、過去最多となる世界9か国・地域より92社・団体が、190を超える製品・サービス・テクノロジーを展示。日本初上陸の製品や各社の独自技術など、決して遠くない未来の新たな製造業の在り方を体感いただけます。
展示会場内の2つのセミナー会場では、会期3日間で40本を超えるセッションを実施します。例年多くの注目を集めるTCT Conference ステージでは、エンドユーザーをはじめ、アカデミア・ベンチャー・公的機関等の有識者が国内外市場動向・ビジネスモデル・応用事例・研究開発トレンドを発信。3年ぶりとなる海外登壇者も招聘します。TCT Introducing ステージでは、本展出展者が最新の製品・サービスを多数発表。AM技術における国内外最新動向や活用ノウハウを得ることができます。
- 過去最多世界9か国・地域から約100社が参加。多種多様なAMソリューションが直面する課題解決を提案
サプライチェーンの再構築や生産プロセスの効率化のほか、人口減少に伴う技術伝承への取り組みなどの製造業が直面する課題解決に向け、製造業のデジタル化を通じた対応が世界各国で進んでいます。この潮流において、先進的に取り組む海外企業の参加国・地域数が今回過去最多を記録。イギリス・オーストリア・韓国やシンガポールなど各国の現地担当者が来日し、その最新の技術・製品情報を日本市場に発信します。Continuum(シンガポール)が、サステナブルな経済活動実現に向けたリサイクル素材を発表するほか、ToffeeAM(イギリス)はクラウドベースのソフトウェアをもとに設計・製造プロセスの生産プロセスの効率化を支援します。
一方で、国内外の先進的な3Dプリンティング・AM技術を活用し、自社に根付かせるためには国内製造業の事情に精通したプレーヤーの存在が重要です。NTTデータ ザムテクノロジーズや金属技研、日本積層造形など豊富な知見を有する各社は、デジタルデータにシフトする将来的な製造業の在り方から金型などの他加工法を組み合わせた具体事例を多数展示。日本電子やソディックによる最新の国産金属3Dプリンターの紹介、日本発スタートアップのグーテンベルグは従来比で最大10倍速となる高速3Dプリンターを披露。パシフィックソーワやフュージョンテクノロジーも日本初上陸となる3Dプリンターを発表し、新たな可能性を提示します。また、本展最大規模の出展となる日本AM協会では、会員企業15社が参加し関連技術の実用化の強力を後押しします。
TCT Japan 2023参加3Dプリンタブランド抜粋
RPM Innovations、Ultimaker、Aconity3D、AddUP、EOS、INTAMSYS、Wayland Additive、Velo3D、Exone
エス.ラボ、SLM Solutions、OPTOMEC、キーエンス、久宝金属製作所、Cubicure、グーテンベルク、桜井製作所
GE Additive、GFマシニングソリューションズ、Gefertec、Xi‘an Bright Laser Technologies、3D Systems
ソディック、Solukon Maschinenbau、TierTime、DWS、Digital Metal、DesktopMetal、トルンプ、
日本電子、Nexa3D、BeAM、Formlabs、FLASHFORGE、Markforged、ミマキエンジニアリング、Meltio、
Young Optics、RAISE3D、Lithoz ほか
その他、3Dプリンター活用に欠かせない材料・ソフトウェア・計測機器などの周辺技術も多数!
40の3Dプリンタブランドをはじめ、190以上の幅広い製品・技術・サービスが披露されます。
※最新出展製品情報は出展製品検索ページにて更新中!
https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/nanotech2023/jp/tct/product
- 2ステージでセミナー約40セッションを展開
日本3Dプリンティング産業技術協会を企画協力パートナーとして招き開催するTCT Japan カンファレンスでは、3年ぶりとなる海外登壇者をはじめ、30名の有識者を招聘。国内外市場動向・ビジネスモデル・応用事例・研究開発トレンドを3日間連日発信。そのほか、日本AM協会との共催カンファレンスやGE Additiveによるスポンサーセミナー、マテリアライズ創業者兼CEOの招待講演も実施します。
会期初日は、国内外最新のAM市場動向について矢野経済研究所・CONTEXTが報告するほか、スタートアップ2社よりAMビジネス最前線の事業展開や「AMならでは」の課題解決に向けた取り組みの紹介、PwCコンサルティングからは市場環境の変化に伴う社会課題を解決するためにどう3Dプリンティング技術を活かしていくかを提示します。さらに、4つの国内AM業界団体幹部によるパネルディスカッションでは、AM業界振興に向けた今後の施策や狙いを議論。1日を通して製造現場でいま抱える課題だけでなく、今後直面するものづくり課題を解決へ導くヒントを得られます。会期2日目では、例年多くの聴講を集める応用事例をテーマに、ボーイングのAM担当役員をはじめとして、航空・宇宙、自動車、医療といった関心の高い業界のエンドユーザーから最新事例を紹介。最終日は、シンガポール大学准教授によるサステナブルな社会実現に向けた3Dプリンターを活用した建築分野における研究開発事例の紹介を皮切りに、6つのアカデミアから国内の最新研究開発事例を発信します。
会場内のTCT Introducing ステージでは、16の出展者が自社製品・技術を発表。品質保証や量産応用、コスト削減など関心の高いテーマが揃い、多種多様なビジネスモデルの出展者が独自技術や製品・サービスを紹介します。
すでに3Dプリンターを導入している方やAM技術に高い関心を持っている方はもちろん、最近関心を持ち始めこれから情報収集という方にとっても役立つコンテンツが揃います。
注目スピーカーをご紹介
2月1日(水)TCT Japan カンファレンス Day 1 【3Dプリンティング / AM市場 各国の展望と事業化機会】
「国内AM市場動向 ~2023年はステップの年~」
小山 博子 氏(矢野経済研究所 ICT & 金融ユニット 主任研究員)
「市場環境の変化にともなう産業変革の必要性と3Dプリンティングの活用」
赤路 陽太 氏(PwCコンサルティング ストラテジーコンサルティング(Strategy&)ディレクター)
【パネルディスカッション】 「つながり始めた国内AM業界。4つの業界団体幹部に聞く、次の一手とは?」
ファシリテーター 伊藤 正敏 氏 (ShareLab(シェアラボ)編集部)
パネリスト 小川 匡通 氏(群馬積層造形プラットフォーム)
澤越 俊幸 氏(日本AM協会)
三森 幸治 氏(日本3Dプリンティング産業技術協会)
柳谷 彰彦 氏 (ひょうごメタルベルトコンソーシアム)
2月1日(水)【招待講演】 TCT HALL OF FAME MEMBERS SPEECH
「3Dプリントでサステナブルな変化をもたらす」 Vancraen Wilfried氏(マテリアライズ 創業者兼CEO)
2月2日(木)TCT Japan カンファレンスDay 2 【アプリケーション / 応用事例】
「The Role of Additive Manufacturing in Industry 4.0 and Sustainability」
Melissa Orme氏 (ボーイング Vice President, Boeing Additive Manufacturing)
「AMは溶接 -DfAMと品質保証が全て-」
石出 孝 氏 (三菱重工 総合研究所 フェローアドバイザー)
2月2日(木)日本AM協会×TCT Japanセミナー
「Additive Manufacturingが描く未来 ~社会課題解決と経済成長の二兎を得る~」
主催:日本AM協会、TCT Japan
協力:近畿経済産業局、関西DX実装イニシアティブ、Kansai-3D実用化プロジェクト
登壇団体:近畿経済産業局、山形大学、竹中工務店、サイフューズ、慶応義塾大学
2月3日(金)TCT Japan カンファレンスDay 3 【先端研究開発事例】
「3D Printing Architecture: Towards Circularity and Resource Efficiency in Architecture by AM」
Carlos Banon氏(Singapore University of Technology & Design Architecture and Sustainable Design Associate Professor)
「トポロジー最適化の最前線」
山田 崇恭 氏 (東京大学大学院 工学系研究科 総合研究機構/機械工学専攻 准教授)
「電子ビームを用いた粉末床溶融結合方式の金属積層造形技術の現状と展望」
千葉 晶彦 氏(東北大学 金属材料研究所 教授)
別会場TCT Introducing ステージでは、16の出展者による最新製品・技術を連日発表します。
※最新カンファレンス情報:https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/nanotech2023/jp/sem/tct
◆TCT Japan 開催概要
名称:TCT Japan 2023 -3Dプリンティング&AM技術の総合展-
主催:株式会社JTBコミュニケーションデザイン・Rapid News Publications Ltd.
開催日時・場所: 2023年2月1日(水) – 3日(金) 東京ビッグサイト 東3ホール
〔オンライン展示〕 2022年12月1日(木) – 2023年2月28日(火) 公式WEBサイトにて実施
出展者数:92社・団体 / カンファレンス:42本 ※2023年1月13日現在
公式WEBサイト:https://www.tctjapan.jp/
入場料:無料(完全来場登録制)
同時開催展:nano tech / MEMS SENSING & NETWORK SYSTEM / ASTEC / SURTECH / CONVERTECH /
新機能性材料展 / GREEN MATERIAL / JFlex / 3DECOtech / ENEX / DER・Microgrid Japan /
再生可能エネルギー世界展示会 / InterAqua を含む14展示会同時開催
■本展示会は「グリーン電力証書」を利用し、CO2が排出されない再生可能エネルギーを使用して開催いたします。「CO2ゼロMICE®」の詳細はこちら:https://www.jtbcom.co.jp/service/energy/co2zero/
■本展示会は新型コロナウイルス感染症対策の上開催いたします。
【新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン】 2023年1月17日
https://www.nanotechexpo.jp/main/pdf/covid19guideline2023.pdf
◆株式会社JTB コミュニケーションデザイン (JCD) 会社概要
所在地:東京都港区芝3-23-1 セレスティン芝三井ビルディング12階
代表者:代表取締役 社長執行役員 古野 浩樹
設 立:1988年4月8日
URL :https://www.jtbcom.co.jp/
◆本件に関するお問い合わせ先
TCT Japan展示会事務局 (株式会社JTBコミュニケーションデザイン 事業共創部 トレードショー事業局内)
日比 まどか
TEL: 03-5657-0765 E-mail:tctjapan@jtbcom.co.jp