妊娠中はなにをするにも不安がつきもの。
買い物ひとつとっても、重いものを持って大丈夫か気になるし、動きすぎると息切れ・動悸起きてしまう… 家の中で行うルーティンだって、体勢がつらかったり動きがゆっくりになったりとなかなか思うようにいきません。 そんな中、“入浴”も妊婦さんにとって普段よりも気をつけなければならない日々のルーティン。 そんな妊婦さんたちのお風呂の実態はどうだったのか、バスリエ調査を元に解説していきます。
【調査報告内容】
67%の妊婦さんは後期のお風呂がツライと回答!
入浴時間が“短くなった”というひとが半数以上!
風呂椅子&浴室マットは妊婦さんマストアイテム!
- 67%の妊婦さんは後期のお風呂がツライと回答!
妊娠中の入浴で一番つらかった時期は“後期”という回答が圧倒的で43%という結果となりました。 また、“後期”のみという人以外の、初期&後期/中期&後期/初期~後期全てと回答しているかたの数値も含めると、実に67.5%の妊婦さんが、後期のお風呂がつらかったと回答しています。
この時期にはお腹がかなり大きくなり、ただでさえ身動きがとりづらい状態、更にバランスを崩しやすいというのもあり、お風呂に入るのも一苦労であることが想像できます。
続いて多かったのが“妊娠初期”の15.5%となっています。こちらも、“初期”のみという回答以外の初期&後期/初期~後期全て/初期&中期の数値を合わせてみると36.5%と、3割以上の人が初期のお風呂がつらかったと回答しています。
初期は身体が安定せず、つわりが一番出やすい時期ですので、後期とは異なり、体の重みやバランスではなく、“気持ち悪い”といった理由でつらいと感じることが予想されます。
その他の回答
・入浴後のドライヤーが苦痛
・湯舟に浸かっていると気持ち悪くなる
ツライと感じた原因を細かく見ていくと、全体的には“身体が重くて動きづらい”、“顔・体を洗うのがつらい”、“転倒しそうで不安”とありますが、初期のみツライと回答した人の原因とは大きく異なっています。
初期のみつらいという方の回答は石鹸の香り・体調が悪くなる、などといった体調面の問題がトップ3で後期は重さやバランスなどといった理由がトップになりました。
- 入浴時間が“短くなった”というひとが半数以上!
入浴時間としてはつらい時期のなかった人のうち6割以上の人は入浴時間が変わらず、短くなったという人は3割近くでした。 初期~後期中いずれかつらかったという人の場合は変わらないが3割程度で短くなった人が6割近くおり、結果が逆転しています。
実際の入浴時間はどのくらいだったのかというと、~10分以下で済ませている人が76%と圧倒的で、20分を超えての長風呂をする人は非常に少ないということがわかりました。 前項で記載したとおり、妊娠中は様々な影響が体に出ているため、妊婦さんはゆっくりのんびりお風呂に浸かる、ということがなかなかしずらいというのが実情です。
では、そんな妊婦さんたちは、どのようなことに気を付けて入浴をすれば良いのでしょうか。
次項では、妊婦さんたちが実際にお風呂で気を付けていること、また少しでも負担を減らすため新たに取り入れたバスグッズを見ていきたいと思います。
- 風呂椅子&浴室マットは妊婦さんマストアイテム!
妊娠中のお風呂で気を付けていること1位はずばり“慎重に動く”こと!
当然と言えば当然ですが、妊娠初期のまだお腹が小さいころはまだまだ普通に動けてしまうため、意識していないといつもと同様に行動しがちです。 そんな調子でもしも転倒してしまったら大変!後期は動こうと思っても動けない状態ですが、安定期にも入っていない妊娠初期は特に意識的に慎重に動くことが大切です。
続いて“長湯しすぎない”。長湯したからといってお腹の赤ちゃんに悪影響があるわけではないのですが、体調が安定していない妊娠中はのぼせや気持ち悪くなるなどといった体の不調が出やすくなります。 その点を意識してあまり長湯になりすぎないよう、時間を気にして入ると良いでしょう。
妊娠中のお風呂を安全に楽しむバスグッズは?
妊娠してから新たに取り入れた、もしくは買い換えたものについては、特にない、という方が半数以上でしたが、それを除くとトップに来たのが“風呂椅子”でした。 理由としては以下の通りとなっています。
【理由】
風呂椅子:
・お腹に負担がかからないよう高いものに変えた、新たに取り入れた
・大きくて安定感のあるものに変えた
・立っているのが不安になったので
こういった意見を見ていると妊婦さんにとっては風呂椅子はとっても重要なアイテム。 より安全に、楽に入浴するためにマストアイテムと言えそうです。 2位以下のアイテム別理由もご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
石鹸・ボディソープ:
・匂いがきつかったので無臭のものにした
・皮膚が敏感になったので無添加のものにした
・赤ちゃんでも使えるものに変えた
浴室マット:
・転倒防止のため広いものに変えた、新たに取り入れた
・足元が冷えないように
・子どもを洗う際に床に座らせるのは不衛生なので
シャンプー・コンディショナー:
・匂いがきつかったので無臭のものにした
・ご褒美で高いシャンプーに変えた
・癒される香りのものにして入浴時間をリラックスできるようにした
・赤ちゃんでも使えるものに変えた
浴槽内マット:
・滑らないように
ボディタオル・スポンジ:
・妊娠中のデリケートな肌のために柔らかいものに変えた
・動きづらくなったので背中を洗いやすい長いスポンジにした
シャワーヘッド:
・水圧だけでもかなり汚れが落ちるから
・水圧を強くしてできるだけ早く髪を洗いたかったので
可能なら家族をどんどん頼ろう!
2人目妊娠中で上のお子さんもまだ小さい・・・となると、気持ち悪い・転倒が不安といった悩みに加えさらに大きな悩みが付いて回ります。 1歳2歳の子どもはママが妊娠していようが体調が悪かろうが、普段と変わらないお世話をしなければなりません。
アンケートではご自身で入れるというかたが(上のお子さんがいるご家庭の中では)トップでしたが、10%差でご主人が主に入れる、というご家庭も。
頼れる人がいるのであれば、どんどん頼るべきです。 なかなか腰の重いプレパパさんには自治体が主催しているようなパパママ教室などにも連れて行って、妊婦さんの大変さを理解してもらうようにしましょう!
何かと不安の多いマタニティ・ライフ。
ちょっと外へ行くのにも、途中で気分が悪くならないか、息切れしたりしないか、また陣痛が来てしまわないか・・・
などなど様々な不安が付きまといます。 そんなストレスの多い中、お風呂の時間は少しでもリラックスして頂きたいもの。 しかしそのお風呂に入る際にも不安はやはりつきものですよね。
本文では、そんな皆さんから頂いた疑問に対しての回答も掲載していますので、是非合わせてご覧頂けたらと思います。
本文はこちらから
https://www.bathlier.com/expand/o-recipe/survey/ninshin_ohuro.html
アンケートは引き続き行っています。
https://www.bathlier.com/expand/o-recipe/survey/ninshin_ohuro.html#05
【調査概要】
調査期間:2022年1月~2022年12月
調査主体:バスリエ株式会社
調査手法:インターネット
調査エリア:全国
調査対象:妊娠経験のある女性200名
有効回答数:200名
- 会社概要
■会社名 :バスリエ株式会社
■代表者 :代表取締役 松永 武
■設 立 :2008年8月1日
■所在地 :〒270-1176 千葉県我孫子市柴崎台11-7-20 BATHLIER
■TEL :04-7183-3252
■URL :https://www.bathlier.co.jp
■Email: info@bathlier.co.jp
■事業内容:浴用品の企画・製造・販売
■担当:虻川・金坂