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弁護士にとって「取締役の責任」の認定は、裁判所の明確な判断基準を把握したうえで、責任の有無について立証を行うため、大変難しいことです。
裁判所の判断基準を把握するには、膨大な数の判例を読み解き、一定の法理を見出す必要があります。
その一方で、非常に時間がかかる作業であり、迅速な訴訟対応に支障がでる場合もございます。
本書は、現役の裁判官が裁判実務での判断を体系的に分類・整理した1冊です。
「裁判所が、裁判実務において「取締役の責任」をどう考えどう判断しているか」という弁護士が最も知りたいポイントを押さえることができます。
煩雑で手間のかかる判例の読み解きをサポートし、迅速な訴訟対応が可能となります!
【本商品の特長】
- 訴訟・交渉において、的確に取締役の責任追及・防御を行うための唯一の書!
- 現役裁判官が裁判実務での判断を解説。弁護士が知りたいポイントを詳説した必携書!
- 取締役の責任をめぐる判例・学説を体系的・網羅的に集約!
【目次】
第1章 序 説
1 本書の意義(取締役の責任検討の必要性)
2 株式会社とは
3 株式会社の機関設計
4 取締役とは
5 代表取締役とは
6 取締役の責任と商業登記制度の関係
7 株式会社と取締役の多様性
8 取締役の責任追及の必要性
9 取締役の責任追及訴訟の態様
10 取締役の責任追及に当たって検討すべき事項
第2章 取締役の第三者に対する責任
第1 429条1項に基づく取締役の責任
第2 429条2項に基づく取締役の責任
第3 不法行為等に基づく取締役の責任
第4 第三者が取締役に対して責任追及するための訴訟手続
第3章 取締役の会社に対する責任
第1 423条1項に基づく取締役の責任(本則)
第2 423条1項に基づく取締役の責任(356条1項に関する責任の特則)
第3 その他の規定に基づく取締役の責任
第4 会社自身が取締役に対して責任追及するための訴訟手続
第5 会社に代わって株主が取締役に対して責任追及するための訴訟手続(株主代表訴訟)
第4章 会社の第三者に対する責任
第1 350条に基づく代表者の不法行為についての会社の責任
第2 民法715条1項に基づく代表権のない取締役の不法行為についての会社の責任
第3 民法709条に基づく会社固有の不法行為責任
第4 第三者が会社に対して責任追及するための訴訟手続
【商品概要】
『判例法理から読み解く裁判実務 取締役の責任』
著者:【監修】滝澤孝臣 【著】野上誠一
定価:6,160円(本体5,600円+税10%)
ページ数:598頁
版型:A5判
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発売元:第一法規株式会社
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