自社3機目の小型SAR衛星であり、初の商用実証機である「StriX-1(ストリクス・ワン)」の画像取得に成功

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衛星データ解析によるソリューション提供および小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行)は、今年9月に打ち上げた自社3機目の小型SAR衛星であり、初の商用実証機である「StriX-1」の画像取得に成功したことをお知らせします。

「StriX-1」は、2022年9月16日にニュージーランドのマヒア半島にある発射場からRocket Lab社のElectronロケットにより打ち上げられ、予定通りの軌道(太陽同期軌道、高度561km)へ投入されました。その後、順調に運用を行い、イタリアのベネチアとその潟の撮像にも成功しました。
 

  • SAR画像

観測日時:2022年12月12日 19時30分頃(協定世界時)
観測場所:イタリア・ベネチア
観測モード:ストリップマップモード
 

1) 本画像は圧縮・縮小された画像を使用しています。より解像度の高い画像はこちらをご確認ください。
  https://synspective.com/jp/press-release/2022/strix-1-image/
2) 実際の納品時の画像はさらに高解像度となります。お気軽にお問い合わせください。
  https://synspective.com/contact/
 

  • 株式会社 Synspective 代表取締役CEO 新井元行のコメント

「StriX-1」によるデータ取得の成功にあたり、まずはSyspectiveメンバーおよびご参画頂いた皆様に心から感謝申し上げます。技術実証機「StriX-α」と「StriX-β」に引き続き、当社初の商用実証機である「StriX-1」が無事に軌道投入からデータ取得に成功したことで、当社はコンステレーション(衛星群)構築はもちろん、事業拡大に向けて大きく前進します。

2023年は国内外で多くのパートナーシップを締結し、さまざまな領域での衛星データのニーズの高まりを実感した一年となりました。この度の画像取得成功を追い風に、今後も、社会や顧客の課題やニーズに則したSAR衛星データの提供はもちろん、インフラ開発や災害対策など多方面で衛星データを使ったソリューションの充実に尽力することをお約束します。
 

  • 株式会社 Synspective 取締役 / 衛星システム開発部 ゼネラルマネージャー 小畑俊裕のコメント

9月16日の打上げ・軌道投入成功から約3ヶ月、安定的な運用と画像取得というハードワークを成功させて開発や製造、運用メンバーと協力会社の皆様に感謝を申し上げます。

事業拡大をミッションとする商用実証機の画像取得成功を受け、後続の衛星はさらに高品質なデータを安定的に供給することが求められるとともに、コンテレーション構築に向けた多数機生産への体制・プロセスの構築に一段と注力しなければなりません。今後も多くの社内メンバーや協力会社の皆様と協力しながら、さまざまな課題に取り組み、着実に前進してまいりますので、引き続きのご支援をお願いいたします。
 

  • 「StriX-1」プロダクトガイドはこちら

https://synspective.com/jp/document/2022/strix-sardata-product-guide-4/
 

  • 株式会社Synspectiveについて

Synspective(シンスペクティブ)は、新たなデータとテクノロジーにより、人の可能性を拡げ着実に進歩する「学習する世界」の実現をミッションに掲げ、衛星による観測データを活用したワンストップソリューション事業を行う会社です。

独自の小型SAR衛星により高頻度観測を可能にするコンステレーション(衛星群)を構築し、衛星から得られるデータの販売および、多様な衛星、IoTデータなどを機械学習やデータサイエンスを用い組み合わせ、政府・企業向けのソリューションを提供しています。

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