感染症診断用AI医療機器の開発やサービス提供を行うアイリスへの出資について

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戸田建設(株)(本社:東京都中央区、社長:大谷 清介)は、感染症診断用AI医療機器の開発やサービス提供を行っているアイリス(株)(所在地:東京都千代田区、代表取締役:沖山 翔)への出資を実施しました。
1.   アイリスについて
 アイリス(株)は、「みんなで共創できる、ひらかれた医療をつくる。」をミッションに掲げ、深層学習(人工知能)の技術を活用し、医師のもつ匠の技をデジタル化するAI医療機器を開発しています。アイリス(株)は、現役医師でもある創業者沖山翔氏(東京大学医学部卒、アイリス代表取締役)をはじめ5名の医師を含む8名の医療従事者、厚生労働省・経済産業省出身者、AI医療領域に特化したデータサイエンティスト、大手医療機器メーカー出身者など多数のプロフェッショナルを揃えています。これにより、同社は医療現場、技術(ハードウェア・ソフトウェア・AI)、法規制を深く理解したうえでAI医療機器をスピーディに開発できる体制となっています。

2.   出資の背景と目的
 当社は、戸田建設グループ「中期経営計画 2024 ローリングプラン」を策定し、その基本戦略の一つに、顧客の体験価値(顧客エクスペリエンス)の向上を掲げています。建設物のオーナー様や使用者様の「体験」を通じた顧客価値創出を目指しており、その実現に必要な協業を進めています。
 アイリス(株)の開発する感染症診断支援用医療機器「nodoca®(販売名nodoca(ノドカ))」は、咽頭画像と、体温や問診情報等をAIが解析することで、インフルエンザに特徴的な所見や症状等を検出する新しい検査機器です。従来の方法と比較して痛みが少なく判定結果も判定開始から数秒〜数十秒でわかるため、患者様への負担が小さくなるとともに、医師をはじめとする病院職員の業務効率化にもつながることが期待されます。また、同社はインフルエンザ以外の疾病への適用拡大も視野に入れており、将来的には病院の感染症外来のあり方の変革につながる可能性もあります。こうした期待感をもって、当社のお客様である医療機関の経営者にとっての新たな価値の創出につながると考え、今回の出資を行いました。

3.   スタートアップへの出資について
 今後も有望なスタートアップ・ベンチャー企業が持つ技術・サービスと、当社が持つ技術やノウハウ、顧客基盤を活用した価値共創活動に取り組んでまいります。
 

 

 

アイリス(株) の概要
名 称:アイリス株式会社
所在地:東京都千代田区有楽町一丁目有楽町ビル11 階
代表者:代表取締役 沖山 翔
設 立:2017年11月
Webサイト:https://aillis.jp/
nodoca製品サイト:https://nodoca.aillis.jp/

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