年賀状、習慣は根強いがインターネットへのシフト続く

この記事は約6分で読めます。

 

  • 2023年用の年賀はがき発行枚数は前年比10%減

日本郵便による2023年の年賀状の受付が12月15日から始まりました。

日本郵便が発表した2023年用の年賀はがきの発行予定枚数は16億4000万枚。前年実績に比べると10%少なく、インターネットの普及などを背景にした減少傾向は続いています。

グラフのようにピークだった2004年用の44億5936万枚に比べると、3分の1に近い36.7%です。それだけインターネットの影響は大きいということですね。

ナビットでは2023年(卯年)のお正月を前に、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「年賀状について」アンケートを実施しました。

《調査概要》
調査期間:2022年12月
サンプル数:男女1000人
調査方法:インターネット調査
 

  • 6割近くが「送る予定」と回答

【調査】
質問:来年(2023年)、年賀状を送りますか?(回答数:1000)

2022年1月に実施したアンケートでは65%が「送った」と回答していました。今回のアンケートは予定なので単純な比較はできませんが、年賀状を送らない人が増えている傾向は確かなようです。
 

  • 送る相手は「友人・知人」宛が3分の1強

【調査】
質問:来年(2023年)、誰宛に年賀状を送る予定ですか?(回答数:1000)

年賀状を送る相手は「友人・知人」がトップで、34.1%。2番目に多いのが「親類関係」で、13.9%。
回答者は主婦が中心なので、「取引先」「会社等の同僚」・「会社等の上司」などは少ないようです。
 

  • 送る枚数は「50枚以下」が合わせてほぼ半数

【調査】
質問:来年(2023年)、年賀状を何枚送る予定ですか?(回答数:1000)

年賀状を送る枚数は上位3つの「11~30枚」(21.6%)、「1~10枚」(18.9%)、「31~50枚」(10.2%)を合わせると、50枚以下がほぼ半数を占めています。
 

  • 作成する方法は「パソコン」が4割以上

【調査】
質問:年賀状をどのような方法で作成しますか?(複数選択可、回答数:1097)

年賀状を作成する方法は「パソコン」が圧倒的に多くて、43.9%
しかし、「手書き」にこだわる人も14.8%います。
 

  • 送る理由は「挨拶、習慣」などが約3割

【調査】
質問:年賀状を送る理由は何ですか? (フリー回答、回答数:1000)

フリー回答なので大雑把な分類ですが、「挨拶、習慣、惰性」などが30.9%。この中には「送ってくるから」といった回答も含めています。
次いで「普段会わない親族・友人、生存確認、近況報告」などが合わせて26.8%ありますが、トップの「挨拶」などとの厳密な線引きは難しいですね。

フリー回答の一部を原文のまま紹介しましょう。

なんとなく、続けているが、今回限りにしようと思っている」

「SNSで繋がっていない人への一年に一度のあいさつ」

「こどもの成長を知ってもらうため」

「なかなか会えない遠くの友達に近況を知らせるために年に一度は送りたいと思っています」

「普段連絡を取っていない人と、無事を確かめあうような気持ちでやり取りしている」

フリー回答の中には、実際は年賀状をやめたいけど、やめられない人やSNSでつながっていない人への挨拶、近況報告、生存確認などがみられました。
 

  • 年賀はがきの発案者は民間人

お年玉付き年賀はがきは1949年(昭和24年)に1950年用が発売されましたが、このアイデアは京都で洋品雑貨の会社を経営する林正治さんによるものでした。

戦争で消息不明の人がわかる」「くじを付ければ売り上げが増え、社会福祉にも役立つ」という郵政大臣への提案が実現したものです。

 

1回目の特等景品はミシンでした。発行する時代の世相を映して様々な商品が登場しましたが、2023年用の景品は下記の通りです。末等の切手シートは初回から現在まで変わりなく続いています。

 

 

  • 年賀はがきなどの交換手数料、一部値上げ

年賀はがきは多めに購入しがちですから、どうしても余ってしまいますね。今回のアンケートの回答者は主婦が中心ですから該当者は少ないでしょうが、使わずに余ったり書き損じた年賀はがきの交換手数料が、2023年4月1日から値上げされます。

値上げされるのは、1回当たりの交換請求枚数が100枚以上の場合。通常はがきは1枚当たり現行の5円ですが、年賀はがきでは倍の10円になります。

 

  • 1000人アンケート

今回の記事で引用したアンケート結果をはじめ、ナビットでは、1000人規模のアンケートを、お手軽にご依頼・ご購入いただけます。

 

 

  • 1000人アンケートとは

「1000人アンケート」とは、ナビットが運営する「Sohos-Style」へ登録している全国約63,400人の調査モニターを対象に、性別、年齢、居住地、属性など実態の明らかなモニターを絞り込んでアンケートを実施出来るサービスです。

調査モニターの中心は、30~50代の女性です。

消費者である主婦をはじめ「実態」のある「生の声」としてアンケートの回答を得る事が出来るので、一般的なアンケート調査を行う多くのアプリ系モニターとは違い「定量的」な数値情報だけでなく「定性的」な「質」に関する情報を集める事が出来ます。
 

  • お気軽にご利用下さい!

ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!
★「1000人アンケート」詳細はこちら★
https://www.navit-j.com/media/?p=62470

★「1000人アンケート」お申し込みはこちら★
https://www.navit-j.com/inquiry/soho_enquete_entry.html

【会社概要】
■会社名 株式会社ナビット
■代表者 代表取締役 福井泰代
■設 立 2001年1月
■所在地 東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア8F
■TEL 03-5215-5713
■FAX 03-5215-5702
■URL https://www.navit-j.com/
■E-Mail webmaster@navit-j.com

【本リリースの引用・転載時のお願い】
・事前に株式会社ナビット 広報担当まで連絡頂けますようお願い申し上げます。
・クレジットと出典元のリンクを明記していただきますようお願い申し上げます。

<例>「株式会社ナビット(データ活用なう)が実施した調査結果によると……」
<リンク先>https://www.navit-j.com/media/?p=81188

タイトルとURLをコピーしました