GLPグループの Monoful Venture Partners 1号ファンドを約130億円でファーストクローズ

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物流不動産市場におけるリーディング・カンパニーであるGLPのグループ企業Monoful Venture Partners(以下、MVP)は、ミドル・レイターステージを中心にスタートアップ企業への出資・事業支援を行うMonoful Venture Partners 1号ファンド(以下「当ファンド」)を組成し、第一次募集(ファーストクローズ)をファンド総額129億円で完了しましたので、お知らせいたします。引き続き、150億円超のファンド規模を目指して投資家の募集をして参ります。

当ファンドは、物流、不動産及び関連領域におけるミドル・レイターステージを中心としたスタートアップ企業への投資と事業支援を行うベンチャーキャピタルです。市場規模20兆円にも及ぶ物流業界は、EC市場の急速な発展の裏で、就労人口不足の問題や、紙媒体や電話・FAXなどのアナログで非効率な情報伝達手段に対して、デジタル化による生産性向上が強く期待されている分野の一つです。したがって、関連分野のテクノロジースタートアップ環境(エコシステム)も今後急速な拡大が予想されています。

GLPはそのグループ企業を通じ、物流分野、ロボティクスやAI/人工知能などディープテック、FinTech、ECなど、幅広い分野を対象に2018年より日本国内でのスタートアップ投資活動を行っていく中、物流の最適化を進める上で、新しいテクノロジーやソリューションの活用が求められてきていること、そして、その主たる源泉ともいえるスタートアップ企業と物流に携わる企業様との連携の取り組みをご支援し、より実効性の高い経済圏を構築していくことが、物流イノベーションの推進に貢献できることだと考えています。

この度、MVPは、その動きのより一層のスケールアップを目指し、物流分野と密接な関係にある分野で事業領域の拡大や企業の価値向上を図る投資家様を中心に出資を募り、ファンド組成のファーストクローズを完了し、2022年12月より当ファンドの運用を開始しました。

GLPグループが持つ強固な物流不動産事業の基盤を活用し、経験豊富なベンチャーキャピタルファンド専任チームがこうしたスタートアップ企業への投資と事業支援を行うことで、ファンドのパフォーマンス最大化を目指すと共に、20兆円規模の物流業界全体のデジタル化や生産性向上に貢献します。

ファーストクローズでは、SMBC日興証券株式会社、京王電鉄株式会社、三井住友信託銀行株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社Sun Asterisk、その他事業会社様からのご出資に加え、GLPグループも投資家として参画しています。今後、新たな参画投資家の募集によって、当ファンドの規模拡大を目指します。

なお、当ファンドの投資先のステージ・領域については、主にミドル・レイターステージを中心としたスタートアップ企業へ出資を行う予定です。主な投資領域は、物流・不動産領域そのものにとどまらず、ロボティクスやAI/人工知能といったディープテック、FinTech、ECなど、幅広い関連領域のスタートアップ企業への出資を予定しております。

■株式会社モノフル 代表取締役社長 藤岡 洋介によるコメント

このたび、当ファンドの理念にご賛同頂ける素晴らしい投資家の皆様のご参画を心より感謝申し上げます。皆様のご支援を受けて、GLPグループとしてMonoful Venture Partnersが1号ファンドのファーストクローズを迎えることができました。当ファンドでの活動を通じ、物流という社会インフラに関わる立場として業界の発展に貢献できるように邁進致します。

■出資各社様からのコメント

SMBC日興証券株式会社 グローバル・インベストメント・バンキング統括 副社長執行役員 坂本 英樹 様

Monoful Venture Partnersの掲げる「物流エコシステム」という構想は物流業界の構造的課題を解決し、より良い社会の実現に繋がるものであると考えております。当社は、Monofulの皆さまが思い描く未来に強く共感し、いっしょに、未来を創るパートナーとして今回のチャレンジを応援いたします。

京王電鉄株式会社 経営統括本部 部長 長期戦略チーム 齋藤 充 様
当社は現在、オープンイノベーション実現のためのスタートアップ企業との共創を推進しております。本ファンドの投資領域は不動産事業や流通事業を展開する当社とのシナジーも高く、本ファンドの出資先スタートアップ企業との連携により、イノベーションが生まれることを期待します。

株式会社Sun Asterisk 代表取締役 小林 泰平 様
GLPおよびmonoful社とは、開発の面から2018年より伴走させていただいております。物流・不動産領域はデジタル化による生産性向上が強く期待されている分野の一つです。その課題を解決するためにSun*の持つビジネス・テック・クリエイティブの面から事業創造支援ができればと思い、LP出資を決めました。
GLPおよびmonofulの皆さんとこれまで以上に一体となり、チャレンジさせていただくことを楽しみにしています。

凸版印刷株式会社 執行役員 DXデザイン事業部長 柴谷 浩毅 様
凸版印刷はこれまで、サプライチェーン全体のデジタル化を推進し、2万社を超える多様な企業との取引実績を強みに、DXソリューションを開発・運用するビジネスを展開してまいりました。
Monoful Venture Partnersは、ソリューション開発・企業連携・スタートアップ投資により、物流に携わるすべての企業がDXや企業連携の恩恵を受けられる物流共栄経済圏『物流エコシステム』の構築を目指しています。
凸版印刷はこの想いに強く共感し、物流エコシステムの共創に資するサービスの開発を通じて、広くお客様に満足頂ける物流DXサービスを提供してまいります。

■当ファンドの概要
ファンド総称: Monoful Venture Partners 1号ファンド(シンガポール法に基づき設立されたファンド及び日本の投資事業有限責任組合により構成)
ファーストクローズ時点のファンド総額:129億円
主な投資対象:物流、不動産、ロボティクスやAI/人工知能 (いわゆるディープテック)、FinTech、ECなどの物流及びその関連インフラ領域を含む国内ミドル・レイターステージを中心としたスタートアップ企業
URL:http://monofulventurepartners.com
お問い合わせ:http://monofulventurepartners.com/contact

※本プレスリリースは、GLPグループによる投資助言・運用業務の提供の勧誘を目的とするものではなく、言及されるファンド等についての広告や勧誘とみなされるものではありません。

 
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