事業会社においてサステナブル経営への取り組みが進む中、気候変動をはじめとする様々なリスクへの対応および開示、評価については、手法の整備がある程度進んできていると見られます。
ただし、TCFD提言にもあるように、事業会社は気候変動のリスクとともに機会の影響を受けることになります。投資家がリスクだけでなく機会も評価していくことは、サステナブルな企業価値向上を促していく上で、重要なファクターとなります。そのためには、財務情報だけでなく非財務情報を分析、活用していくことが欠かせません。
アスタミューゼ株式会社では、世界最大級の無形資産可視化データベースとPh.Dアナリストの知見に基づき、これまで事業会社を中心にイノベーション支援/サステナビリティ支援を多数手掛けてきました。非財務情報に注目し、新事業/新技術/新製品等の膨大なデータから、情報・ヒト・カネの流れを分析することで精度の高い未来推計を実施。それを企業のマテリアリティや無形資産を含む保有資産と照らし合わせ、中長期の経営戦略の策定や新規事業開発などにつなげています。
事業会社向けサービスで蓄積してきたノウハウを、資金提供者の立場にある金融機関の方々に活かしていただくことで、TCFD提言における要求項目の一つ「戦略」における精度の高い評価につながると考えております。このサービスを通じて、非財務情報活用がさらに広がり、社会全体の企業価値向上に貢献できればと考えております。
【脱炭素戦略・評価支援サービスのラインナップ】
●融資先候補リストの提供
トランジション技術や脱炭素技術に関し、関連するプレイヤーの整理、技術競争力評価を加えたプレイヤーリストの提供をします。気候変動の緩和や適応に資する新たな技術やビジネスモデルに注目した融資活動をサポートします。
●融資先評価に資するデータの提供
融資検討中/融資実行済みの企業に対し、低炭素・脱炭素領域におけるポテンシャル評価をするためのデータを提供します。対象企業が開示する炭素排出量(リスク)に加え、炭素削減貢献量(機会)を企業の技術競争力から推計し、短期~中長期の企業の機会・リスクの評価をします。
●ディスクロージャー支援
実施した脱炭素領域に関する企業価値評価について、開示に使用するデータ作成からコメント執筆を含めたディスクロージャー資料の作成まで、ニーズに合わせてご対応いたします。
【アスタミューゼについて https://www.astamuse.co.jp/】
世界193ヵ国、39言語、7億件を超える世界最大級の無形資産可視化データベースを構築し、独自に定義した136の”成長領域”とSDGsに対応した人類が解決すべき105の“社会課題”に分類・分析。領域・企業・人の観点から高解像度な予測を機械的に導出するアルゴリズムを開発し、事業会社、金融機関/投資家、公的機関に向け、データを活用したコンサルティング、オルタナティブデータやスコアリングの販売、企業価値評価など、幅広い顧客に対しデータによる技術分析や未来予測、無形資産の定量的な可視化を活用したサービスを提供している。
【本件に対する問い合わせ】
アスタミューゼ株式会社 広報担当 E-Mail: press@astamuse.co.jp