【骨を健康に】骨粗しょう症にならないためにすべきこと

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千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、「骨粗しょう症」についてのイラストレーションを、本日一般公開しました。骨量は加齢によって減少していきますが、特に骨密度が低下する「骨粗しょう症」になると骨折をしやすくなるなど日常生活に影響を及ぼします。救急集中治療医の見地から、原因と症状、そして予防についてを、親しみやすいマンガで解説します。誰でも年齢とともに骨は弱くなります。若年時からの予防をして強い骨を維持しましょう。本資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用していただくことが可能です。

「骨粗しょう症」は、骨がもろくなる病気です。転倒などから骨折をしやすくなり、特に高齢者では「寝たきり」となる傾向がありますから注意が必要です。この病気の発症は、主に女性ホルモンの一つであるエストロゲンが加齢によって減少することと生活習慣の乱れによるものです。

骨は、常に新陳代謝が繰り返されています。骨を溶かしてカルシウムを体内に吸収させる破骨細胞と、新しい骨を形成する骨芽細胞の両者間でバランスを保ちながら「骨代謝」が行われ、骨量と強度を維持しています。そして吸収されたカルシウムは、心臓や血管の動きに不可欠な栄養として活用されています。骨はカルシウムの貯蔵庫でもあるのです。

「骨代謝」は、エストロゲンによって破骨細胞と骨芽細胞の働きのバランスを保ち、安定したものにしています。女性は閉経とともに分泌量が急激に減少をしてしまい、このバランスが崩れて骨密度が低下し「骨粗しょう症」になりやすくなってしまいます。これは加齢に伴うことで、若年層でも将来に起こりうるものです。

また、食事から十分なカルシウムが摂取できない場合でも「骨代謝」のバランスが崩れます。偏食からカルシウムが不足した状態では、生命に関わる心臓や血管の活動を維持するために、破骨細胞が活発となって、骨からより多くのカルシウムが吸収されてしまいます。カルシウムを摂取する食事、適度な運動は骨を強くし、日光を浴びることによって骨の形成に必要なビタミンDの生成がなされます。生活に骨を強くする習慣を取り入れましょう。高齢者は、無理のない運動を心がけること、また「骨粗しょう症」と診断された場合には、医師の指示にしたがって治療をしましょう。

◆テーマ
「骨折に気をつけて! 骨粗しょう症とは?」

◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
https://twitter.com/Nakada119

◆印刷用資料ダウンロードリンク
https://smart119.biz/manga/000539.html

◆骨粗しょう症とは

  • 骨の密度が減少し、骨内部が空洞のような状態となって骨折しやすくなる病気
  • 加齢に伴うことから多くの人が発症する可能性がある

◆原因

  • 閉経(女性の場合)
  • 加齢
  • 生活習慣の乱れ

◆症状

  • 背中や腰が曲がってくる
  • 身長が縮む
  • 少しの動きや衝撃で骨折しやすい
  • 背中や腰の痛み

◆予防ポイント

  • 転ばないように注意する
  • カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなど骨の形成に必要な栄養摂取
  • 禁煙し、アルコールは控えめにする
  • 運動、日光浴をする

◆年代別予防ポイント
<若年>

  • 無理なダイエットをやめる

<中高年>

  • 喫煙、過剰な飲酒に注意する
  • 骨量が減りやすい疾患を持つ場合は検査を受診する

<高齢者>

  • 転倒に気をつける
  • 無理のない運動をする
  • 骨粗しょう症と診断された場合は、骨折の予防を心がける

◆参考資料
・公益社団法人 日本整形外科学会
https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/osteoporosis.html

・骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン 2015年度版
http://www.josteo.com/ja/guideline/doc/15_1.pdf

◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ
https://smart119.biz/manga/
※画像など当コンテンツを報道にて引用いただく場合は、「(株)Smart119 提供」と記載ください。また、その際はpress@smart119.bizまでご一報いただけますと幸いです。

<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
 

【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容: 
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「respon:sum」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)

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