「3.11メモリアルネットワーク基金」は民間寄付金を財源年、2020年度助成以来、東北の団体が実施する唯一の民間伝承を支える基金として継続しています。あの震災から12年目を迎え、コロナ禍からの来訪回復も期待される中、岩手、宮城、福島を中心とした伝承活動を募集します。
公益社団法人3.11メモリアルネットワーク(所在地:宮城県石巻市、代表理事:武田真一)は、「3.11メモリアルネットワーク基金 (2023年度助成)」(総額上限1,000万円)を12月27日まで公募しています。
3.11メモリアルネットワーク基金は、東日本大震災の経験を根底に据え、教訓の伝承に関わる主体をネットワークでつなぎ、災害で命が失われない社会の実現、被災者や被災地域の苦難を軽減し、再生に向かうことのできる社会の実現を目的として、震災伝承活動を支える民間助成基金です。
2011年の発災直後から被災各地で始まった「語り部」や防災減災活動に対しては、これまで復興事業により直接支援される制度がなく、教訓を次世代へ継承するための市民の主体的な取り組みと、その支えが望まれています。
2020年度の助成開始より申請数が増加しており、東北への来訪者回復に伴い、伝承ソフト面の向上が期待されます。
◆ 公募事業の概略
震災伝承、防災・減災活動の連携調整、企画・評価、人材の育成に資する事業に助成します。
◆ 採択団体への助成額:
助成金額:総額約1,000万円
Aコース:上限150万円 (4団体程度採択予定)
Bコース:上限50万円 (8団体程度採択予定)
◆ 助成期間(団体の事業実施期間):
2023年4月1日~2024年3月31日(実施が1年以内の事業も可能)
◆ 対象となる活動地域・団体:
以下の(1)~(3)の要件すべてを満たす団体
(1) 東日本大震災で被災した地域において、震災伝承、防災・減災、地域づくり活動に取り組む団体
(2) 3.11メモリアルネットワークメンバーなど他団体との連携を有し、活動の相乗効果が見込める団体
(3) 意思決定機関及び活動報告に必要な経理を遂行できる機関を有する団体(任意団体を含む)
公募要項等の詳細につきましては、WEBサイトをご覧ください。
https://311mn.org/311fund2023
<3.11メモリアルネットワークとは>
3.11メモリアルネットワークは、「命をつなぐ 未来を拓く」のテーマを掲げ、岩手・宮城・福島の3県を中心に東日本大震災の教訓を伝える活動を展開しています。
https://311memorial-network.com/about/