デヴィッド・ラングは『note to a friend』を手掛けるにあたり、芥川龍之介の『或旧友へ送る手記』『点鬼簿』をベースにしています。「芥川龍之介の作品は、映画『羅生門』を通して知り、10代の頃に読んでいた」というデヴィッドは、「日本との懸け橋という意味でも、これはぴったりかもしれないと思った」と言います。
一方、ジブリ音楽で絶大な人気を誇る久石譲ですが、実はアメリカにルーツのある現代音楽の担い手としても知られています。
デヴィッド・ラングは、かねてより親交の深い久石譲と何を語るのか——?どうぞご期待ください。
- デヴィッド・ラングが語る現代音楽
2023年2月3日 (金) 19:00開演 (18:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール (JR上野駅公園口前)
【開催詳細】
https://www.t-bunka.jp/stage/17026/
※日本語通訳付
【チケット】東京文化会館チケットサービス他で販売中
指定1,650円 25歳以下1,100円
※25歳以下席は、東京文化会館チケットサービスのみ取扱い(要証明書)。
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※やむを得ない事情により、内容が変更になる場合がございますので予めご了承ください。
【申込み受付】
https://www.t-bunka.jp/stage/17026/
主催:東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 東京文化会館
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
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- デヴィッド・ラング プロフィール
デイヴィッド・ラング(ニューヨーク在住)は、西洋楽器のソロ曲や室内楽はもとより、実験性の濃い新作オペラや声楽曲の作曲家としても非常に高い人気と評価を誇っている。
2007年にカーネギー・ホールで初演されたラングの声楽曲『the little match girl passion』は現代音楽の賞でもっとも権威ある「ピューリツァー音楽賞」を受賞。受賞に際し、The New Yorker 誌は、“いまやアメリカ人作曲家の巨匠としての地位を確固たるものとした”とラングを評した。同作品は2010年にBest Small Ensemble Performance の部門でもグラミー賞を受賞。またパオロ・ソレンティーノ監督の映画『Youth』のために作曲した『simple song #3』は、2016 年にアカデミー賞、ゴールデングローブ賞をはじめとする多くの賞を受賞している。
ラングは、他のポスト・ミニマリスト作曲家と同様にミニマリストの手法の確立に貢献したが、それにとどまらず、ロックやバッハなどといった全く異なる様々な要素を作曲に用いて現代音楽の可能性を拡大している。ラングの作曲作品はすべてウェブサイト上にて公開されており、楽譜閲覧・視聴可能。
https://davidlangmusic.com
- ▼オペラ『note to a friend』に寄せたデヴィッド・ラングのインタビューはこちら
https://www.t-bunka.jp/onmyaku/pdf/onmyaku_vol88.pdf#page=2
芥川龍之介による原作や「死」と「祈り」などについて語っています。
- ▼『note to a friend』
ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)との国際共同委嘱による新作オペラ
2023年2月4日 (土)・5日 (日) 15:00開演 (14:30開場)
会場:東京文化会館 小ホール
アメリカで注目を浴びる作曲家デヴィッド・ラングと演出家笈田ヨシが初タッグを組み、
芥川龍之介の『或旧友へ送る手記』『点鬼簿』がベースとなった新作オペラを日本初演します。
【開催詳細】
https://www.t-bunka.jp/stage/16395/
作曲・台本:デヴィッド・ラング
演出:笈田ヨシ
出演
ヴォーカル:セオ・ブレックマン
アクター(黙役):サイラス・モシュレフィ
ヴァイオリン:成田達輝 *第5回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞
関 朋岳 *第16回弦楽部門第1位
ヴィオラ:田原綾子 *第11回弦楽部門第1位及び聴衆賞
チェロ:上村文乃 *第5回弦楽部門第2位
▼久石譲からのメッセージ
デヴィッドが新しいオペラを書いた。日本の芥川龍之介を題材にして日本で上演する。常に前衛であり続ける彼を僕は心から尊敬している。実は前に新しいオペラの構想を彼から聞いていた。それがどう実現するか、早く観たい!
▼詳細、お申込等はこちらから
https://www.t-bunka.jp/stage/16395/