【厨子屋開廊20周年記念企画】第3回「アルテマイスターの厨子」展 12月10日(土)より銀座にて開催

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福島県会津若松市に本社を置き、仏壇・仏具・位牌の製造・販売を手掛けるアルテマイスター 株式会社保志(代表取締役社長:保志康徳)が運営する「ギャラリー厨子屋」(中央区銀座一丁目)は、この秋開廊20周年を迎え、3回にわたり記念企画展を開催しております。第3回「アルテマイスターの厨子」展では、様々なクリエイターの表現や神社仏閣の普遍的な造形美から学び、20年の歩みの中で生まれた厨子を中心に、仏具や仏様等をご覧いただけます。

「アルテマイスターの厨子」展 開催概要
■会期
2022年12月10日(土)〜25日(日)
■会場
ギャラリー厨子屋
[東京都中央区銀座1-4-4 ギンザ105ビルB1F]TEL:03-3538-5118
時間:11:00~19:00 ​最終日17 時閉場 火曜定休 入場無料
■WEBサイト
店舗サイト:http://www.zushiya.com/
特設サイト:http://www.zushiya.com/anniversary/

◇日本の美意識から学び生まれた《アルテマイスター》の厨子約30点を展示
2002年の開廊以来、現代の祈りのかたちをと、デザイナー・工芸家によって様々な祈りのかたちが創出されてきました。その多様な表現や、日本の美意識から学び、生まれたアルテマイスターの厨子約30点を展示いたします。
今企画展では、自然の恵みを生かすものづくりとして、希少な国産漆や木材を用いた記念モデルの厨子をはじめ、余材を用いた調度品もご紹介いたします。

 

  • 厨子屋開廊20周年記念モデル2種を限定発表

記念モデル1|安壽 洗朱 漆仕上げ

自社栽培の国産漆を使用した、ロングセラー商品の記念モデル
2001年にグッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会/商品デザイン部門)を受賞した厨子「安壽(あんじゅ)」。大黒様の乗る俵をモチーフにした脚のフォルムと艶やかな洗朱が特徴的な、長年愛されるロングセラー商品です。
今企画展では、開発から20年の時を経て、ギャラリー厨子屋の象徴的な存在でもある安壽を国産漆の洗朱で仕上げました。自社栽培の国産漆を天日で精製(なやし・くろめ)するところから始め、洗朱の色味を再現するため、3か月に渡って何度も配合を調整し、高度な技術を要する鏡面仕上げで記念モデルを創り上げました。
 

漆塗装開発に奮闘し、工芸の神髄に触れる2人の職人の物語は、こちらからご覧ください。

【PRTIMES STORY】
手間をかけ、素材と向き合う精神こそ”工芸”の神髄。記念モデルに込められた国産漆の塗装開発秘話。
https://prtimes.jp/story/detail/Mxz25kFeGax

記念モデル2|雲煙 欅玉杢漆仕上げ / シャム柿

雲煙 欅玉杢漆仕上げ 左から大・小雲煙 欅玉杢漆仕上げ 左から大・小

雲煙 シャム柿 左から大・小雲煙 シャム柿 左から大・小

玉杢の美しい欅材やシャム柿材など希少な材を用いたリバイバル厨子
ギャラリー厨子屋設立当初にデザインした伝統的な厨子を再構築し、記念モデルとしてリバイバルしました。当時のきらびやかな装飾を落ち着いたデザインに変えつつ、家族の繁栄を願う更紗模様や吉祥紋様、子孫繁栄を意味する木瓜型の屋根などオリジナルの意匠は継承しました。欅の木目として希少な玉杢材を漆で仕上げたタイプと、高級家具や楽器材として使われるシャム柿の2タイプをご用意しました。また、位牌や仏像などを置ける大サイズと、自分だけの祈りの空間としてコンパクトに使える小サイズの2種類をご用意しています。

 

  • これまでの発表してきた厨子の数々

アルテマイスターの工房で、仏壇づくりで技を磨く職人たちが手掛けた厨子が並びます。

虹壽(こうじゅ) いぶし銀(2003年)虹壽(こうじゅ) いぶし銀(2003年)

延壽(えんじゅ) ラピスブルー(2003年)延壽(えんじゅ) ラピスブルー(2003年)

宗壽(そうじゅ) 三方遠山桜 漆仕上げ(2006年)宗壽(そうじゅ) 三方遠山桜 漆仕上げ(2006年)

安憬(あんけい) L 洗朱(2019年)安憬(あんけい) L 洗朱(2019年)

経筒(きょうづつ)写し Ⅲ型(2019年)経筒(きょうづつ)写し Ⅲ型(2019年)

勝常(しょうじょう) 横型 黒褐色(2019年)勝常(しょうじょう) 横型 黒褐色(2019年)

U型 乳白(2019年)U型 乳白(2019年)

笈型(おいがた) 松(2020年)笈型(おいがた) 松(2020年)

◇ギャラリー厨子屋について
開廊当時から提唱する”大切なモノやコトを納める箱”としての厨子
仏壇は家系に属し、ご本尊やご先祖様のお位牌を納めるものであるのに対し、厨子は個人に属し、お守りや形見など自分の大切なものを納める箱として、開廊当時からご提案を続けてまいりました。

『厨子』とは大切なもの・ことを 納める箱のこと。
魂を委ねられるほどの霊性ある格別な箱のこと。

その歴史は、日本に仏教伝来後の7世紀(飛鳥時代)まで遡り、法隆寺に安置される『玉虫厨子(たまむしのずし)』に由来します。厨子は仏像・仏舎利・経典・位牌など”大切なものを納める箱”として広まりました。 ギャラリー厨子屋ではこれからも、現在の暮らしに適う「祈りのかたち」を求め運営してまいります。

 

  •   銀座で開廊20周年を迎える「ギャラリー厨子屋」が記念企画展を3回にわたり開催

◆開催概要◆
【開催終了】第1回 「インテリアデザイナー内田繁の厨子」展 10月15日(土)~10月30日(日)
【開催終了】第2回 「格別なる表現から生まれた祈りのかたち」展 11月12日(土)~11月27日(日)
【 開催 】第3回 「アルテマイスターの厨子」展 12月10日(土)~12月25日(日)

詳細に関しましては、こちらのリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000085131.html

【法人概要】
ギャラリー厨子屋の運営母体であるアルテマイスター 株式会社保志(本社:福島県会津若松市、代表取締役社長:保志康徳)は、1900年に創業の仏壇・仏具・位牌を主とした製品の製造・販売を手掛けているメーカーです。自社工場では原木の買付から始まり、木地加工や組み立てまで、200人を超える職人が日々ものづくりに励んでいます。「私たちがつくるものは、祈りの心を納めるもの」。それを心に留め、一つひとつ丹精に作り上げています。

法人名:株式会社 保志
所在地:〒965-0844 福島県会津若松市門田町一ノ堰村東40
代表取締役社長:保志 康徳
設 立:1948年
URL:https://alte-meister.co.jp/

 

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