岡山医療センターとパートナーシップ協定締結。途上国からの患者受け入れ、医師の海外派遣等、国際医療支援の体制強化へ

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国際医療NGOである特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:吉岡春菜)は、本日12月6日に独立行政法人国立病院機構 岡山医療センター(岡山県岡山市 院長:久保俊英)とパートナーシップ協定を締結しました。

(左)久保俊英院長(右)吉岡春菜(左)久保俊英院長(右)吉岡春菜

本協定は、アジアの発展途上国を中心に活動するジャパンハートと国内で高度医療に取り組む岡山医療センターが、相互の連携・協力を推進することにより、国内外の医療課題解決にともに取り組むことを目的としています。

岡山医療センターでは、ジャパンハートの国際現場の医療環境では手術が難しい患者の治療受入れをはじめ、現地国籍の医療従事者を招いた人材育成においてサポート。そして、国際医療現場や災害発生時の被災地においては、活動拠点へ病院所属の医師チームをボランティアとして派遣することで、ジャパンハートにとっては「人的支援」を受け、岡山医療センターにとっては「医療スタッフの経験値向上」へと繋がり、結果として「海外の患者や家族、国内外の被災者がより多く救われる」という形が実現します。

 

これまでの活動は、岡山医療センターの医師チームがカンボジア・ミャンマー・ラオスに派遣されたほか、今年9月にはカンボジアでの治療が困難な胚細胞腫瘍の8歳の男児患者を受け入れ、来日手術が実行されました(手術成功ののち10月帰国、11月カンボジアの拠点病院より退院)。さらに、現在は人材育成の一環において、現地スタッフであるカンボジア人医師の研修を同院にて実施中です。 

[上]来日治療の退院時[下]カンボジア人医師(中央)来日研修の様子[上]来日治療の退院時[下]カンボジア人医師(中央)来日研修の様子

これらの岡山医療センター側からの多大なサポートに伴い、今後は両者協力のもと連携をより強化するため今回の協定締結に至り、その調印式を12月6日同院にて開催しました。本協定における各代表のコメントは以下の通りです。

<岡山医療センター 院長 久保俊英氏>
岡山医療センターは、今までも小児外科疾患を中心にジャパンハートの活動に最大限の協力をしてまいりました。今回の協定締結を機に、小児外科疾患に限らず、小児内科、周産期、ひいては成人疾患に至るまで、あらゆる分野での国際医療貢献を推し進めてまいりたいと思います。また、国内における賛同施設が増えるよう側方支援もしていきたいと思います。

<ジャパンハート 理事長 吉岡春菜>
今まで岡山医療センターには、ジャパンハートの活動地で治療が難しい子どもたちの受け入れや、小児外科チームを派遣していただくなど継続的に多大な支援をいただいております。このたびの協定締結を通してさらに協力体制を強化し、より広い分野での支援活動を展開していきたいと思っております。

 

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