【業界初】放射冷却技術を用いた新素材 SPACECOOL®の防炎製品認定取得について

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SPACECOOL株式会社(代表取締役社長:宝珠山 卓志)(当社)とカンボウプラス株式会社(代表取締役社長:中村 信治)は放射冷却素材「SPACECOOL」(本素材)を用いたターポリンシート*1 2種において公益財団法人日本防炎協会認定の防炎製品認定*2を放射冷却素材として初めて*3取得しました(防炎製品認定番号:FR-04296, FR-03259)。

本素材は、直射日光下において、宇宙に熱を逃がすことで、エネルギーを用いずに外気温よりも温度低下する放射冷却*4素材です。本素材を開発した大阪ガスによる20年夏の実証実験においては、直射日光が当たった状態で、本素材の表面温度が外気温より最大約6℃*5低くなったことを確認しており、世界最高レベル*2の放射冷却性能を実現しています。

この度、本素材のターポリンシートが防炎製品認定を取得したことで、小型テント、オーニング、パラソル、積荷カバー、自動車・オートバイ等のボディカバーといった用途において、お客様により安心して材料をご利用いただけるようになりました。

当社では防炎製品認定をはじめ、お客様が安心して利用できる本素材の開発を進めてまいります。

製品外観(色:ホワイト⋆6)製品外観(色:ホワイト⋆6)

 

​​【防炎製品認定】

・防炎製品認定番号: FR-04296, FR-03259
・防炎製品の種類:木製等ブラインド(「布製」以外の様々な素材から成るブラインド)、テント類(軒出テント、装飾用テント、キャンプ用テント 等)、シート類(養生用シート、積荷カバー 等)、幕類(のぼり旗、横断幕のような広告幕 等)、非常持出袋、祭壇用白布、自動車・オートバイ等のボディカバー

*1:フィラメント織物にPVC樹脂フィルムを貼り合わせた商品で、テント・パラソル・オーニング・各種カバー類などの幅広い用途にご使用いただけます。
*2:消防法に基づく防炎規制の対象とならない製品で、火災による被害の軽減を目的に公益財団法人日本防炎協会が認定した製品。
*3:当社調べによる。
*4:熱せられた物体の熱が電磁波(光)として運ばれる現象のこと
*5:大阪市此花区の大阪ガスエネルギー技術研究所にて計測(計測時の周囲気温は約35℃)。放射冷却素材を施工した鋼板の裏面温度を測定。
*6:当面はホワイトのみの取り扱いとさせていただきます。

【防炎認定を受けた製品情報】
■ターポリン(軽量タイプ)
・品番SCM-050E-OFW(ホワイト)、SCM-050E-OFS(シルバー)*5
・防炎製品番号:FR-04296
・サイズ:120cm×50m(乱尺)
・コア:3インチコア(内径76mm)
・膜素材:ポリエステル 表面:PVC
・厚さ:0.56±0.05 mm
・重量:700g±50g
・引張強さ:タテ490N/3cm、ヨコ490N/3cm (実測値)
・伸度:タテ18%、ヨコ25% (実測値)
・スコット耐もみ試験:タテ 異常なし、ヨコ 異常なし(荷重9.8N×1000回)

■ターポリン(高強度タイプ)
・品番SCM-200E-OFW(ホワイト)、SCM-200E-OFS (シルバー)*5
・防炎製品番号:FR-03259
・サイズ:104cm×50m(乱尺)
・コア:3インチコア(内径76mm)
・膜素材:ポリエステル 表面:PVC
・厚さ:0.73±0.05 mm
・重量:880g±50g
・引張強さ:タテ2100 N/3cm、ヨコ2000 N/3cm (実測値)
・伸度:タテ19%、ヨコ25% (実測値)
・スコット耐もみ試験:タテ 異常なし、ヨコ 異常なし(荷重9.8N×1000回)

【会社情報】

会社名 SPACECOOL株式会社(英語名 SPACECOOL Inc.)
設立 2021年4月1日
本社所在地  東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー4F ARCH内
代表者 宝珠山卓志
事業内容 放射冷却素材「SPACECOOL」の製造・販売
省エネルギー関連の製品、環境改善のための製品の販売・コンサル
株主構成 大阪ガス株式会社 49%、WiL Ventures III, L.P. 29%、WiL Fund II, L.P. 22%
ホームページ https://www.spacecool.jp/
お問い合わせフォーム https://www.spacecool.jp/contact2/

 

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