アストラゼネカ、母子手帳アプリ『母子モ』を通じた早産児やRSウイルス感染症に関する情報提供を開始

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アストラゼネカ株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:堀井 貴史、以下、「アストラゼネカ」)は、母子モ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮本 大樹、以下「母子モ」)が運営する母子手帳アプリ『母子モ』を通じた、早産児やRSウイルス感染症に関する情報提供を11月11日より開始いたしました。
RSウイルスは、2歳までにほとんどの赤ちゃんが感染すると言われており(*1)、早産児や生まれつき肺や心臓等に疾患を抱える乳児では感染すると重症化しやすいとされています(*1)。また、正期産であっても生後6か月未満は感染後重症化するリスクが高いため、該当する年齢の赤ちゃんを持つ全ての保護者に疾患情報や感染対策について知っていただくことが重要です。

今回の取り組みでは、母子手帳アプリ『母子モ』を通じて、妊娠中もしくは該当する年齢の赤ちゃんを持つ保護者を対象に、アストラゼネカが作成した早産児やRSウイルス感染症に関する情報を提供いたします。同アプリは母子健康手帳と併用することで、妊娠から子育てまで切れ目ない子育て支援サービスを受けられるのが特徴で、全国47都道府県510の自治体で採用されています(2022年11月時点)。

アストラゼネカでは、『母子モ』を通じて対象となる保護者へタイムリーに適切な情報提供を行うことで、早産児やRSウイルス感染症に関する啓発の輪を一層拡げてまいります。

■今回の取り組みの概要
母子手帳アプリ『母子モ』登録者のうち、妊娠中もしくは月齢12か月以下の赤ちゃんの保護者に対し、アプリの「お知らせ」画面を通じて、アストラゼネカが専門医師の監修を受けて作成した早産児やRSウイルス感染症に関するポータルサイト(SmallBaby https://www.small-baby.jp/)収載の情報を発信します。

 

■実施時期
22年11月11日~23年3月末予定
※自治体で導入している『母子モ』登録者においては、配信状況が異なる場合があります。

■『母子モ』について
妊婦健診等「妊娠中」メニュー、予防接種管理や乳幼児健診の記録、身体発育曲線等の「子育て」メニューを網羅した「母子健康手帳機能」のほか、子育てイベントや地域ニュース等「地域の子育て情報機能」を利用できます。『母子モ』は、生理日予測を始めとした女性の健康情報サービスで、アプリの累計ダウンロード数は1,800万以上(2022年2月時点)の『ルナルナ』等、モバイルサイトを通じたヘルスケアサービスを提供する株式会社エムティーアイの子会社、母子モ株式会社が開発と運営を行っています。 

なお、今回の取り組みは、「i2.JP(アイツードットジェイピー;Innovation Infusion Japan)」というオープンなコミュニティで検討する中で、母子手帳アプリ『母子モ』を通じた情報提供が可能となりました。「患者中心」の実現に向けて、医療・ヘルスケア業界はどうあるべきか――この難題の解決策を探るべく発足したのがi2.JPです。アストラゼネカは、「患者中心」の実現を目指す中、この活動を通じてRSウイルス感染症の効果的な疾患啓発について検討してまいります。

以上

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アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、希少疾患、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオ・医薬品において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttps://www.astrazeneca.com または、ツイッター@AstraZeneca(英語のみ)をフォローしてご覧ください。

 日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、呼吸器・免疫疾患およびワクチン・免疫療法を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社についてはhttps://www.astrazeneca.co.jp/ をご覧ください。フェイスブックAstraZeneca.Japan とインスタグラム AstraZeneca / アストラゼネカもフォローしてご覧ください。

i2.JP(アイツードットジェイピー)とは
i2.JPは、アストラゼネカが世界で展開するヘルスケアイノベーション拠点「A.Catalyst Network」の一員として2020年11月に日本で発足し、オープンイノベーション活動を積極推進しています。i2.JPではスタートアップ、医療従事者、地方自治体、アカデミア、民間企業を結び付け、ヘルスケア分野の問題解決に向かい、集合知で実用的な最適解を一緒に生み出すための活動を展開しています。「患者中心」の実現、医療従事者への付加価値提供、患者と医療従事者に貢献する新技術の発掘と育成、医療システムの最適化という4つの課題への挑戦をミッションに掲げています。i2.JPについては、https://www.i2jp.net/ をご覧ください。

 
References
(*1) Piedimonte G, Perez MK, Pediatr Rev, 2014 35(12) 519-530

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