東京地下鉄株式会社(本社:東京都台東区 代表取締役社長:山村 明義、以下「東京メトロ」)と東急建設株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:寺田 光宏)は、2020年1月に移設した銀座線渋谷駅移設工事において、「日建連表彰2022第3回土木賞」(一般社団法人 日本建設業連合会(以下、日建連))を受賞し、11月25日(金)の表彰式において、土木賞受賞者の代表となりました。
本表彰は、一般社団法人 日本建設業連合会によって2019年に創設された表彰制度で、土木分野の「土木賞」と建築分野の「BCS賞」によって構成されています。今回受賞した「土木賞」は施工プロセスの視点を重視しており、本工事においては、鉄道営業線大規模改良工事におけるBIM/CIM※を活用し、①日本有数の繁華街「渋谷」の中心で、周囲を商業ビル等に囲まれた狭隘な立地条件の下、同位置で鉄道営業しながら旧構造物を撤去し新構造物を構築した点、②土木だけでなく、軌道、信号、通信、電力の工事関係者、新ホームに必要な建築駅設備、駅員、乗務員と協議、合意形成を行い、BIM/CIM、VR技術を駆使して限られた時間内に難しい条件での工事を成し遂げた点が評価されました。
※BIM/CIM技術とは…“Building Information Modeling”“Construction Information Modeling/Management”の略称。計画、設計の初期段階から3Dモデルを導入し、プロジェクト全体を通した情報共有の簡素化や、建設生産プロセスにおける受発注者双方の業務効率化・高度化を図ることを目的とした3D情報マネジメント
日本建設業連合会webサイト:https://www.nikkenren.com/doboku/prize/award/article/emuDdWPDTlZGthSYnCkYbTP
日建連コンテンツ「けんせつのチカラ」(YouTube)にても、当工事について紹介しております。
是非ご覧ください。(https://www.nikkenren.com/sougou/chikara_2022.htm
供用開始直後の銀座線渋谷駅(写真)
計画時に作成した銀座線渋谷駅3次元モデル