このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
- イベント概要
・日程:2022年11月12日(土)9時30分~11時30分
・開催場所:志摩市浜島町浜島海浜公園
・参加人数:1チーム3名×18チーム=54人
- 「スポGOMI」とは?
スポGOMIは、企業や団体が取り組む従来型のごみ拾いに、「スポーツ」のエッセンスを加え、今までの社会奉仕活動を「競技」へと変換させた日本発祥の全く新しいスポーツです。この「スポーツ」と「社会奉仕活動」の融合により「同じ目標に立ち向かう」「チームで力を合わせる」など、スポーツ特有の素晴らしいキーワードが、競技者自身のごみ拾いへの価値観を一新させます。スポーツには、既存の価値観をプラスに転じる力があるのです。スポGOMIは、予め定められたエリアで、制限時間内に、チームワークでごみを拾い、ごみの量と質でポイントを競い合うスポーツです。
スポGOMI公式サイト:https://www.spogomi.or.jp/
- 優勝は地元・志摩市の谷水さんのチーム。集めたごみは20.9kg!
今年、海と日本プロジェクトin三重県実行委員会では県内の市の行政と連携して、地域の海に関心を持ってもらうイベント「スポGOMIみえシリーズ」を尾鷲市・伊勢市・志摩市の3箇所で予定しており、この日は志摩市の浜島海浜公園で全18チームが参加して、「スポGOMI大会2022in志摩」が開催されました。参加者は競技開始の合図とともにそれぞれが海岸に散らばり、熱心にごみを集めて行きます。優勝は約12kgもの「燃えるごみ」を集めた志摩市の谷水さんらのチームで、総合計20.9kg/1995ポイントを獲得、ごみの量とポイント共に最も多く集め、勝利しました。
- スポGOMI大会2022in志摩で集められたごみの総量は143.2kg
会場となった浜島海浜公園は、NPO法人浜島スポーツクラブの人たちによって、定期的に清掃活動が行われており、その成果もあって砂浜側はごみの量もそれほどではありませんでした。しかし、ここは海岸沿いに道があり、そちら側は波がちょうど入ってくるエリアとなっており、海から多くのごみが打ち上げられていました。多くのごみがあることを聞きつけた参加者は、次第にそちらに集まるようになり、合計で143.2kgものごみが集められました。
スポGOMI大会は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在かもしれませんが、イベントへの参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やすことで、海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思いました。
- 優勝チームコメント
優勝した感想は?
「環境問題に興味があって参加しましたが、優勝できて、びっくりしました。日ごろの成果が出たと思います。」
どのような作戦で挑みましたか?
「普段お祭りやスポーツイベントが行われていない奥の方を重点的に清掃しました。」
今後どんな海になってほしいですか?
「参加してくれた子どもたちにも、『ごみを捨ててはいけない』という意識を持って育ってくれたらもっときれいな町になると思います。」
<団体概要>
団体名称:海と日本プロジェクトin三重県実行委員会
URL:https://mie.uminohi.jp/
活動内容:三重県は南北180キロにわたって海岸線に面していて、海とともに経済や文化が育まれてきました。そんな海の歴史や海が果たしてきた役割、そして私たちに与えてくれる海の恵みや楽しさを再発見し、海ともっとふれあい、海のことを「自分ごと」としてとらえてもらうきっかけを提供しています。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/