KURKKU FIELDS BAKERYは2019年11月の第1期オープン以来、季節の自然の恵みを毎日の食卓で味わっていただくことを目指し、30haの広大なクルックフィールズ の敷地内で生産される農産物を生かしたパン作りを、試行錯誤しながら続けてきました。 この度、自社で栽培する小麦をはじめとする素材に、より一層向き合い、自然の恵みから始まるパン作りを健やかに紡いでいくため、大阪の人気ブーランジュリ「ル・シュクレクール」のプロデュースによりレシピを一新しました。全てのパンに自社で栽培・製粉した全粒粉を使用し、捏ね、発酵、成形、焼成といっ たパン作りのプロセスの全てを一から丁寧に見直すことで、今まで以上に小麦の香りや風味を楽しんでいただけるパンをお届けできるようになりました。 11月24日よりイートインスペースを新設し、店内の装いも新たに「Lanka」として再出発いたします。
■Lanka(ランカ) “Lanka”とはフィンランド語で“糸”を表す言葉です。糸を紡いだり結び合せたりするように、自然の営みに真摯に寄り添い、素材が持つ風味を丁寧に引き出し、生産者の想いを大切に繋ぎ、日常の何気ない喜びや幸せを日々のパン作りを通じて織り成していきたい、という想いを“Lanka”という店名に込めました。 |
◾️メッセージ
ル・シュクレクール
シェフ 岩永歩
クルックフィールズ並びにベーカリーを応援していただいてる皆さま、はじめまして。大阪のパン屋「ル シュクレクール」のオーナーシェフ、岩永と言います。
小林さんのプロジェクトには、石巻のReborn-Art Festival(リボーンアートフェスティバル)に参加させていただいたのが、最初の関わりだったように思います。その後、何度かお手伝いさせていただく機会があり、巡り巡って一年ほど前にクルックフィールズに辿り着きました。と言っても、食イベントのゲストとしてお声がけいただいたので、始めは「どんなパン作ってるんだろう」と、遠くから見守る程度。
外から眺める店内の、一生懸命パンと四苦八苦してる女の子たちの姿に「この子たちの頑張りが、良いパンの表情に結びつきますように」と願っていましたが、この度、リニューアルオープンを控えたタイミングで、そのお手伝いをさせていただくことになりました。
全面プロデュースとなりますが、あくまで、ここクルックフィールズの「Lanka」のパンであり、Lankaで働いてくれてるスタッフの手から生まれるパンです。丁寧にコミュニケーションを取り、一つ一つ皆んなで確認し納得してもらいながら、これまでの想いも、これからの想いも、大切に育んで生まれたパンです。そしてそのパンと向き合うことで人も磨かれ育まれ、自ずとLankaも育っていくことと思います。どうか温かく見守ってあげてください。そしてそのパンが皆さまに届き、繋がりを生み、関わる人全てが糸(Lanka)のように優しく豊かに紡がれていく未来が、大好きだった祖母の生まれ育った千葉県から広がることを楽しみにしています。
岩永歩
1974年、東京都生まれ。
大学中退後、大阪および兵庫のパン店、フランス料理店で働く。2002年に渡仏し、パリ の「メゾン・カイザー」で修業。帰国し、04年に大阪・吹田市岸部に「ブーランジュリ ル シュクレクール 」を開業。2012年 NPO法人essence 設立。16年に北新地に「ル シュクレクール」を開く。近著に『ル・シュクレクールのパン』(柴田書店、 2018年)がある。
KURKKU FIELDS
総合プロデューサー 小林武史
個人的にも仲良くさせてもらっているシュクレクールの岩永くんたちですが、今回のプロデュース依頼は仲良しだから、という理由ではなく、パン好きで人で知らない人はいないというくらいの大阪の超人気店だから、ということでもなく(それは凄いことなんですが) なんというか「時が来てそうするべきだ、ということになった」ということに尽きる気がします。
クルックフィールズは、オープンの時から外のプロデューサー的な人の力で下駄を履かせてもらってスタートするというやり方ではなくやってきていて、むしろ3年目に入ろうとしている最近になって、外の人とちゃんと関わりを持ってやっていく段階に入って来たかな、とも思っていました。
そんなタイミングの中で、僕にも予想がつかなかったような岩永くんとベーカリーチームとのつながりが、僕との仲を飛び越えて出来ていきました。
岩永くんは、難しいことも言う人なのですが、パンを焼くということのベーシックな部分、発酵とか火の加減とかも含めて、きっとそれぞれのパンが持つ、命との関わり方のシンプルな豊かさを「健やかな」(彼は確かそう表現してました)表情を持ったものにしたいと考えている人だと思います。そして、それは間違いなく新しく命名された「Lanka」で働いているチームのメンバーに伝わっていくことです。(すでに伝わっています)そしてそれは、その営みを通してお客様にも伝わっていくことになるはずです。
シンプルで健やかなパン
きっと皆さんを笑顔にしてくれるようなパンが生まれていくと思います。そう願っています。
小林武史
1959年山形県生まれ。
音楽家、ap bank代表理事。アーティストのプロデュースや音楽の制作を行う。2003年に「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギーの推進や、野外音楽イベントなどを開催。2019年には木更津に30ヘクタールのサステナブルファーム&パーク「KURKKU FIELDS」をオープンさせた。
〈 KURKKU FIELDS (クルックフィールズ) とは 〉
2010年千葉県木更津市に「農業生産法人耕す」を設立し「耕す木更津農場」を開場、約9万坪(30ha)の広大な土地からなる農場は「次の世代にも使い続けられる農地」を目指して有機野菜の栽培と平飼い養鶏を10年以上続けてきました。
クルックとして培ってきた消費や食のあり方を「農業」「食」「アート」の3つのコンテンツを軸に提案する、サステナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」として2019年11月2日(土)に第1期オープン。2022年11月24日(木)に新たな宿泊施設となる“創る暮らしを体感するvilla” 「cocoon(コクーン)」がオープン。
営業時間 : 10:00-17:00(ダイニングレストラン:11:00-16:00 L.O.)
定休日 : 毎週火曜日、水曜日(祝日を除く)
住 所 :〒292-0812 千葉県木更津市矢那2503
< 公式ウェブサイト・SNSアカウント>
オフィシャルサイト : https://kurkkufields.jp
Instagram: https://www.instagram.com/kurkkufields/
Facebook: https://www.facebook.com/KURKKUFIELDS.FB
twitter: https://twitter.com/kurkku_fields