【日本初】熱に弱いL-ドーパを壊さず管理し、製品化へ。大阪河﨑リハビリテーション大学と共同で「天然のドーパミンが摂れるムクナ豆茶」の開発に成功。

この記事は約6分で読めます。
●やる気や幸福感を司る神経伝達物質ドーパミン。ドーパミンは加齢とともに減少するが、
 ムクナ豆はその元となるL-ドーパを豊富に含み、近年国内でも需要が高まっている。
●伝統食材の新たな使い道をつくる株式会社紀州ほそ川創薬は、日本でいち早くムクナ豆の栽培と研究を始め、江戸時代以降に廃れてしまった国産ムクナ豆の復活を目指している。
●大阪河﨑リハビリテーション大学との共同開発により日本初の「熱に弱いL-ドーパを壊さず管理する」ムクナ豆茶開発に成功。ティーバッグ20袋入り1,450円(税込)にて販売開始。
はたらくムクナ豆公式サイト https://mucuna-ma.me/

 

 

  • ムクナ豆とは

ドーパミンの元となるL-ドーパ(エルドーパ、レボドパ)が豊富に含まれる希少植物。その含有量はそら豆の約20倍(※1)。
古くよりその薬効が着目され、5千年の歴史を持つインドの医学書アーユルヴェーダにもその名が記載されています。
豆自体がとても固く、調理が難しいことから、江戸時代以降に一度は途絶えていた国産ムクナ豆。その復興の地は和歌山県にあります 。東京農工大学でのアレロパシー研究、お茶の水女子大学での調理法の研究に次ぎ、和歌山県立医科大学でのパーキンソン病の研究に和歌山県農業試験場が協力し、ムクナ豆の試験栽培がスタート。日本一の梅の生産地である和歌山県みなべ町の紀州ほそ川にて、国産ムクナ豆の本格的な栽培が始まり、やがてその豆は全国に広がっていきました
ここ数年でムクナ豆の注目度は急上昇しており(※2)、ドーパミン不足の不調を抱えるシニア世代のみならず、30代以降の責任世代からも幅広く支持されています。
また、パーキンソン病患者が、L-ドーパ製剤とムクナ豆をそれぞれ摂取し効果を比較したところ、ムクナ豆は効果の持続期間が長く、ジスキネジアという不随意運動も少なかったという研究結果も存在しています。

(※1 総説「生理活性についての食用豆の機能)豆類協会星合和夫)
(※2 2021年度のGoogleおよびYahoo!における「ムクナ豆」「八升豆の」検索ボリュームは2017年の約4倍。当社調べ)
(※3  Neurology. 2017 Aug 1;89(5):432438. doi: 10.1212/WNL.0000000000004175. Epub 2017 Jul 5.)

  • ドーパミンの元となるL-ドーパを摂取し、はつらつとした毎日を

ドーパミンは、快感や多幸感を得る、意欲を作ったり感じたりする、運動調節に関連する、といった機能を担う脳内ホルモンの一つ。ドーパミンが少なくなると無動、固縮、振戦といったパーキンソン病特有の運動症状が生じます。

加齢やストレスにより減少するドーパミン。超高齢化社会が進む中、「いつまでもはつらつと過ごしたい」と願う方や、社会情勢変化によるストレスで不調を抱える方が増加しているのも、ドーパミンが注目されている大きな理由です。L-ドーパを補うことで「手足の動きがスムーズになった」「疲れにくくなった」「鬱々とした気分が明るくなった」と喜びの声も多数寄せられています。
 

  • 《はたらくムクナ豆 お茶タイプ》の3つの特徴

1.国産100%のムクナ豆に、丹波産の黒豆をブレンドし風味豊かに

2.熱に弱いL-ドーパを壊さず焙煎し、安定した含有量を保持
(ティーバッグ1袋で最大約60㎎のL-ドーパが摂取可能)

3.手軽なティーバッグタイプ
(環境に配慮した生分解性プラスチック採用)

 
販売価格
1,450円(税込)
※ティーバッグ20袋入り
 

  • 誕生の背景(開発ストーリー)

実は壊れてしまっていたL-ドーパ

「外出先でもムクナ豆を摂取できるよう、手軽に持ち運べる商品が欲しい」
「日常のライフスタイルに合った方法でムクナ豆を摂り入れたい」

既存のムクナ豆焙煎粉末タイプ愛用者の声を受け、大阪河﨑リハビリテーション大学と共に新商品開発に着手。他社製品を調査した結果、L-ドーパがほとんど含まれていないムクナ豆加工品が販売されていることが判明しました(※4)。L-ドーパは熱に弱く、壊れやすい成分であるため、取り扱うには細心の注意が必要です。

 

研究に基づいた「科学的根拠」と受け継がれてきた「伝統食材」に真剣に向き合い、国産ムクナ豆の復活を目指す株式会社紀州ほそ川創薬。高まる需要の中で、「ムクナ豆に関する正しい情報を発信したい」と代表取締役社長の細川は語ります。
商品開発で最も重視したのは【L-ドーパ量が常に安定している商品】であること。
人それぞれ必要とするL-ドーパ量は異なるので、自分に合った量を摂取しやすいように商品設計しました。

粉砕時の豆の形状、焙煎温度、ティーバッグの素材など、貴重なL-ドーパが失われないよう研究室にて試行錯誤。お茶製造のプロである株式会社宇治川製茶店協力のもとブレンドする素材や配合も吟味し、風味にもこだわりました。
(※4 第29回日本未病学会学術総会抄録集 ムクナ豆(Mucuna pruriens) 製品中に含まれるL-DOPA量の比較)
 

  • 《はたらくムクナ豆 お茶タイプ》の利用シーン

・お湯出し
ティーバッグ1袋に熱湯150~250mlを注ぎ、1分30秒で完成。
より多くのL-ドーパを摂りたい方はよく混ぜて5分待つのがおススメです。

 ・水出し
水250㎖を目安に1袋入れ、30分以上待ちます。
外出時は水筒にお水とティーバッグを入れたまま持ち運ぶことも可能です。

 

  • 私たちはこんな会社です

株式会社紀州ほそ川創薬は受け継がれてきた伝統食材をもとに、素材と科学的根拠にこだわった商品を開発しています。「必ず国産ムクナ豆を復活させる」との想いで、日本でいち早く和歌山県や大学と共に研究・栽培をはじめ、農地拡大による耕作放棄地の活用に取組んでまいりました。現在、ムクナ豆取扱量は国内シェアNo.1です(2021年国内生産量の71.4% 当社調べ、全国の生産者ヒアリング結果)
今後も業界最大手として質の高いムクナ豆産地の開拓、市場の拡大に務め、ムクナ豆産業の振興に尽力してまいります。

紀州ほそ川グループ公式サイト:https://kishu-u.me/

―――受賞歴―――
県知事賞
安藤百福賞
地域経済総合研究所 ちいき経済賞
独立行政法人中小機構 地域資源活用事業認定
経済産業省 農商工連携88選
農林水産省 フードアワードニッポンアクション入賞 他

タイトルとURLをコピーしました