東京医療保健大学 医療保健学部医療情報学科3年生チーム 第12回禁煙CMコンテストで2位を獲得

この記事は約4分で読めます。
 学校法人 青葉学園が運営する東京医療保健大学(本部:東京都品川区、理事長:田村哲夫、学長:亀山周二、以下「本学」)の医療保健学部医療情報学科3年生及び指導教員で構成するチームは、このほど日本禁煙学会が主催する「第12回禁煙CMコンテスト」に応募し、2位を受賞しました。

 喫煙ががんなどの発症リスクを高める行為であることは広く知られており、2020年には健康増進法が改正され、受動喫煙を防ぐための対策がいっそう強化されました。しかし、喫煙者の多くは大学生など青年期に喫煙を開始しており、そのきっかけとして「人に誘われた」事例が多いことも、各種調査で明らかになっています。

そこで医療保健学部医療情報学科3年生の9名及び指導教員(瀬戸僚馬 教授:日本禁煙学会禁煙認定指導保健師)のチームは、日本禁煙学会が開催する「第12回禁煙CMコンテスト」に応募し、180件を超える応募があった中で第2位を獲得しました。
■配信URL(YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=zUJyyCHYoew 
 動画の内容は、友人に誘われて喫煙を開始し、その後も喫煙を続けながら結婚や子育てなど幸せな人生を送っていくものの、あるとき子どもに口腔の異変を指摘されて受診したところ口腔がんが発覚し、治療の甲斐もなく人生を終える様子を描いたものです。時計の針をさかのぼれるのであれば、人に誘われても喫煙を断ればよかったと回顧する場面を通じ、喫煙の危険性を強調しています。禁煙の教材では喫煙の先にある「病」や「死」を盛り込む上であまりにシリアスな描写は避けられることが多いですが、今回の動画では舌圧子、点滴、心電図モニター音、死亡診断書、ご遺体の顔を覆う白布などを積極的に描写し、その深刻さが伝わるように工夫しました。
 9名の学生は、指導教員のアドバイスを受けながら、「絵コンテ」の作成などCM作成の課程を学びつつ、自ら4Kカメラなどを操作して動画撮影および編集を行いました。動画投稿時に使用したペンネーム「メガホンN by 瀬戸ゼミ」は、中心となった学生のイニシャルを冠したものです。
 本学は、今後も動画などのICTを活用して健康増進に貢献してまいります。

■副学長からのコメント

 今回作成した動画は、医療情報学科の学生が、長年の社会問題でもある若年喫煙を減らすことを目指したものです。
 この動画を見て多くの方が、喫煙の恐怖を知り、よりよい人生を選択できるよう願っています。
【副学長・医療保健学部医療情報学科長 石原照夫(日本呼吸器学会指導医)】

■受賞した学生からのコメント

 今回、少しでも多くの人がタバコを吸わない健康な人生を送ってほしいと思いこのビデオを作成しました。
 動画のように過去に戻ることは出来ないので、後悔しないためにも、私たちも含め多くの方が、タバコの誘惑に対して断る勇気を持ち続けることを願っています。
【医療保健学部医療情報学科 3年 中曽根勇太(左)、中澤梨南(右)】

【東京医療保健大学とは】
理事長   :田村哲夫
学長    :亀山周二
設立年度  :2005年
本部    :東京都品川区東五反田
キャンパス :五反田キャンパス、世田谷キャンパス、国立病院機構キャンパス、
         国立病院機構立川キャンパス、船橋キャンパス、雄湊キャンパス(和歌山)、
       日赤和歌山医療センターキャンパス(和歌山)
学部(学科) :医療保健学部(看護学科、医療栄養学科、医療情報学科)、東が丘看護学部(看護学科)、
       立川看護学部(看護学科)、千葉看護学部(看護学科)、和歌山看護学部 (看護学科)
専攻科   :助産学専攻科、和歌山助産学専攻科
大学院   :医療保健学研究科(修士課程8領域、博士課程3領域)、看護学研究科(修士課程4コース、博士課程)
       和歌山看護学研究科(修士課程3領域)、千葉看護学研究科(修士課程)
学生数   :3,085名 (2022年5月現在)

タイトルとURLをコピーしました