世界的な人口増加に伴う資源の枯渇や地球温暖化・生物多様性の喪失等の環境問題により、リニアエコノミー(直線型社会)からサーキュラーエコノミー(循環型社会)への移行が強く求められています。
このような環境下において、TREホールディングスは、地球規模での深刻な環境破壊や気候変動の影響に対して、「高度循環型社会」ならびに「脱炭素社会」の実現への貢献を目指しており、「総合環境企業」としてサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを加速させるため、動静脈産業間連携等による新たなビジネスモデルの構築を推進しております。
また、みずほリースは、環境・社会課題への取り組みの重要性がますます高まるなか、更なる持続可能な社会の実現と成長を目指していくため、「循環型経済の牽引」「脱炭素社会実現への貢献」を含む優先的に取り組むべき6つの重要課題(マテリアリティ)を特定し、メーカー等と連携しながらサブスクリプション型サービスを提供するなど、ビジネスによる社会課題の解決を推進してまいりました。今般、鉄・非鉄スクラップ、使用済自動車や廃家電等の資源リサイクル、及び、建設系廃棄物を主とする廃棄物処理と再資源化事業や再生可能エネルギー事業等を行うTREホールディングスと、さまざまなメーカーや販売会社と連携し、リースやレンタル、サブスクリプションサービス等のソリューションを提供しているみずほリースは、両社の目指す姿が合致するとの共通認識から、事業パートナーとしての基本合意および協定締結に至りました。
2. 今後の展望
「高度循環型社会」・「脱炭素社会」の実現へ向け、両社が協働して素材・製品メーカー等とも連携し、サーキュラーエコノミー・プラットフォームの構築や、資源循環、温室効果ガス(GHG)排出量の可視化・削減に取り組んでまいります。
また、取り組みの一環として、GHG排出量を算出・報告する際の国際的な基準である「GHGプロトコル」におけるSCOPE3のデータの収集を行い、製品のライフサイクルにおけるGHG排出量を正確に把握することによって脱炭素社会の実現に貢献すると共に、みずほリースを通じた動脈産業側の企業と静脈産業側の企業の連携による資源循環の仕組みづくりを推進いたします。
今後、TREホールディングスが有する収集運搬を含む機動力、中間処理施設における高度な選別・再資源化技術やエネルギー化ノウハウと、みずほリースが有する顧客基盤や情報ネットワーク、知見、各種ソリューションノウハウを掛け合わせることで、「高度循環型社会」・「脱炭素社会」の実現へ貢献してまいります。
3. 今後の見通し
本件が2023年3月期の当期連結業績予想に与える影響はございません。
以上