バーチャル渋谷ハロウィーン実行委員会(KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会)は、「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2022」(以下、バーチャルハロウィーン)を、渋谷区公認配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」内で、10月26日(水)から31日(月)まで開催しました。3年目の開催となる今年は、「Culture Crossing – 渋谷と世界が交差する -」というテーマを掲げ、賛同したパートナー16社と共に、日本のポップカルチャーとテクノロジーを融合させた新たなエンターテイメントを渋谷から世界へ発信しました。
さらに今年は新たな取り組みとして、ハロウィーン時期の渋谷の街における安全安心な飲酒啓もうを行っている「SUMADORI-BAR SHIBUYA」の協力のもと「デジタルツイン渋谷」でも実証実験を実施しました。
今年で3年目の開催となった、バーチャルハロウィーン。混雑回避といった社会課題解決のほか、より新しいハロウィーンに進化させていくため、「 Culture Crossing – 渋谷と世界が交差する -」というテーマの元、日本のポップカルチャーとテクノロジーを融合させた新たなエンターテイメントを渋谷から世界へ発信していくべく様々なバーチャルイベントを開催しました。10月26日(水)から31日(月)の6日間を通し、世界中から延べ約30万人が参加し、仮装したアバターたちは、思い思いにバーチャル空間でのハロウィーンを楽しみました。
今年は、毎日楽しめるアトラクションとして、バブ MONSTER BUBBLEの巨大バスタブ、最新のトヨタカローラスポーツがハロウィーンに合わせて街中に出現したほか、貞子アバターに変身し街を徘徊したり、黒ひげ危機一発など日本発のクレイジーな体験を提供しました。また、「バーチャル渋谷」上に再現されたケーブルカー「ひばり号」には約1万人が乗車。昨年に引き続き、「ひばり号」を含むバーチャルハロウィーンでの収益の一部は、社会福祉法人渋谷区社会福祉協議会の子ども基金を通じて「こどもテーブル事業」へ寄付されます。
さらに、今年も「メタジョブ!」による「公式スタッフ」アバターがバーチャル空間に登場。今回は日英対応可能なコンシェルジュを一般募集、国内外から参加したスタッフが、来場した参加者がバーチャル空間をより楽しめるようサポートをしました。
デイリーイベントでは、「さとうもか」による音楽ライブや、「FRUITS ZIPPER」「にじさんじ」といった、アイドルやVTuberのバーチャルトークライブを開催。さらに渋谷を舞台にした人気作品「パリピ孔明」のファンミーティングなど、参加者はバーチャル空間ならではのイベントを楽しみました。そして、渋谷らしいファッションコンテンツとしてPAL CLOSETによるイベントにモデルのヨンアさんが登場、秋のコーデなどを紹介しました。最終日にはTVアニメ『東京リベンジャーズ』ハロウィン特番!!の生中継を開催し、連日開催されたイベントは大盛況の末、幕を閉じました。
バーチャル渋谷ハロウィーン実行委員会は、本イベントを通じ、渋谷が抱える社会課題解決だけなく、自治体とバーチャル空間が連携した「都市連動型メタバース」のモデルケースを提示してまいりました。さらに、今年は新たな取り組みとしてハロウィーン時期における渋谷の街の新たな都市体験を目指すべく、リアルとバーチャルを融合させた接客体験におけるユースケースの飲酒啓もうを行っている「SUMADORI-BAR SHIBUYA」の協力のもと「デジタルツイン渋谷」でも実証実験を実施しました。
今後も、KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会の三社は、「バーチャル渋谷」および「デジタルツイン渋谷」をはじめとして、「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」は渋谷を舞台にエンターテイメントと通信技術をかけ合わせ、次世代のエンターテイメントおよび渋谷の街づくりに貢献していきます。
<長谷部健渋谷区長からのコメント>
韓国・梨泰院での痛ましい事故を受け、渋谷も29日から人出が増え同様の事故が起きないか危惧していましたが、皆様の協力のおかげで大きな混乱はなく終えることができました。
今年のハロウィーンも多くの人が渋谷を訪れ、一部マナーやルールから逸脱した人は見られる一方、街の清掃ボランティアを自発的に行うグループもいたなど、ハロウィーングッドマナープロジェクトのグランプリ「ルールを守る人は、渋谷を守る人。」を体現する方も大勢いらっしゃったと感じています。
2020年にできた「バーチャル渋谷」もその一つで、「バーチャル渋谷」でのハロウィーンが今年3年目を迎え今年も大盛況のうちに閉幕しました。バーチャル空間に、日本だけでなく世界中から来場したとのことで渋谷らしいハロウィーンイベントとして定着してきたと感じています。
これから人流回復が見込まれ、日本だけでなく世界中から渋谷を訪れる人が増えますが渋谷としては、常に新しい街の楽しみ方に挑戦し続けていきます。
- <各種イベントレポート>
■10月26日(水)「さとうもか バーチャルLIVE」
TikTokなどのSNSを中心に人気急上昇中のシンガーソングライター「さとうもか」による音楽ライブ「さとうもか バーチャルLIVE」を開催。連続ドラマのオープニング曲にもなった『魔法』からライブをスタート。2曲目の『Cupid’s arrow』では、途中テンションが上がり、思わずマイクをミュートにしてしまうという、生ライブならではハプニングがありつつも、もう一度歌い上げる彼女のサービスにファンは大喜び。続いて、『melt summer』、弾き語りによる生演奏で『パーマネント・マジック』。最後は人気曲『melt bitter』を舞台から降り、演奏しました。路上ライブのような臨場感を感じられるパフォーマンスに観客は感激の様子でした。
■10月27日(木)「FRUITS ZIPPER Presents TRICK or FRUITS? 」
7人組アイドルFRUITS ZIPPERから月足天音さん、鎮西寿々歌さん、早瀬ノエルさんの3人が「バーチャル渋谷」に初登場。アバターで降り立った3人は、渋谷の街を自由奔放に散策。海外から参加しているファンからも遠い国から参加できることへの喜びのコメントがよせられました。Q&Aのコーナーでは「ハロウィーンで仮装するならこのメンバーにこの仮装をしてほしいというものはありますか?」の質問には寿々歌さんに対し、「幼稚園児の恰好をしてほしい」といった願望や、それぞれに似合いそうな仮装をコメント。最後は集まったファンたちと集合写真や代表曲でもある『わたしの一番かわいいところ』で一緒にダンスを踊り、会場が一体感に包まれました。
■10月28日(金)シスター・クレア × フレン・E・ルスタリオふたりハロウィーンパーティー
バーチャルライバーグループ・にじさんじから、昨年に続き2度目の参加のシスター・クレアと今年初登場のフレン・E・ルスタリオの2人が登場。Q&Aのコーナーではフレンは自身が挑戦してみたいコスプレとして「チャイナドレス」と発表、会場からは「絶対に合う!!」「見てみた過ぎる!」とコメントが寄せられました。そして、「Vハロコス2022」の途中経過も発表、会場にいるアバターへも「ものすごく可愛い子がいますね」など様々な感想を述べました。会場を駆け回ったり、手を振ったりと、普段では絶対ありえない距離感での二人との交流にファンは終始大興奮となりました。
■10月29日(土)「パリピ孔明 ハロウィーンパーティー 月見英子 × 久遠七海」
渋谷を舞台にした人気作品「パリピ孔明」より、月見英子を演じる本渡楓さん、久遠七海を演じる山村響さんがそれぞれのキャラクターのアバターで登場。キャラクターへの思い入れを語るパートでは、「強いと思っていた、英子の繊細さを表していくことは、アフレコをする上でも苦戦していた」と演じる上での苦悩を語った本渡さんに対し、山村さんは「英子の役は楓さんがぴったりだと思う」とコメント。そして、自身も歌を歌われるという山村さんは「七海とは重なる部分もあって、この役を絶対やりたかった」とオーディション時の強い想いを告白。 さらに、臨場感あふれる生アフレコで、会場のファンたちは大興奮、アンケート機能を活用した「人気曲投票」では会場のファンたちからは約半数の投票で「Dreamer」が一番多くの票を集めました。最後は、番組のオープニングテーマの『チキチキバンバン』を、舞台からスクランブル交差点へと降りた2人が、参加したファンと一緒に踊り、会場は大盛り上がりとなりました。
■10月31日(月)TVアニメ『東京リベンジャーズ』ハロウィン特番!!
TVアニメ『東京リベンジャーズ』ハロウィン特番!!をバーチャル渋谷スクランブル交差点にあるイベントステージで生中継しました。作品の舞台でもある渋谷にファン同士が集まり、中継は大盛り上がりとなりました。さらに開催期間中は、東京卍會のメンバーのフォトスポットが出現、多くのファンが写真撮影などを楽しみました。
■アバター仮装コンテストには700以上の応募!個性豊かなアバターたちがバーチャルハロウィーンを満喫!
ハロウィーンらしいコスチュームや動物など、思い思いのアバターで「バーチャル渋谷」を訪れた参加者は、仲間と遊んだり、写真を撮るなどして満喫していました。例年好評のアバター仮装コンテストも開催、約700以上の応募が集まり、最優秀者には豪華プレゼントが贈られました。
- バーチャル渋谷 概要
今年で3周年を迎える「バーチャル渋谷」は、KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会を中心に組成する「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」が2020年5月に立ち上げた日本初の自治体公認の都市連動型メタバースです。2020年5月のローンチ以降、「#渋谷攻殻NIGHT by au 5G」や「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス」、「シブハル祭」などバーチャルイベントを定期的に開催しています。
世界中から約100万人以上が参加し、第7回JACEイベントアワード最優秀賞、経済産業大臣賞やLondon International Awards 2022 Creativity In The Metaverse Goldなどさまざまな賞を受賞しています。
URL:https://vcity.au5g.jp/shibuya/
- パートナー企業一覧
アサヒビール株式会社、アソビシステム株式会社、株式会社ASPR、NHKワールドJAPAN、花王株式会社 (バブ MONSTER BUBBLE)、株式会社KADOKAWA (貞子DX)、株式会社カヤック、クラスター株式会社、株式会社Psychic VR Lab (STYLY)、スマドリ株式会社、株式会社タカラトミー、東急株式会社、豊島株式会社、トヨタ自動車株式会社、株式会社パル、Moon Creative Lab Inc. (メタジョブ!) (50音順)