今回受賞に至った「銀座生態図」は、創業地である銀座の生態を様々な視点から可視化するプロジェクトとして、2021年3月に開始しました。資生堂が見続けてきた銀座という街で、身近な生態の循環に目を向けることで未来へのヒントを見つけ、フィールドワークで観察、発見し、未来への種を掘り起こしました。そして、ウインドウアートを通じて世代を超えた交流を生み出し、これからの銀座の可能性を問いかけました。なお、「銀座生態図」は今回の受賞以外にも、「日本空間デザイン賞2022」のショーウインドウ&ビジュアルデザイン空間部門「銀賞」受賞、国際的なデザイン賞「D&AD Awards 2022」の Spatial Designカテゴリーにて「Creative Use of Budget部門」「Exhibitions部門」で「Wood Pencil」(ブロンズ相当)をダブル受賞するなど、多数の賞を獲得しています。
■Art Director/Designer 堀による受賞コメント
コロナ禍は銀座からも人影が消えてしまいましたが、ディスプレイの灯りを繋ぐことが街の再生に欠かせないという思いで、「銀座生態図」を企画しました。
創業地である銀座を生態という視点で、年間を通してフィールドワークを行い、普段目を向けないと気づかない人や自然の営み、循環、そして過去から継承されつづけている場の記憶を標本として展示しました。銀座の商店、中央区、通り会など様々な方々との対話から実現できたプロジェクトであり、新たなウインドウアートの可能性を探究することができました。
■クレジット
Executive Creative Director : 信藤洋二
Art Director/Designer : 堀景祐
共創パートナー/施工:株式会社博展
■資生堂クリエイティブ株式会社ウェブサイト 「銀座生態図」紹介ページ
https://www.shiseidocreative.com/works/2273/
■FRAME Awards 2022
-アワード受賞作品一覧
https://www.frameweb.com/article/frame-awards/37-categories-37-awards-discover-the-full-list-of-frame-awards-2022-winners-now
-「銀座生態図」受賞ページ
https://frameweb.com/project/ginza-ecological-map
■資生堂クリエイティブ株式会社ウェブサイト トップページ
https://www.shiseidocreative.com/