調査は香川県内の2箇所で実施し、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両を対象に行ったところ、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は26.0%という結果となりました。これは、全国平均39.8%に対して13.8ポイント下回る数字で、7割以上が一時停止していない実態が明らかになりました。
香川支部ではこういった現状を踏まえ、引き続き交通安全講習会などで、信号機のない横断歩道での一時停止の必要性を啓発してまいります。
その他の都道府県の調査結果※や調査方法等についてはウェブサイトからご確認ください。
▼全国調査:信号機のない横断歩道実態調査 2022
URL:https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2022-crosswalk
調査場所の詳細、2017年までの各都道府県結果(傾向含む)は公表しておりません。また、調査場所は各都道府県内2箇所ずつであり、市町村すべての道路で同様の数値(傾向)とは限りません。
■横断歩道では歩行者優先。歩行者も交通安全に努めましょう。
交通ルールでは、「横断歩道における歩行者優先」を定めています。本来、車両が横断歩道を通過するとき、横断しようとする歩行者がいる場合には、横断歩道の直前で一時停止し、通行の妨げをしないようにしなければなりません。また、横断しようとする歩行者がいないことが明らかな場合を除き、横断歩道の手前で停止できるようあらかじめ速度を落とすこともドライバーの責務です。一方で、歩行者側も、横断歩道を渡る時はドライバーにその意思を伝えたり、無理な横断をしないよう心掛けたりと、お互いの安全を意識することが大切です。
■車両は、横断歩道の手前30m以内で追い越し・追い抜きしてはいけません。
前方を走行する車両が横断歩道で一時停止している場合、歩行者の横断を優先している可能性があります。交通ルールでも、横断歩道の手前30m以内では前方の車両を追い越し・追い抜きしてはいけないと定められています。
横断歩道の手前には上写真(例)のような道路標識や道路標示がありますので注意して運転しましょう。