身近な海とそこに暮らす生き物や漁業について専門家から学ぶ“陸養プロジェクト2022”第1回特別授業「​​いま、福島の海で起きていること」を開催します

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”陸養”プロジェクト実行委員会は、2022年9月より福島県郡山市「郡山ザベリオ学園小学校」の5年生がチャレンジしている陸上養殖体験と平行し、​​身近な海とそこに暮らす生き物や、海とつながる環境・生態系全体について学ぶ「特別授業」を2022年10月28日(金)に開催します。この「陸上養殖プロジェクト」は、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
公式サイト:https://rikuyou.uminohi.jp
公式facebook:https://www.facebook.com/rikuyou2020
公式Twitter:https://twitter.com/rikuyou2020

陸上養殖体験プロジェクトの「特別授業」とは?
海の恵といのちの大切さを学ぶ。「陸養」は、子供たちが海のお魚について、学んで、悩んで、育てる陸上養殖体験プロジェクトです。特別授業は陸上養殖体験と平行し、​​身近な海とそこに暮らす生き物や海とつながる環境・生態系全体について、地元地域の専門家から学びます。海と人とのつながりを実感し、環境や生態系の保全の重要性を“自分ごと”として捉えられることを目的とした授業です。

福島県の沿岸漁業の再生に向けて「ふくしま型漁業」の取り組み
第1回目の特別授業は、「福島県水産資源研究所」の見学と授業です。福島県水産資源研究所は、水産資源を持続的に利用しながら漁業者の所得向上を目指す「ふくしま型漁業」の実現を目標としています。これを実現させるためには、漁獲加入を安定させる種苗放流や適切な資源管理が必要となります。震災・原発事故により甚大な被害を受けた福島県の沿岸漁業の再生に向け、効果的な栽培漁業の推進及び資源管理の高度化など新たな研究課題に対応することを目的に設置されました。
特別授業では施設内で栽培・放流しているヒラメ、アワビ、アユや、研究レベルで取り組んでいるホシガレイの見学を行い、福島県水産資源研究所・副所長の佐久間 徹氏による特別授業「いま、福島の海で起きていること」を行います。福島の海の変化(温暖化、酸性化、震災、魚種・漁獲量)や施設の紹介、水産資源研究所で行っている森・川・海の循環についても学びます。

「陸上養殖プロジェクト」とは?
「陸上養殖プロジェクト」略して「陸養」は、子供たちが海のお魚について、学んで、悩んで、育てる陸上養殖体験プロジェクトです。子供たちは自分たちで育てたお魚を最後、どうするかを決めます。その結論は、多様な学びや意見に触れることで生まれます。デジタル学習が推進される今だからこそ、海の恵みといのちの大切さを考えるリアルな体験を子供たちに提供できればと考えています。
本年度、各学校にヒラメの稚魚を迎え入れる「お魚受け入れ式」の様子はこちらからご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001166.000077920.html

<イベント概要>

日時 2022年10月28日(金) 10時30分~12時00分
会場 福島県水産資源研究所
〒976-0005 福島県相馬市光陽一丁目1番14
開催概要 10時30分
①見学
②特別授業(1クラスずつ交代制:各40分程度)
12時00分  終了

①見学
・栽培・放流しているヒラメ、アワビ、アユの説明
・研究レベルで取り組んでいるホシガレイの説明

②特別授業
テーマ「いま、福島の海で起きていること」
講師:福島県水産資源研究所 副所長 佐久間 徹(さくま とおる)氏

<団体概要>

団体名称:”陸養”プロジェクト実行委員会
URL: https://rikuyou.uminohi.jp/ 
活動内容:「陸上養殖」を通し、水産資源の貴重さ、生命の大切さ、自分たちが住む地域の海の問題について学んでもらい、こどもたちに海の未来について考えてもらう機会を提供すべく活動しています。 
2018年4月 陸養プロジェクト実行委員会発足。
これまで、全国10地域23の小学校(青森・千葉・東京・静岡・埼玉・栃木・富山・長野・愛媛・長崎)で陸養プロジェクトを実施。実施地域の企業や専門家と連携し、地元の海に関する問題や魚の生態等を学びながら、プロジェクトの最後には育てたヒラメをどうするか、学校ごとに結論を出してきました。
 

※プロジェクト共催
団体名称:NPO日本養殖振興会
URL:https://npojco.org/home/
活動内容:これからの日本を背負って立つ子ども達に、この日本が誇る『人工種苗による養殖技術』の素晴らしさを伝えることを趣旨とし、日本の漁業の将来を担う人財育成及びその人財が活躍できる農山漁村地域での活性化、雇用促進を最終的な目標としています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
 

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