MA5は、表参道、青山通り、みゆき通りの3ストリートが交差する表参道交差点に近い青山の中心に位置しており、建築家 槇文彦の代表作のひとつである「スパイラル」ビルに隣接しています。周辺の街並みとの連続性を意識したデザインを採用し、文化や芸術を創造・発信する青山エリアの新たなランドマークとして、さらなる街の魅力やにぎわいを創出することが期待されています。本開発施設は、2022年9月5日に無事に竣工式を迎え、グランドオープンいたしました。
CBREは開発支援プロジェクトにおいて、事業可能性検証から参画し、設計・施工総合アドバイザリー、リーシングと竣工前プロパティマネジメント等、プロジェクト全体のコントロールと遂行に貢献しました。
開発Phase1の「企画・事業可能性調査（フィージビリティスタディ）」では、大枠の建物の骨格や規模、デザイン上の工夫、マーケットに対する知見とターゲットテナントのニーズなどに基づきながら、投資家の事業収支に見合った建物スペック・用途の設定へと導きました。そして、開発phase2の「設計・施工総合アドバイザリー」においては、建物の視認性・機能性のみならず、リーシングのしやすさと管理のしやすさに配慮して計画への適切なアドバイスを提供しました。
CBREのオフィス・商業リーシングチームは、当社のプロジェクトマネジメント部と密に連携することで、建物の特徴を最大限に伝えるマーケティング活動を積極的に展開しました。また、施設管理（プロパティマネジメント）の側面からも、竣工前から貸方基準・館内細則の策定支援を実施し、プロジェクトの推進を支援してきました。これらの当社の総合力を活かした、戦略的なマーケティング活動により、オフィス区画については、竣工と同時に満室稼働を実現しました。
本開発支援プロジェクトを統括したCBREプロジェクトマネジメント シニアディレクターの柳川具之は、「本プロジェクトにおいて、都内有数の立地や環境を活かし、開発する複合施設のポテンシャルを最大限に引き出すため、意匠性・実用性・収益性など、多角的な視点から検証を実施しました。これらの検証データに基づき、経済合理性や建物の視認性を導き出し、青山の新しいランドマークにふさわしい計画を実現することを目指しました。クライアントからは、外観の意匠性や内部の機能性について、大変ご評価いただき、エリアにふさわしい複合施設を開発できたことを嬉しく思います。本プロジェクトでの経験を活かし、今後も、多様化かつ高度化するお客様のご要望にお応えできるよう、努めてまいります」と述べています。
＜プロジェクト概要＞
MA5（南青山5丁目）開発プロジェクト
所在地：東京都港区南青山5丁目6‐19
敷地面積：1,188.77㎡（359.60坪）
延床面積：7,044.71㎡（2,131.01坪）
構造：鉄骨造（一部柱CFT造）
規模：地上12階
ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ：シービーアールイー株式会社
設計・監理：清水建設株式会社一級建築士事務所
施工：清水建設株式会社
竣工：2022年（令和4年）8月末
CBRE業務：開発プロジェクト支援業務
Phase1
– 企画・事業可能性調査
Phase2
– 設計・施工総合アドバイザリー
– オフィス・商業リーシング
竣工後
– 内装監理
– 施設管理（プロパティマネジメント）
撮影 川澄・小林研二写真事務所
上段：建物外観（南東） 下段：低層階店舗（北西）
【MA5 の特徴】
●3路線が利用可能な「表参道」駅出入口至近の集客力
表参道駅B1出入口の目の前に位置し、地下通路から階段を上がり、地上に出た瞬間に「MA5」1階ショップのウインドウが目にと見込んできます。青山通りに面する個性あふれるファサードは、表参道交差点からも視認性が抜群で、出店テナントの集客向上に貢献します。
●道行く人にショップを、ブランドを、商品をアピールする二面通りに大きく開かれたファサードスペース
「MA5」は賑わいのある都市的スケールと落ち着いた住宅街のスケールを共存させ、街と建築をつなげます。低層部のガラスファサードは青山通りに向けて開放感をもたらします。メゾネットを活かした7.5mの高さでショールームにも使用可能。側道側はセットバックした歩道上敷地となっている為、より商品を身近に感じるディスプレイが可能になります。
●様々なブランドの世界観を思い通りに表現できる内部空間
「MA5」の店舗区画は3種類。すべて1～2階のメゾネットタイプで、もちろん全区画専用うち階段付き。Store1はトータル66坪、Store2は106坪、Store3は112坪のスペースになっています。Store1とStore2は統合して賃借でき、トータル172坪の大型ショップの構築が可能、メインテナントから一部転貸することも許容される。ジュエリー・コスメショップの旗艦店から、アパレル・家具・各種ショールームまで、さまざまな業態・商品で独特な世界観を表現可能。なお、店舗の募集区画の情報につきまして、CBREの物件検索サイトProperty SearchのMA5のページからご確認いただけます。
◇MA5 店舗募集情報
https://www.cbre-propertysearch.jp/retail/property-113103130928/
◇CBRE物件検索サイト – Property Search
https://www.cbre-propertysearch.jp/
●あらゆるワークスタイルと協調できる多様なテラス
オフィス区画には、執務エリアに直結する異なる形状のテラスを各フロアに配置し、レイアウトの可能性を最大限に引き出します。テラスを開放すれば、自然光や心地よいそよ風を取り込むと共に、オフィス空間の延長として一体利用が可能となります。リモートワークが普及し始めた昨今、オフィスワーカーにとって働く場所の選択肢が増えてきていて、オフィスに行く意味、そこで生み出される価値というものが改めて問われています。オフィスでありながらも、まるで都心の住宅のような佇まいで、思わず訪れたくなる空間がここにあります。
■当プロジェクトに関するお問い合わせ先
CBRE プロジェクトマネジメント シニアプロジェクトマネージャー 孫 可歆（ｿﾝ ｶｼﾝ）
TEL 070-2181-1679
Kexin.Sun@cbre.co.jp
CBREプロジェクトマネジメント部について
プロジェクトマネジメントチームは、オフィス・商業・ホテル・物流施設・生産施設・R&D・データセンターなどの幅広いアセットタイプにおける、新築、リノベーション、移転などのあらゆる計画において、100％クライアント企業の利益追求のためにコスト・品質・スケジュールをプロアクティブにコントロールします。設計者や施工者をはじめとする膨大な数に上るパートナー選定や管理においても、高い守秘性と同時に、透明性、説明責任の確保を可能とするプロセスを遵守しサービス提供しています。
■「MA5」店舗募集情報に関するお問い合わせ先
CBRE アドバイザリー＆トランザクションサービス リテール
TEL 03-5288-9790
CBREリテールサービスについて
CBREリテールサービスでは、国内外における豊富な店舗マーケットデータと長年培った確かな知見・経験を活用し、お客様の出店目的に沿った不動産ソリューションをご提案いたします。店舗賃借・売却の仲介業務を中心に、出店に関するアドバイザリーやリテール市場分析など、お客様のニーズに応じた最適なサービスをご提供しています。
CBRE日本法人について
CBRE日本法人（シービーアールイー株式会社）は、不動産賃貸・売買仲介サービスにとどまらず、各種アドバイザリー機能やプロパティマネジメント、不動産鑑定評価などの17の幅広いサービスラインを全国規模で展開する法人向け不動産のトータル・ソリューション・プロバイダーです。CBREの前身となった生駒商事が1970年に設立されて以来、約半世紀にわたり、日本における不動産の専門家として、全国10拠点で地域に根ざしたサービスを展開してきました。企業にとって必要不可欠な「ビジネスインフラ」として認められる不動産アドバイザリー&サービス企業を目指して、国内約1,300名*のプロフェッショナル（*子会社を含む）が、最適かつ的確な不動産ソリューションを中立的な立場で提供いたします。詳細につきましては日本国内ホームページ www.cbre.co.jp をご覧ください。公式Twitterアカウント：@cbrejapan
CBREグループについて
CBREグループ（NYSE：CBRE）は、「フォーチュン500」や「S&P 500」にランクされ、ダラスを本拠とする世界最大の事業用不動産サービスおよび投資顧問会社です（2021年の売上ベース）。全世界で105,000人を超える従業員(ターナー＆タウンゼントの従業員を除く)が、100カ国以上でクライアントに対し、幅広いサービスを提供しています。不動産売買・賃貸借の取引業務、プロパティマネジメント、ファシリティマネジメント、プロジェクトマネジメント、事業用不動産ローン、不動産鑑定評価、不動産開発サービス、不動産投資マネジメント、戦略的コンサルティングを主要業務としています。
