ジェイテクト、JTEKTブランド広幅円筒研削盤の販売開始

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株式会社ジェイテクトのグループ会社である株式会社ジェイテクトマシンシステムは、ジェイテクトグループが有する工作機械技術を融合し、JTEKTブランドの広幅円筒研削盤C6040Eを開発し、11月8日に販売開始いたします。また、同日開催される、第31回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2022」に本機種を出展いたします。
株式会社ジェイテクト(本社:愛知県刈谷市、社長:佐藤和弘、以下「ジェイテクト」)のグループ会社である株式会社ジェイテクトマシンシステム(本社:大阪府八尾市、社長:宮藤賢士、以下「ジェイテクトマシンシステム」)は、ジェイテクトグループが有する工作機械技術を融合し、JTEKTブランドの広幅円筒研削盤C6040Eを開発し、11月8日に販売開始いたします。また、同日から東京ビッグサイトで開催される、第31回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2022」に本機種を出展いたします。

 

広幅円筒研削盤C6040E広幅円筒研削盤C6040E

【開発コンセプト】
「価格を削れ、品質は削るな。」をキーワードに、ジェイテクトグループだからこそのシナジーを発揮することで、同一工作物で異なる径の同時研削ができ圧倒的なスペース生産性を誇る広幅円筒研削盤を開発しました。ジェイテクトマシンシステムが有するセンタレス研削盤の両持ち式構造のといし軸、およびジェイテクトが有する円筒研削盤の主軸台・心押台・振れ止めを融合することで、直径120mm、全長400mmの全外径同時研削を可能とし、市場拡大が進む電気自動車(BEV)に搭載されるモーターシャフトの効率的な量産を実現します。

ジェイテクトマシンシステムが有するセンタレス研削盤とジェイテクトが有する円筒研削盤の技術融合ジェイテクトマシンシステムが有するセンタレス研削盤とジェイテクトが有する円筒研削盤の技術融合

【主な特長】
・かつてない生産性
従来は研削全工程に円筒研削盤を3台要しますが、C6040Eは全工程を一挙に同時研削でき、設備台数1台で完結します。生産ライン長最大70%短縮を実現し、導入コスト低減にも寄与します。

・抜群の品質
ジェイテクトマシンシステムが有する高剛性の両持ち式構造のといし軸は研削力によるテーパ発生を理論上ゼロに抑えます。また、熱対称構造ベッドは温度変化によるテーパ発生をほぼゼロに抑制します。これらの技術を用いて工作物全幅で安定した寸法精度を確保します。

・こだわりの操作性
従来は文字のみが表示される入力画面でしたが、C6040Eは加工サイクルを視覚的に感じ取れる理解しやすい操作画面を採用しました。

・カーボンニュートラルへの貢献
スリープIN・ウェイクUP機能により、非加工時間の消費電力を最大75%削減します。また、ジェイテクトフルードパワーシステム製の省エネ油圧ユニット「トヨパックECOⅡプラス」は、インバータ制御により消費電力従来比50%削減を達成しました。これらの消費電力削減効果により、CO2排出量を最大3t/年削減します。

【販売開始時期】
2022年 11月8日

【販売定価】(税込み)
C6040E :¥47,300,000~

【今回の開発品を通じて貢献可能なSDGsの目標】

7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
9.4 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

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