この「LOCAL FISH CAN グランプリ2022」は、全国の高校生がLOCAL FISH(=地域の課題魚)を利用し、オリジナル缶詰を開発して競い合う大会で、海の現状課題や未来展望を知り、海にもっと関心を持ち、高校生自らアクションを起こすきっかけを作るプロジェクトです。この取り組みは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
公式サイト:https://localfishcan.com/
<結果>
■最優秀賞(グランプリ)
鳥取県立境港総合技術高等学校
■優秀賞
大分県立海洋科学高等学校
■ベストストーリー賞(海の課題、それに対する理解)
長崎県立長崎鶴洋高等学校
■地域巻き込み賞(地域連携)
学校法人関西学園岡山高等学校
■缶カツ賞(コミュニティサイトでの活動)
愛媛県立南宇和高校
<受賞チームの紹介>
No.33
最優秀賞
天然本マグロ ✕ 鳥取県立境港総合技術高等学校(鳥取県)
『境港天然本マグロのほーるもん煮込み』
境港では本マグロがたくさん水揚げされますが、胃袋や内臓は食用に利用されておらず、もったいないということで本マグロの胃袋を課題魚と設定し缶詰を作りました。
No.50
優秀賞
ブダイ ✕ 大分県立海洋科学高等学校(大分県)
『ブダイの味噌煮』
藻場が減ってしまう原因のため、価値が低いブダイを食べられるようにしたいです。
No.48
ベストストーリー賞
ウズバハギ ✕ 長崎県立長崎鶴洋高等学校(長崎県)
『ナガサキイッカクハギのわからん(和華蘭)缶詰』
温暖化によりふぐの養殖が困難となった。次世代の養殖魚としてウスバハギを進めており、その味を知ってもらいたい。
No.42
地域巻き込み賞
シャコ ✕ 学校法人関西学園岡山高等学校(岡山県)
『アロス・カルドッソ・デ・マンティス・キャマロン
〜シャコの地中海風リゾット〜』
瀬戸内から世界へ!瀬戸内海の底質環境、そして内海という特性からくる、陸から流れ込む河川の水による影響の大きさ、このことをもっと世界に発信したい。多くの方に課題を知ってもらい、豊かな瀬戸内海の再生につなげてゆきたい。
No.43
缶カツ賞
ウルメイワシ ✕ 愛媛県立南宇和高等学校(愛媛県)
『イワシンボル』
ほとんどのウルメイワシが養殖用の餌として利用されている。持続可能な社会にするには食用として利用するのが当然だと考えました。私達が広めて食べていかないといけないと思います。
<「LOCAL FISH CANグランプリ2022 決勝大会」概要>
日時:2022年10月10日(月・祝)9:00~13:00
実施会場:F studio SHIBUYA 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷 3-3-5 NBF 渋谷イースト 1F
出場チーム:全国から10チームが進出
審査内容:プレゼンテーション/質疑応答/缶詰試食
缶詰化:決勝大会時に100個作成
審査員:黒川 勇人、平坂 寛、英玲奈、川端 啓嗣、西井 諒(日本財団)
MC:相場詩織
<団体概要>
団体名称:一般社団法人全国道文化交流機構
URL:https://localfishcan.com/
主な活動内容:課題魚利活用プロジェクト「LOCAL FISH CAN グランプリ2022 〜海と日本プロジェクト〜」
高校生が地域の課題魚「LOCAL FISH」を利用した、オリジナル缶詰を開発して競い合う大会を開催。大会を通して海の現状課題や海の未来展望を知り、海にもっと関心を持ち、自らアクションを起こすきっかけを作ることを目指している。また、LOCAL FISHを利活用することで、地域の活性化にもつなげる。今年度は、昨年度の9エリアから全国47都道府県に開催規模を拡大。6月まで高校生からのエントリーを募集し10月10日(缶詰の日)に東京で全国大会を開催する。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/