詳細はこちらから→https://readyfor.jp/projects/syria2022/announcements/233432
■きたむら さとしさんからのメッセージ
絵本作家として、これまで世界の様々な国で子供たちとワークショップをやってきました。
どこの国でも子供たちがみな、同じように笑い、喜び、ときに戸惑う様子を見てきました。
話す言葉は違っても人の喜怒哀楽は同じなのだと実感しました。
不運な状況下で、学び遊ぶ機会を失いつつある子供たちに、微力ながら役に立ちたいと思い、クラウドファンディングに参加しました。
絵本作家
きたむらさとし
<きたむら さとし氏 プロフィール>
1956年東京生まれ。1979年より2009年までロンドンに住み、イギリスの出版社から絵本を刊行してきた。中南米を始め様々な国で子供のワークショップを行う。
代表作に「ぼくはおこった」(ハーウィン・オラム文・評論社)「ミリーのすてきなぼうし」(BL出版)「スマイルショップ」(岩波書店)「ことばとふたり」(文・ジョン・エガード・岩波書店)などがある。2019年より神戸に在住。
西宮阪急にて、絵本原画展を実施中。
【詳細】https://www.ehonnavi.net/event.asp?en=3771(11月1日(火)まで)
■支援が届かない地域に教育を届けるPiece of Syria
Piece of Syriaは、2016年の設立以来、どこからも支援が届かない地域に住むシリアの子ども達に教育を届ける活動を続けています。いただいたご支援のおかげで、6年間で2000名を超える子ども達に教育を提供してきました。
また、昨年のクラウドファンディングでは、教育の機会がない地域でSAKURA幼稚園を開園することができ、100名の生徒に学ぶ機会を提供することができました。さらに目標金額を超えるご支援のおかげで、公共サービスがない地域に通園バスも届けることもできました。
■ 「戦争中よりも厳しいかもしれない」シリアの現状
戦争が起こる前までのシリアは、就学率が99.6% (出典:UNICEF) で、大学も無料で行くことができ、教育レベルも非常に高かったことで有名でした。
しかし、2011年3月から戦争が始まり、11年以上経った今も終わってはいません。
戦闘自体は減っていますが、シリアへの支援も減少しています。さらに、シリア国内は経済制裁や国際情勢から物価が高騰し、生活費がどんどん上がっています。「戦闘が最も激しかった時以上に生活が厳しい」という声が現地から届くほどの状況です。
SAKURA幼稚園のあるシリア北西部は、他の地域から逃れてきた「国内避難民」が多く集まる場所です。前述のような厳しい状況の中でも人口が増え、子ども達の数も増えているため学校や先生が不足しています。
■ Piece of Syriaが支援する「SAKURA幼稚園」について
これまで、Piece of Syriaは毎年100〜500人の子ども達が教育できる環境を届けています。
2021年のクラウドファンディングではSAKURA幼稚園を設立することができました。
その後も資金を集めることができ、当初100名で予定していた生徒を200名に拡大し、通園バスの購入もすることができました。
現在、SAKURA幼稚園では4〜6歳の子ども達200人のために、幼稚園では園長先生・5名の先生、心理的ケアの専門家、清掃スタッフの8名が働いています。
授業内容は、アラビア語・英語・算数・理科・社会・アクティビティ。教育の基礎を学ぶだけなく、心のケアができる場所です。
【幼稚園のハミダ・サナァ先生の言葉】
実は生徒達は最初、幼稚園に行くのが好きではありませんでした。家で勉強もせず、何もしなくないことを望んでいたんです。特に最初の週は、両親から離れるのが悲しくて、生徒達は絶えず泣いていました。
しかし、職員みんなで問題に対処するため、楽しい話をしたり、レクリエーション活動をしたりしながら、幼稚園を楽しんでもらえるように工夫を重ねました。そして今では、子ども達は幼稚園を愛し、勉強を楽しみ、帰らずにもっとここに居たいとさえ思ってくれるようになりました。
幼稚園に通う子ども達の表情が変化し、たくさんの笑顔を見せてくれるようになったことが本当に嬉しいです。
皆さんのご支援に心から感謝しています。
■ クラウドファンディングを通して生徒数を増やし、教育の質を向上させたい
さらに多くの子ども達に入園してもらえるよう、今回のクラウドファンディングを「職員の給料(増員含む)」「教室の賃料」「設備投資」に充てます。
また、ご支援いただいたみなさまには、シリアを身近に感じていただける「シリアの文化を学ぶ教養ゼミ」「シリアへのバーチャルツアー」「シリアの刺繍作家のウォールアート」などのリターンを準備しています。
詳しくはこちらから→https://readyfor.jp/projects/syria2022
■ Piece of Syriaについて
Piece of Syriaは、「シリアをまた行きたい国にする」ことを目指し、2016年に設立、2021年NPO法人化。
ある課題だけでなく、本来シリアが持っていた魅力も含めて伝えること、そして長い戦争からの復興・平和構築の主体である子ども達が基礎教育を受けることで、シリアが平和になり、また魅力的で行きたくなる国となることを目指しています。
トルコのNPO「Education Without Borders」と協力して、シリア北部の幼稚園・小学校、トルコ南部のシリア難民向け補習校を運営し、現在まで2000人の子ども達に教育を届けてきました。
Web: http://piece-of-syria.org/
Facebook: https://www.facebook.com/piece.of.syria/
Instagram: https://www.instagram.com/piece.of.syria/
Twitter: https://twitter.com/piece_of_syria
Youtube: https://www.youtube.com/c/PieceofSyria
寄付:https://piece-of-syria.org/whatyoudo/donation.html
イベント:https://piece-of-syria.peatix.com/