地ブリを通じて海の変化を子どもたちに知ってほしい 小・中学校10校4,000名の給食に函館ブリたれカツ無償提供!

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一般社団法人Blue Commons Japanは、函館近海で漁獲量が急増しているが地元での消費が低迷している「ブリ」の消費拡大と食文化への定着を目指し、函館市内の小・中学校の給食に函館ブリたれカツを無償で提供いたしました。今年で3年目となるこの取り組みは、子どもたちが「ブリ」を美味しく食べることをきっかけに、漁獲量急増の原因とされる海洋環境の変化などの背景や海の未来に関心を持ってもらうことを目的に実施しています。
この取り組みは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しており、はこだて・ブリ消費拡大推進協議会からブリの無償提供を受け実現いたしました。

 

  • 概要

・開催概要 小学校7校・中学校3校の給食に函館ブリたれカツ無償提供
・日程および提供校
 2022年9月16日(金)巴中学校・青柳中学校・五稜郭中学校
 2022年9月26日(月)駒場小学校・神山小学校・赤川小学校・南本通小学校・港小学校・北美原小学校・八幡小学校
※巴中学校、駒場小学校は講師が訪問して行うミニ講座、他の学校はオリジナル動画の視聴
・提供食数 3,970名
・協力団体 はこだて・ブリ消費拡大推進協議会(渡島総合振興局)、函館市教育委員会保健給食課
 

  • 未来を作る子どもたちに海の変化やブリのミニ講座を!

今年はより多くの子どもたちに食を通じて海について学ぶ機会を創出するため、小学校だけではなく中学校にも規模を拡大。ミニ講座の対象校である駒場小学校と巴中学校の2校では、給食時間の前に海の変化やブリの生態を中心とした紙芝居を使って子どもたちにも分かりやすいよう、時には海のクイズを混ぜ込んだミニ講座を実施しました。ミニ講座終了後には、全校放送でも全校生徒に向けて同内容を放送しました。

馴染みの少ないブリや函館の海の特徴の話しを聞き、真剣に話しを聞く生徒や「ハイ!」と元気よく挙手する生徒もいれば「美味しそう。早く食べたい!」と待ちきれない生徒など、教室内は活気に溢れました。

▼函館ブリたれカツを美味しそうに食べる生徒。

▼全校生徒に配布したランチョンマットを真剣に見る生徒。

 

  • コメントや感想

【生徒の声】
・日本で一番北海道が獲れていると初めて知った!
・温暖化の影響でブリが獲れていると知らなかった。
・魚料理で一番ブリたれカツが好きになった!
・帰ったらお母さんにブリたれカツを教えて家でも作ってもらいたい!
【教師の声】
・最近は授業でも、食物連鎖などの食育分野に力を入れていたので子どもたちにとても有意義な経験をさせてあげれました。
・ブリを食べたことがない児童も多く、成長に必要な栄養素が豊富な魚なのでこれを機にブリを好きになってもらいたい。

<団体概要>
団体名称:一般社団法人Blue Commons Japan
URL:https://bcjapan.org/
活動内容:海の問題解決に向けたアクションの輪を広げることを目的として、食文化を切り口にした海洋教育を中心に、海と人とのかかわりについて学び、海洋がもたらす恩恵や未来、さらに海洋の課題について理解を深めるために様々な事業を行います。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

 

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