双日、欧州でのグリーン水素サプライチェーン構築に向けた覚書を締結

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双日は、このたび、フランスの石油製品関連基地会社のRubis Terminal Infra(ルビスターミナルインフラ) SAS(以下「ルビスターミナル」)、スペインのインフラ投資関連会社Reganosa Asset Investment(レガノサアセットインベストメント) (以下「レガノサ」)(※)と、欧州でのグリーン水素のサプライチェーン構築事業を共同で調査するためのMOU(以下「本覚書」)を締結しました。
 スペインは太陽光発電、風力発電のポテンシャルが高く、総発電量に占める再生可能エネルギー発電量の割合が30%を超えており、グリーン水素の生産・供給地として期待されています。
 その中でも、レガノサがLNG受入基地を運営しているスペイン北西部・ガリシア州は、北西ヨーロッパの主要港(アムステルダムやロッテルダム、アントワープなど)へのアクセスにおいて地理的優位性を有していることから、グリーン水素製造・輸出拠点の最適地の一つと考えています。
 レガノサはガリシア州でのグリーン水素製造事業を推進中で、2025年に生産開始を予定している第1フェーズでは同州周辺の地元顧客にグリーン水素を供給することを計画しております。本覚書を契機として、水素・アンモニアの需要増が想定される北西ヨーロッパの主要港へ輸出することを目的に、第2フェーズとしての当該事業の拡張可能性や最適な運搬方法について、3社で調査し、検証していきます。
 3社はそれぞれの事業経験、産業顧客とのネットワーク、技術的知見を結集し、脱炭素化社会実現に向けたグリーン水素のサプライチェーン構築を目指し、調査を進めていきます。

(※)Reganosa Asset Investmentの親会社であるReganosa Holdco S.A.は、双日が15%出資しているスペインLNG受入基地事業会社Regasificadora Del Noroeste SAの85%株主です。

(ご参考)
【ルビスターミナルの概要】

会社名 Rubis Terminal Infra 
設立年 1877年
本社所在地 33 avenue de Wagram, 75017 Paris, France
代表者 Bruno Hayem
事業内容               欧州における石油製品、液体燃料、化学品、農作物の貯蔵事業。フランス、スペイン、ベルギー、オランダで15基の貯蔵タンクを保有。

 

【レガノサの概要】

会社名 Reganosa Asset Investment S.L.
設立年 2018 年
本社所在地 Lugar Promontoiro, S/N, Mugardos, 15620 , La Coruña, Spain
代表者 Collantes Perez Arda, Carlos
事業内容 欧州(主にスペイン)におけるレガノサグループの事業全体の投資管理。 

 

【関連リリース】
2017年10月30日付リリース
「双日、スペインの LNG 受入基地事業に資本参画」
https://www.sojitz.com/jp/news/2017/10/20171030.php

 

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