乳がんは、日本の女性に最も多く見られるがんです。2018年に新たに乳がんと診断された女性は約94,000人となっており、日本女性の9人に1人が罹患する大変身近ながんでもあります(1)。また、乳がんの発症と進行の背景には様々な因子が存在しており、BRCA1/2 などの遺伝子変異がある場合には乳がんの発症リスクが高くなります(2)。
本イベントは、乳がんの専門医のご講演およびトークセッションを通じて、乳がんの基礎知識や治療選択における遺伝子検査の意義など、乳がんにについて学んでいただけるイベントとなっています。また、だいたひかるさん、鈴木美穂さんをお招きして、お二人の乳がん体験についてお話いただきます。イベント内では、参加者の方々からいただいた質問に登壇者が答えたり、LINEアカウント「わかる乳がん」の体験セッションも予定しています。
乳がんの治療をしている、年齢的に乳がんに不安を感じている、身近な人が乳がんになったなど、乳がんに関心のある方はこの機会に是非ご参加ください。
<開催概要>
日 時:10月25日(火)18:00~19:20
形 式:オンライン
参加費:無料
参加申込:下記リンクよりお申込みください。
https://www.nyugan.jp/recommend/seminar_lp.html
登壇者:清水 千佳子先生 (国立国際医療研究センター病院 乳腺・腫瘍内科 診療科長)
だいたひかるさん(芸人/乳がんサバイバー)
鈴木 美穂さん(NPO代表 元報道記者・キャスター/乳がんサバイバー)
増田 美加さん(女性医療ジャーナリスト/トークセッションファシリテーター)
※登壇者は予告なく変更となることがあります。予めご了承ください。
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登壇者プロフィール
清水 千佳子先生 (国立国際医療研究センター病院 乳腺・腫瘍内科 診療科長)
東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学院医歯学総合研究科(生命情報)を修了し医学博士を取得。専門は乳癌薬物療法であり日本乳癌学会評議員を始め日本臨床腫瘍学会協議員、日本がん・生殖医療学会理事、AYAがんの医療と支援のあり方研究会理事長、日本腫瘍循環器学会幹事を歴任。またがんサバイバーシップにも力を入れており、令和4年6月には国立国際医療研究センター病院 病院患者サポートセンター がん相談支援センター長に就任。治療のみならずがんを抱える患者や家族に対する相談や課題の解決に日々臨まれている。
だいたひかるさん(芸人)
「どーでもいーいですよー」の持ちネタで知られるピン芸人。R-1グランプリ初代王者。2014年から不妊治療を始めたが、2016年ステージ2Bの乳がんと診断され中断。右乳房の全摘出手術をするが、全摘した右胸にしこりが見つかり2019年に再発。2020年に放射線治療を一時中断し、不妊治療を再開。2021年5月に第一子を妊娠、2022年1月に出産。
鈴木 美穂さん(NPO代表 元報道記者・キャスター)
2008年、24歳の時に乳がんを経験。2009年、若年性がん患者団体「STAND UP!!」を発足。2016年には、東京都江東区にがん患者や家族が訪れ無料で相談できる 「マギーズ東京」をオープンし、がんに影響を受けた人を支える活動を続けている。
認定NPO法人マギーズ東京:https://maggiestokyo.org/
増田 美加さん(女性医療ジャーナリスト)
当事者視点に立った女性のヘルスケアや医療について執筆、講演を行う。乳がんサバイバーでもあり、がんやがん検診の啓発活動を行う。認定NPO法人キャンサーネットジャパン乳がん体験者コーディネーター。NPO法人「女性医療ネットワーク」理事「マンマチアー委員会」主宰。NPO法人「乳がん画像診断ネットワーク(BCIN)」副理事長。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会会員。
増田美加オフィシャルサイト:http://office-mikamasuda.com/
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「わかる乳がん」LINEアカウントについて
・治療や生活に役立つ幅広い情報
-精密検査の内容を解説
-乳がんの特徴や基本的な治療などを解説
-患者さんが抱きやすい疑問について、チャットボット形式のFAQ
-診断から治療まで患者さんの体験談を掲載
・解説記事と動画でわかりやすい
・ご利用方法:
-LINEアカウントをご利用中の方――下記二次元コードあるいはURL( https://lin.ee/93UoUsA )よりアクセスのうえ友達登録してご利用ください
-LINEアカウントをご利用されていない方――先にお持ちのスマートフォンやパソコンにLINEアカウントをインストールいただいた後、下記二次元コードあるいはURL( https://lin.ee/93UoUsA )より友達登録してご利用ください
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乳がんについて
乳がんは世界中で最も多く診断されているがんであり、2020年に診断された患者さんは推定230万人です(3)。2018年に日本で新たに乳がんと診断された患者さんの数は約94,000人で、女性の部位別がん罹患数第1位となっており、全乳がん患者さんの約90%が早期乳がんと診断されます(4,5)。早期乳がん治療は進歩しているものの、高リスクの臨床的および/または病理学的特徴のある患者さんの最大30%が、数年以内に再発します(6)。また、BRCA変異のある乳がん患者さんは、変異のない患者さんと比較して、通常よりも若年で乳がんと診断される可能性が高くなっています(7)。乳がんは生物学的に最も多様な腫瘍タイプの1つであり、その発症と進行の背景には、様々な因子が存在します(2)。乳がんの発症におけるバイオマーカーの発見は、この疾患の科学的な理解に大きな影響を及ぼしています(8)。
認定NPO法人キャンサーネットジャパンについて
1991年に発足し、がん患者が本人の意思に基づき治療に臨むことができるように、科学的根拠に基づく情報発信を行うことをミッションとしています。2001年にNPO法人化、2007年1月に専用事務局を開設し、現在は東京と大阪を拠点に全国で活動しています。2016年8月認定NPO法人となり、現在の主な活動は、各種がんについての啓発イベント、全国のがん診療連携拠点病院等に設置されている「もっと知ってほしいシリーズ冊子」の制作、養成講座や認定試験など教育事業等も実施しています。これらの活動を通して、がんと向き合う人々が自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指しています。希少がんも含め、あらゆるがんに関する最新医療情報発信のため、2014年より毎年開催しているジャパンキャンサーフォーラムは、がん患者・家族のみならず一般市民を対象とした最大級のがん啓発イベントです。
アストラゼネカについて
アストラゼネカは、サイエンス志向のグローバルなバイオ・医薬品企業であり、主にオンコロジー、希少疾患、循環器・腎・代謝疾患、呼吸器・免疫疾患からなるバイオ・医薬品において、医療用医薬品の創薬、開発、製造およびマーケティング・営業活動に従事しています。英国ケンブリッジを本拠地として、当社は100カ国以上で事業を展開しており、その革新的な医薬品は世界中で多くの患者さんに使用されています。詳細についてはhttp://www.astrazeneca.comまたは、ツイッター@AstraZeneca( https://twitter.com/AstraZeneca )(英語のみ)をフォローしてご覧ください。
日本においては、主にオンコロジー、循環器・腎・代謝、呼吸器・免疫およびワクチン・免疫療法を重点領域として患者さんの健康と医療の発展への更なる貢献を果たすべく活動しています。アストラゼネカ株式会社についてはhttps://www.astrazeneca.co.jp/ をご覧ください。フェイスブックAstraZeneca.Japan( https://www.facebook.com/AstraZeneca.Japan/ )とインスタグラム AstraZeneca / アストラゼネカ( https://www.instagram.com/astrazenecajapan/ )もフォローしてご覧ください。
Reference
1. 国立がん研究センター がん情報サービス https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/14_breast.html . (2022年7月アクセス時)
2. 国立がん研究センター がん情報サービス 全国がん罹患データ(2016年~2018年)https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html . (2022年7月アクセス時)
3. International Agency for Research on Cancer. Globocan 2020 – Breast. Available at https://gco.iarc.fr/today/data/factsheets/cancers/20-Breast-fact-sheet.pdf . Accessed June 2022.
4. Yersal O and Barutca S. Biological subtypes of breast cancer: Prognostic and therapeutic implications. World J Clin Oncol. 2014;5(3):412-424.
5. Asselain B, et al. Long-term outcomes for neoadjuvant versus adjuvant chemotherapy in early breast cancer: meta-analysis of individual patient data from ten randomised trials. Lancet. Oncol. 2018;19(1):27-39.
6. O’Shaughnessy J, et al. Prevalence of germline BRCA mutations in HER2-negative metastatic breast cancer: global results from the real-world, observational BREAKOUT study. Breast Cancer Research. 2020;22(114).
7. Colleoni M, et al. Annual Hazard Rates of Recurrence for Breast Cancer During 24 Years of Follow-Up: Results From the International Breast Cancer Study Group Trials I to V. J Clin Oncol. 2016;34(9):927–935.
8. Rivenbark AG, et al. Molecular and Cellular Heterogeneity in Breast Cancer: Challenges for Personalized Medicine. Am J Pathol. 2013;183:1113-1124.
プレスリリースは以下よりダウンロードできます。
https://prtimes.jp/a/?f=c-24308-2022091514-f36a7778088ac268cfb8b2ee64eb8e0c.pdf