当社では今回の栄誉ある受賞を契機にさらなる事業の拡大やソリューション開発を進めることを通じ、外出困難者の就労と社会参加を積極的に推進し、今後とも未来の新たな働き方の発明に務めてまいります。
◆Ars Electronica festival 2022について
オーストリアのリンツで毎年開催される芸術・先端技術・文化の祭典で、SXSWと並びメディアアートに関する世界的なイベントとして知られている。「インターナショナル・ブルックナー・フェスティバル」の一環として1979年に始まり、1986年には独立したイベントとして例年開催されている。
「アルスエレクトロニカフェスティバル2022」では、本コンペティションの受賞作品が一堂に会する受賞作品展が開催。
●日程:2022年9月7日(水)〜 9月11日(日)
●会場:アルスエレクトロニカフェスイティバル2022 (オーストリア国リンツ市)
◆Prix Ars Electronica 2022 賞について
Prix Ars Electronica(プリ・アルスエレクトロニカ)は、1987年に創設された世界で最も歴史と権威のあるメディアアートのコンペティションのひとつである。同賞には①コンピューターアニメーション部門②デジタルミュージック部門③ハイブリッドアート部門④インタラクティブアート部門⑤デジタルコミュニティ部門の5部門が設定され、各部門ごとにゴールデン・ニカ賞が選出されます。
2022年のコンペティションには88カ国から2,338のプロジェクトが応募された。日本における同賞における最高賞の受賞は2015年の赤松音呂氏の「チジキンクツ」以来、7年ぶりとなります。
◆URL:https://ars.electronica.art/prix/en/winners/
S+T+ARTSは、アーティスト、科学者、エンジニア、研究者のコラボレーションを支援するために、欧州委員会の研究・革新プログラム「Horizon 2020」の下で開始された取り組みです。
サイエンス、テクノロジー、アート(略してS+T+ARTS)は、洞察力のあるオブザーバーがイノベーションの可能性が極めて高いと認めた結びつきのある分野において、ヨーロッパが近い将来直面する社会的、環境的、経済的な課題を克服するためには、まさにイノベーションが必要だと考えています。
S+T+ARTSにおいて欧州委員会は、本賞により科学技術と芸術の接点における最も先駆的なコラボレーションとその成果を評価し、最も先駆的なコラボレーションを表彰します。
STARTS Prizeは2016年に創設され、科学、技術、芸術のネクサスにおいて、経済的・社会的イノベーションに大きな影響を与えるのに必要な革新的プロジェクトを選び出すコンペティションです。毎年、最も先駆的な2つのプロジェクトが名誉あるGrand Prize(最高賞)を受賞し、10のHonorary Mentions 2022(次点賞)が選出されます。
◆URL:https://starts-prize.aec.at/en/
◆分身ロボットカフェDAWN ver.β(ドーンバージョンベータ)
「すべての人に社会とつながり続ける選択肢を」をテーマに、ALSなどの難病や重度障害で外出困難な人々が分身ロボットを遠隔操作して働く常設実験カフェ。社会課題をテクノロジーによって克服し「動けないが働きたい」という意欲ある人々に雇用の場を提供し、ここから企業就職するケースも生む。2018年の初開催以降、3回の期間限定開催を経て2021年6月常設店舗を開店。分身ロボットOriHime・OriHime-Dに搭乗し遠隔勤務するスキルを磨いた「OriHimeパイロット」を70余名育成し、企業や自治体での就労の道筋を作っている。
公式サイトURL:https://dawn2021.orlab.com/
【オリィ研究所について】
「人類の孤独をリレーションテックで解決する」をミッションとし、遠隔操作でありながら「その場にいる存在感」を共有できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を中心としたロボットの製造、および分身ロボットを活用した就労支援サービス「AVATAR GUILD(アバターギルド)」の提供を行なっている。他プロダクトとしては、テレワークでの肉体的社会参加を可能にする分身ロボット「OriHime-D(オリヒメディー)」、重度障害があっても目や指先などの僅かな動きだけでコミュニケーションを可能にする意志伝達装置「OriHime eye+Switch(オリヒメアイプラススイッチ)」など。
【株式会社オリィ研究所 公式HP】
◆URL:https://orylab.com/
※「OriHime」「OriHime eye」「分身ロボットカフェ」「DAWN」「AVATAR GUILD」は株式会社オリィ研究所の登録商標です。