- 本投資の背景
Cowbell Cyberは、AIを用いたリスク判断、再保険スキーム、AI査定により実現した低い請求率・ロス率など、ビジネスモデルにおいても、他社と比べて高い先進性と優位性を持っていると当社は判断しております。
Cowbell Cyberは、今回のAnthemis Groupをリード投資家としたシリーズBでのUSD100M(約130億円)の資金調達により、データサイエンス、引受、リスクエンジニアリング、請求管理への投資を増加させ、デジタル配信を含む市場開拓チャネル等を拡大することが可能となります。
- 「Cowbell Cyber」とは
主に中小企業向けにサイバーセキュリティ及びサイバー保険を提供する米国の事業者です。現CEO Jack Kudale氏他2名により2019年に設立されました。
サイバー攻撃リスクの自動測定、業界初のAIを用いたリスク診断により5分以内で保険料の見積もりを行うビジネスモデルで、年商USD250M(約322億円)までの企業を対象にUSD5M(約6億4千万円)までの損害をカバーしています。全米50州とコロンビア特別区で保険販売ライセンスを取得済です。
「Cowbell Cyber Inc.」公式サイト https://cowbell.insure
- 「Anthemis Group」とは
Anthemis Groupは、2010年に設立され、「経済の青写真として、多様性、公平性、包括性へのコミットメントを持って、世界有数の金融サービス企業を構築すること」をビジョンとしている英国のベンチャーキャピタルです。
「Anthemis Group」公式サイト https://www.anthemis.com/
- 「新日本アセットマネジメント株式会社」とは
当社は、金融商品、国内外の不動産への投資をはじめ、ジャンルを超えた金融の総合サービスを提供している会社です。安定的なハイリターンが期待できるオルタナティブ投資に注目しており、海外の運用先も含めた幅広い投資対象を検討しております。
これからも豊富な経験に基づく金融や不動産の知見を活かし、多様で柔軟な金融ソリューションを提供してまいります。
- 新日本アセットマネジメント株式会社 代表取締役 三留 正大 よりコメント
Cowbell Cyberは、業界初のAIに基づくリスク診断による高い先進性・優位性をもとに、米国最大のサイバー保険流通ネットワークを開発、その診断モデルは2,300万社以上の企業データ(中小企業米国市場の70%)をサンプルとしています。これらにより、同社は中小企業向けのサイバー保険分野を牽引する企業として市場での地位を確立しています。また、2022年に保険契約者数を大幅に拡大させていることや、財務状況・価格競争力等の面からも多角的・総合的に分析した結果、同社は優れたビジネスモデルで急成長している企業だと判断しております。さらに、ランサムウエアの被害等、サイバーテロの脅威は増え続けており、サイバー保険については市場としても拡大する見通しとなっていると分析していることから、今回の投資を実行いたしました。Cowbell Cyberがサイバー保険市場にもたらす更なるイノベーションに期待しております。
【新日本アセットマネジメント株式会社 概要】
本社所在地 東京都千代田区九段北1-3-1 VORT九段下8F
代表取締役 三留 正大
資本金 1億円
事業領域 国内不動産投資業務、海外不動産投資業務、保証業務、債権投資業、金融商品の投資運用及び管理
Webサイト https://nj-am.co.jp/