家庭学習促進中の高校の約7割が取り組みの課題が”業務量の多さ”と回答、生徒とのコミュニケーションも「時間がとれない」を理由に半数以上の高校で課題感あり

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教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」を提供するスタディプラス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:廣瀬高志、以下スタディプラス)は、2022年6月13日から17日にかけて、全国の高等学校の進路指導主任・第一学年主任・第二学年主任・第三学年主任を対象として、「全国の高等学校における家庭学習の促進への取り組みに関する調査」を実施、479件の有効回答を得ましたので、概要をご報告いたします。
今回のリリースにおいては、家庭学習促進に取り組む高校における課題を中心にご報告します。

■本リリースにおけるトピックス

家庭学習促進に取り組む理由、97.7%が「学習習慣定着のため」と回答。
家庭学習促進で「業務量の多さ」「生徒のモチベーション管理」を課題と感じる高校が7割。
家庭学習促進における生徒とのコミュニケーションに、半数以上が課題を感じると回答。
最も多い理由は、「時間が取れない」。
家庭学習促進に取り組んでいない高校、67%が必要性を感じていると回答。
取り組んでいない理由は「各生徒に任せている」、次いで「時間がない」。

◆本調査の概要

  •  調査対象: 全国の高等学校の進路指導主任・第一学年主任・第二学年主任・第三学年主任
  •  回答数 : 479件
  •  調査方法: FAXにてアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
  •  調査時期: 2022年6月13日〜6月17日

※補足事項
本調査では以下の調査項目への回答が示すように、家庭学習促進に対して積極的な学校からの回答を多く得る結果となりました。

 【調査項目】
  ・貴校では、生徒の家庭学習促進に取り組まれていますか?(n=479)
 【結果】
  ・全体の79.7%にあたる382校が「はい」と回答、20.3%にあたる97校が「いいえ」と回答。

■家庭学習促進に取り組む高校における実態
【調査項目】
・家庭学習促進に取り組まれている理由を教えてください。(複数回答可)(n=382)

【結果】
・最も多い理由は「学習習慣定着のため」。97.6%の学校が回答。
・続いて多かったのは「進学実績向上のため」で、半数を超えた。

【調査項目】
・家庭学習促進への取り組みに関して課題と感じていることはありますか?(複数選択可)(n=382)

【回答】
・最も多いのは「教員の業務量の多さ」「生徒のモチベーション管理」で、7割弱の学校が課題だと回答。

【調査項目】
・家庭学習促進として面談や生徒一人ひとりへの声掛け等行っていますか?(n=382)

【回答】
・生徒との面談や声掛けについては、90%弱の学校が取り組む傾向あり。

【調査項目】
・生徒との面談時間及びコミュニケーションは十分に取れていると思いますか?(n=339)

【回答】
・「十分とれていると思う」割合は、全体の半数を下回る結果に。

【調査項目】
・現在、生徒とのコミュニケーションに課題を感じていますか?(n=339)

【回答】
・半数以上が、コミュニケーションに課題を感じていると回答。

【調査項目】
・生徒とのコミュニケーションで感じているのはどのような課題ですか?(複数選択可)(n=339)

【回答】
・「時間が取れない」が約4割でトップ、続いて「コミュニケーション量が少ない」と3割が回答。

■家庭学習促進に取り組んでいない高校における実態
【調査項目】
・家庭学習に取り組まれていない理由を教えてください。(複数選択可)(n=97)

【回答】
・「各生徒に任せているため」がトップ。「時間がないため」が続く。

【調査項目】
・家庭学習促進は必要だと思いますか?(n=97)

【回答】
・必要性については、7割弱が感じていると回答。

■本調査の完全版ダウンロードについて
本調査結果を全て閲覧できる完全版資料をご用意しました。下記のリンクからお申し込みいた
だいた方にご提供いたします。家庭学習促進に、ぜひご活用ください。
<資料ダウンロードリンク>https://forms.gle/ywAt58i2hVDVgC2S8

■高校における家庭学習促進事例(熊本県立天草高等学校)
天草高校は、家庭学習促進に取り組んでおりましたが、「伝達漏れの対応が困難だった」「全生徒とのコミュニケーション創出が困難だった」という課題感を持っておりました。
学校全体でGIGAスクール構想に挑戦していく中で、複数のICTツールを導入しており、当社が提供する教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」も活用。
課題があったコミュニケーション面を改善し、家庭学習における生徒への声掛けを最適化・効率かしています。

末松孝章先生コメント
『Studyplus for Schoolを導入する前は、ホームルームでの連絡漏れなど、教員と生徒のやり取りがスムーズにできないという課題がありました。ですが、今は「メッセージ機能」を活用することでいつでも気軽に連絡が取れるようになり、「生徒が面と向かって言いにくいこともStudyplus for Schoolを通してであれば話してくれる」といったメリットも生まれました。』
『「日頃見ることができない家庭学習をリアルタイムで褒めることができる」「他の教員のアドバイスを見て共通理解の上で対応できる」などコミュニケーションツールとして非常に役に立っています。結果として、実に9割の教員がStudyplus for Schoolを活用してから生徒の学習の取り組みが向上したと実感しています。』

※完全版は【公式note】Studyplus for School マガジンに掲載
 https://story.studyplus.co.jp/n/n06968b7f3529?magazine_key=m2a60756f34c5

◆教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus」 概要
スタディプラスが提供する「Studyplus for School」は、生徒と先生を学習管理アプリ「Studyplus」でつなぎ、生徒の日々の学習ログを先生が見守り助ける、教育機関向け学習管理プラットフォームです。紙の教科書や参考書からデジタルの映像教材や演習教材まで、あらゆる学習ログを一元化・可視化することで、先生の業務負荷を軽減しながら、生徒一人ひとりの学びの個別最適化をご支援します。文部科学省CBTシステム「MEXCBT」と接続する学習eポータル。現在、全国の学校や学習塾など約1000校以上に導入されています(2022年8月現在)。 https://for-school.studyplus.co.jp/

◆スタディプラス株式会社 概要

  • 所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
  • 代表取締役:廣瀬高志
  • 事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の運営
  • 設立:2010年5月20日
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