助産師の離職リスクに向き合う──支援者自身のメンタルケアを学ぶ機会を公開

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妊産婦死亡の原因の第一位が自殺である日本において、その最前線に立つ助産師自身のメンタル負荷は深刻な課題となっています。

一方で、支援者自身のケアはこれまで体系的に学ぶ機会がほとんどありませんでした

株式会社With Midwife(本社:大阪府大阪市、代表取締役:岸畑聖月、以下With Midwife)はこの課題に対し、助産師向けリスキリングプログラム「License says」の一環として、支援者のメンタルケアを学ぶ機会を公開します。

■開催背景

助産師は、命の誕生に立ち会う尊い職業である一方で、常に大きな精神的負荷と隣り合わせにあります。

現在、日本の助産師の約9割は病院などの周産期医療現場に従事しています。そこでは、誕生と同時に死とも向き合う場面や、性暴力・社会的ハイリスクを背景に持つケースへの対応など、繊細で重い課題に日常的に関わっています。

さらに、妊娠・出産・育児の過程においては、ホルモンバランスや生活環境の変化により、メンタル不調を抱える女性も多く、助産師はそのケアの最前線に立っています。
特に産後うつの問題は依然として大きな社会課題となっており、世界的にも日本の周産期医療の技術水準は高いにもかかわらず、妊産婦の死亡原因の第一位は自殺とされていること、最近では、男性の産後のメンタル不調への支援の必要性もいわれています。

このような状況の中で、支援者である助産師自身も強いストレスや疲労を抱え、メンタル不調や離職につながるケースも少なくありません。

また、「寄り添うこと」が必要である専門職であるがゆえに、無意識のうちに感情を抱え込み、消耗してしまうという構造的な課題も存在しています。

■本セミナーの特徴

「支援者のためのメンタルケア2026」では、こうした背景を踏まえ、

  • 支援者だからこその心の疲れ方

  • 支援者自身のメンタルを守るための視点

  • 現場で実践できるセルフケアと関わり方

など、助産師が長く健やかに働き続けるために必要な知識を体系的に学びます。

本セミナーは、毎年実施される中で「自分自身を振り返るきっかけになった」「明日からの関わり方が変わった」など多くの反響をいただいており、2026年も開催を決定いたしました。

特に4月は、新たに助産師として歩み始める方や、環境が変化する方も多い時期です。
そうしたタイミングで「自分を守る視点」を持つことは、その後の助産師人生を大きく左右すると考えています。

■講師コメント

精神科医:江村 和世先生

「これまで看護職の方々の離職をどうにか減らすことができないかと考え続けてきました。患者さんに真摯に向き合い、優れたケアを提供されている方ほど、仕事そのものに疲れ、離れてしまう現実は非常に残念です。

助産師という素晴らしい仕事を、それぞれのライフステージに合わせてしなやかに続けていただきたい。そのためにも、支援者自身の心を守る視点は欠かせません。

安心して、自信を持って、妊産婦さんと関わることができるようになるお話をお届けできればと思っています。」

■開催概要

イベント名:支援者のためのメンタルケア2026
開催時期:2026年4月4日(土)11:00-12:00
対象:助産師、助産学生、その他(保育士や看護師など支援者の方)
形式:オンライン開催 *2週間のアーカイブ配信あり

イベントのお申込み・詳細はこちら

Peatixでのチケットの購入をお願いします。

■License saysについて

https://lic-says.jp/

本セミナーは、With Midwifeが展開する助産師向けリスキリングプログラム「License says(ライセンス セズ)」の一環として開催されます。

同プログラムは、医療知識に加え、キャリア設計やビジネススキルなどを体系的に学ぶ機会を提供しており、次回は2026年6月に第8期生の開講募集を予定しています。本取り組みを通じて、助産師が時代の変化に対応し「現代社会で価値を発揮し続ける存在」となることを目指します。

また知識の学びだけでなく、助産師のためのキャリアデザインプログラムの提供や国家資格キャリアコンサルタントによるキャリア相談も実施しており、キャリア支援も行っております。

■会社情報

企業名:株式会社With Midwife

設立日:令和元年11月1日

資本金:300万円

代 表:岸畑 聖月

所在地:大阪府大阪市都島区東野田町4-15-82 QUINTBRIDGE303

理 念:「生れることのできなかった、たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現

目の前のいのちだけでなく、流産や死産など、目に見えないいのちも私たちは日常的に目にしています。そんないのちも、決して取り残されない社会を、私たちは助産師の「寄り添う(care)」チカラで実現します。

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