津軽の風土と素材を活かした、りんごから生まれるあたらしい素材「Adam（アダム）」発表

「文化を育てる会社」として青森県五所川原市を拠点に宿事業を展開する株式会社KOMORUは、プロダクトデザインを手掛けるM＆Tと連携をし、津軽の持つ風土と素材に着目し可能性を見出す「TSUGARU SOZAI CENTER」を立ち上げました。第一弾として、アップルジュースやシードル製作工程から出る廃棄予定のりんごの残渣を活用した、あたらしい素材「Adam（アダム）」の開発を2021年の夏からスタートし、今回は試作品のお披露目として「風土と素材の試行展」を開催します。

津軽のあたらしい素材「Adam（アダム）」とは

「Adam（アダム）」は株式会社KOMORUとM＆Tによる津軽の風土と素材の探求により生まれました。りんごから生まれた素材であること、また今回のプロジェクトの始まりであること、そして神秘的なストーリーを宿す意味を込めて「Adam（アダム）」と名前をつけました。りんごの残渣から生まれる再生素材は全世界でも現在作られていますが、「Adam」は私達らしく津軽が持つ風土性を活かした独自の色合い等を大学とも連携をしながら研究をしています。

りんごの革、残渣、Adamプロトタイプ

風土と素材の試行展〜りんごから生地へ〜を開催

今回制作をした「Adam」をHirosaki Orandoで2022年8月19日(金)〜開催する「風土と素材の試行展〜りんごから生地へ〜」にて展示します。本展では”試行”をテーマとし、集まったメンバーが製作した素材実験、将来的な使用事例、青森県内で共同するメンバーとの対話などを多様なアプローチで展示いたします。また、津軽で見つかる多様な素材の可能性を探し、りんごから生み出す「Adam」だけでなく他の素材展示も同時に行います。

公式サイトURL：https://komoru.co.jp/posts/_IhKTF29

展示会と合わせてトークセッションの開催

また、展示会ではAdamの商品展示だけでなくトークセッションも行います。テーマは「大切にしたい津軽の風土と素材」とし、登壇者と共に様々な視点から対話を重ねることを目的とします。

8月20日(土)14:00 – 15:30
・辻本侑生（弘前大学）
・その他2人
司会進行：香田遼平、大島頌太郎（株式会社KOMORU）

8月21日(日)14:00 – 15:30
・浜田大豊（株式会社生き活き市場専務取締役）
・三上茜（りんご農家）
・倉島拓人（M＆T）
司会進行：香田遼平、大島頌太郎（株式会社KOMORU）

2023年に素材としての販売を予定

「Adam」は2022年の秋にも東京で展示を予定しております。また、2023年での販売を目指し商品の制作を続けてまいります。私達は今回の活動を一過性のあるものとして終わりを迎えるのではなく「TSUGARU SOZAI CENTER」として今後も可能性を探ります。そして、あらたな素材の開発に注力をしていきます。

プロジェクト構想イメージ