■女性リーダー育成の悩みを解決したい
2022年4月の改正女性活躍推進法施行により、従業員数101人以上の企業、34,940社に女性管理職育成が義務化されました。(総務省平成26年経済センサス-基礎調査)。しかし、厚生労働省の調査によれば「女性の採用はできているが、女性の管理職が少ない」という課題を抱えている企業は、約半数(47.6%)にのぼります(平成27年厚生労働省委託 「女性の活躍推進」にむけた取り組み施策集 平成27年12月~平成28年1月、従業員数101人以上の企業10,000件対象)。女性活躍推進法施行が後押しになっている一方で、知識やノウハウがなく、女性管理職を育成する方法がわからないと悩む企業が日本全国に広がっています。
そこで、女性リーダー育成に関する知識を標準化し、日本中の企業が女性リーダー育成を可能にすることで企業価値向上を実現すべく、AIを活用した適性検査を行うAI CROSSとの共同プロジェクトを発足いたしました。
■組織課題へのソリューション提供
「女性リーダー育成」というと、日本では、女性社員の意識改革等に目が向き、女性社員への研修や教育機会の提供にまず着手する企業が多い傾向にあります。一方で、女性役員を数多く輩出している欧米諸国では、組織課題と捉え「女性リーダーが誕生し続ける組織に変革する必要がある」との認識のもと、体系的な取り組みを行っています。
IWLは、いち早くこの課題に着目し、日本と世界の認識のギャップを解消すべく、欧州で提供されている女性役員育成の体系的なスキームを日本に初上陸させた実績を持つ企業です。IWLの「女性リーダー育成」プログラムは、すでに内閣人事局をはじめとする各省庁、上場企業、外資系企業に導入されており、欧州にて女性役員育成を手がけた知見と、日本市場独自の課題解決に特化したプログラムを掛け合わせたことにより、「国際水準と日本市場の独自性を併せ持つ」プログラムとして高く評価されています。
■プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、IWLの強みである、体系的な「女性リーダー育成」プログラム(受講者2万人以上)に基づき、上司・女性リーダー・人事に最適な教育コンテンツを提供。女性リーダーを誕生させるための方法や知識を持たなかった上司も、「女性リーダーが誕生し続ける組織の作り方」を知らなかった人事も学ことができます。また、データ分析に基づく戦略人事に定評のあるHYOUMAN BOXを掛け合わせ、上司と女性リーダーの特性をAI解析し、上司による「スポンサーシップ」の精度を高めます。
本プロジェクトでは、日本企業が「女性リーダーが誕生し続ける組織」に変革するために必要な要素を全て網羅したパッケージをお届けすることで、成果までの道のりを最短に導くことを目指します。
■IWLとAI CROSSが共同で取り組む理由
ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)や女性活躍推進が叫ばれる中、日本の上場企業における女性役員の割合は7.5%に過ぎず、一人も女性役員のいない企業は732社、約1/3を占めており(33.4%)、女性役員比率40%を超える欧米に大きく遅れをとっています。(「令和4年版男女共同参画白書」内閣府男女共同参画局 2022/6/14発表、PRESIDENT ONLINE 6/28掲載)。
日本の重要な課題である、女性リーダー育成の課題解決のため、AI CROSS社との共同プロジェクト発足に至りました。
IWLの強みは、女性リーダー育成において、アカデミック・ビジネス両面からの研究により、再現性のあるスキームを用い、官公庁・外資・内資共に上場企業を中心に様々な業界、組織で数多くの女性リーダーを育成した実績を持つことです。IWLが持つ女性リーダー育成の知見に、データ分析による戦略人事に定評のあるAI CROSSのソリューションを掛け合わせることで、日本企業の女性リーダー育成のボトルネック解消につなげることを目指します。
【女性管理職育成 研修パッケージ 概要】
■対象 企業人事・女性社員を部下に持つ上司・女性管理職及び管理職候補(人数制限なし)
■内容 各対象毎の教育プログラム、戦略人事AIアナリティクス「HYOUMAN BOX」、スポンサーシップ制度構築サポート、AI解析に基づく戦略人事アドバイス
■提供方法 研修は、Eラーニング(動画)研修、オンライン双方向型研修、集合研修に対応、適性検査「HYOUMAN BOX」は独自システムにて提供(1年契約)
■サービス開始 2022年8月下旬(予定)
■企画主催 ウーマンズリーダーシップインスティテュート株式会社・AI CROSS株式会社
■企画協力 株式会社CUBIC(適正検査エンジン提供元)
■AI CROSS株式会社について
代表取締役CEO 原田 典子
結婚・出産を海外駐在時代に NY で経験。出産・育児に関する情報収集にSMS をフル活用したお陰で、仕事との両立も実現。一方、帰国後の保育園探しに相当苦労し、日本におけるワーキングマザーを取り巻く環境の厳しさを実感。こうした現状をテクノロジーの力で解決する必要があると AI CROSS 株式会社を創業。
ワーキングマザーに限らず、あらゆる人の働き方をスマート化することを目指し事業を推進する。
Twitterアカウント:https://twitter.com/noriko2018
【AI CROSS株式会社 会社概要】https://aicross.co.jp/
2015年の創業以来、「Smart Work, Smart Life」の理念のもと、テクノロジーで企業業務と働くヒトの生活をスマートにするため、Smart AI Engagement、メッセージングサービス、HR関連サービスの企画・開発・提供に取り組んでいます。2019年に東証マザーズ上場。日本ではまだ1%しか存在しない上場企業女性社長の一人として、女性活躍による多様な人材の活躍といった社会課題にも強い関心と問題意識を持つ。また役員男女比率は 50%を超え、日本で2番目に女性比率の高い組織にも昨年ランクインされた。今後は管理職の女性比率向上や男女問わず活躍できる環境づくりに一層力を入れていく。
会 社 名:AI CROSS株式会社(証券コード:4476)
代 表 者:代表取締役CEO 原田 典子
所 在 地:東京都港区西新橋3-16-11愛宕イーストビル13F
設 立 :2015年3月
事業内容:・Smart AI Engagement事業
・メッセージングサービス開発・運営
・HR関連サービス企画・開発・運営
■ウーマンズリーダーシップインスティテュート株式会社について
代表取締役 川嶋 治子
早稲田大学経営学修士(MBA)
米国留学を経て市長秘書として 2002年日韓FIFAW杯などのグローバル案件、国内外のトップリーダー対応等に従事。2007年より上場企業の経営幹部育成を手がけ、2014年に欧州の教育機関日本代表に就任。欧州にてグローバル企業の女性経営者/役員のエグゼクティブ教育に従事し、日本との差を目の当たりする。日本のDEI(Diversity, Equity &Inclusion)を世界標準に高めることをミッションに海外教育プログラムの日本市場初上陸をリードする。
2015年にInstitute of Women's Leadership(IWL)社を設立。世界標準のメソッドを用いて、日本市場特有の課題解決に取り組む。女性トップリーダー育成、Diversity, Equity & Inclusionに関する官公庁・上場企業のアドバイザリー、経営幹部育成を手がける。10代20代の女性と一緒に考える生き方など、Z世代との対話の場を定期的に開催。
東京エレクトロンD&I推進アドバイザー、EY EWW 女性起業家アクセレレーターメンター
【ウーマンズリーダーシップインスティテュート株式会社 会社概要】https://iwl-inc.jp/
2015年の創業以来「未知の革新のために、道を示す」をミッションに、絶え間なく変化し続けるビジネス環境を読み解き、変革を起こし続ける企業、ビジネスリーダーの伴奏者として、組織変革を支援。特にDEI領域においては「日本のDEIを世界標準に」にコミットし、経営戦略としてのDEIの普及、ボードダイバシティ実現に向けて、経営陣への戦略コンサルティング、人事部門への実行施策のアドバイザリー業務に注力。2022年4月改姓女性活躍推進法施行に伴い、グローバル企業・官公庁に特化してきたサービスを、中小・ベンチャー企業へも広く提供し、イノベーション創出の源泉となるDEI推進の裾野を広げていく。
会 社 名:ウーマンズリーダーシップインスティテュート株式会社
代 表 者:川嶋 治子
所 在 地:東京都中央区銀座6-13-9 8F
設 立:2015年4月
事業内容: 人事戦略コンサルティング・DEI推進アドバイザリー・Eラーニング教材開発・企業研修