このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要:「プログラミングで海のSDGs!」
・日程:2022年7月23日(木) 10時30分~16時00分
・開催場所:長野県立美術館
・参加人数:50名
・後援:総務省、文部科学省、環境省、長野市教育委員会
・協賛:長野オートメーション株式会社
・協力:株式会社CREEKS、リトルスタジオインク株式会社
- 「講演会」と「プログラミング」を通じて学ぶ海のSDGs!
講演会は元長野県副知事の中島恵理様に、山、森、里、川、海のつながりについてお話いただきました。海がない長野県も関係している「海洋プラスチックごみ問題」をわかりやすく説明いただき、参加者のみなさんは真剣に耳を傾け、メモをとっている方がたくさんいました。
小学校4〜6年生を対象にした「SDGs × プログラミングワークショップ」はプログラミングを通して“海を守ることの大切さ”を再認識しながらSDGsについて、自ら考え、学び、行動するきっかけになればという思いで構成したワークショップです。
MakeCodeというブロックプログラミング環境を使って、自分でプログラムした海洋プラスチックごみの調査船をmicro:bitで動かします。プログラミングだけでなく、どうしてこのような調査が必要なのか、調査結果から何がわかるのかについても考えます。参加者はプログラミングも講義部分も真剣に取組み、海洋プラスチックごみ問題についてより深く学習することができました。
- 海の豊かさを守ることを学んだSDGs × プログラミングワークショップ
参加者は自分でプログラムをしたmicro:bitで海に広がる海洋ごみ拾い体験をしたあと、海の課題解決について考えます。「プラスチックごみ」と「その他のごみ」が同じくらいの多さだったことに驚き、どうして海にプラスチックごみが流れ込むのかについて学びました。
今回は、課題解決を仮想の海で挑戦しましたが、現実の世界ではたくさんの人が海の課題解決に取り組んでいます。その中でもICTを用いたものをいくつか紹介しました。
ワークショップで実際に取組んだことや実際の活動を聞いたことで、今後の生活で気をつけたいという感想をいくつもいただきました。
夏休み中に知ったことを新学期からの行動へつなげていきましょう!
- 参加した子ども・保護者からの声
・ごみは人間だけでなく、動物にも影響していると聞いて驚いた。ごみをださないように気をつけたい。(男子・11才)
・プログラミングを通して学んだことを日常に活用できる、もしくはつなげていけるんだ、ということを知ったと思うのでとても良い経験をできました。(保護者)
・プラスチックは便利だけど、残りやすかったりリサイクルがしにくいことが分かったので良かったです。(女子・10才)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 イエロー ピン プロジェクト
URL:https://programming.or.jp/umip
活動内容:「プログラミングで海のSDGs!」は、イエロー ピン プロジェクトが、子どもたちにSDGsを啓発し、ICTによる社会課題解決の体験を支援する非営利活動です。SDGs課題14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、ワークショップや出前授業、講演会を通して、プログラミングを楽しみながら効果的にSDGsと海洋について学習する、新しいSTEAM学習の場作りを目指しています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/