道の駅が地元企業と共同開発 甲良産黒豆クラフトビール(発泡酒)発売開始

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道の駅せせらぎの里こうらを運営している、パシフィックコンサルタンツ・シンセニアン共同事業体(代表企業:パシフィックコンサルタンツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:重永智之)、構成企業:株式会社シンセニアン(本社:奈良県香芝市畑4-133-3、代表取締役:勝本吉伸))は、地元酒造会社の株式会社彦根麦酒(滋賀県彦根市石寺町1853)と甲良産の食材を副原料として活用したクラフトビール(発泡酒)の共同開発に取り組んでいます。
今回、甲良産食材を活用したクラフトビール(発泡酒)第一弾として、2022年8月8日より、農事組合法人ファームかなや(滋賀県犬上郡甲良町大字金屋810番地1)で収穫された黒豆を使用した、「甲良黒豆PALE ALE」の販売を開始いたします。また、「農事組合法人ファームかなや」や甲良町内で収穫された様々な野菜を使用して、農家レストラン「おだいどこ野幸」が製造する「甲良産フレッシュ野菜の生ピクルス」を開発し、道の駅せせらぎの里こうら限定での販売を開始いたします。
 

 

【概要】

本共同事業体では、道の駅せせらぎの里こうらの管理・運営を通じて、甲良町や地域の皆様と一緒に、道の駅を活用して農業振興や観光振興、関係人口の創出等の実現を目指す「みんなでつくる、道の駅こうら」の取組み、こうら・ウエルネスツーリズムの取組みを進めております。本道の駅では、これまでも地元農家の皆さんに食材を出荷していただき、新鮮な野菜や果物、花弁等を販売してきました。昨今のコロナ禍により、近場での観光を楽しむ方が増え、当道の駅の利用者も年々増えてきたため、もう一段階ステップアップした道の駅を目指すべく、農家の皆さんの協力を得て、新鮮で高品質な規格外の農産物、旬の時期に多数出荷され販売しきれない農産物を使用した加工食品の開発・販売の取組みを始めました。

今回、販売開始する「甲良黒豆PALE ALE」は、ホップの豊かな香りと黒豆の優しい風味が楽しめるペールエールです。モルトのふくよかなコクとすっきりとした味わいのバランスも良く、苦みが控え目のためお食事に合わせやすくなっています。副原料の黒豆は、「丹波黒」で漆黒の色つやと広がる芳香に特徴があります。形が不揃いで規格外のため出荷されていなかった黒豆を有効活用することで、フードロスの削減と生産者の皆さんの所得向上への貢献を意図して開発いたしました。今後はこの「甲良黒豆PALE ALE」を皮切りに「食事に併せてクラフトビールを楽しむ生活」をコンセプトにした甲良産の米や柚子を使用したクラフトビール(発泡酒)についても開発・販売する予定です。是非、一度手に取って甲良の味を味わっていただきたいです。
また、同時開発を行ったピクルスは、地元野菜がビンにぎっしり詰まった宝石箱のような逸品です。全国的な健康志向の高まりを背景に全国各地でピクルスの製造・販売が盛んになってきましたが、加熱処理し、常温保存できるものが一般的です。今回開発したピクルスは加熱調理をしていないため、食材本来の食感と味わいが楽しめる仕上りになりました。私たちは、食材の新鮮な状態を味わうことのできるピクルスということから「生ピクルス」の名を付けて販売します。こちらも是非、味わっていただきたい逸品です。

食材を提供いただいた農事組合法人ファームかなや、および同法人が経営している農家レストラン「おだいどこ野幸」は、若者や女性、高齢者など、集落みんなのチカラを活かし、「元気で楽しく 利益のあがる金屋農業」を目指すべく、農産物の栽培に加えて、飲食店運営や黒豆味噌・お菓子といった加工食品の開発に取り組んでいる団体です。鈴鹿山系の水と空気の美味しい甲良町でゆったり育った新鮮野菜をお届けしたいとの思いで参画いただきました。おだいどこ野幸は、現在「こうら・ウエルネスツーリズム実行委員会」のメンバーでもあり、多くの方に甲良町を訪問いただきたいという共通の想いから、スムーズに開発を進めることができました。
また、甲良黒豆PALE ALEの酒造会社彦根麦酒は、地域コミュニティを次世代に継いでいくために2019年にクラフトビール醸造所を立ち上げ、地元クラフトビール(発泡酒)の酒造をされている企業です。彦根100%の持続可能なクラフトビールづくりの理念と町内の生産者、事業者の皆さんと連携して地域振興を図る本道の駅の理念に共通点があり、今回の共同開発にご協力いただきました。

今後も周辺地域の様々な事業者の皆様と共に、道の駅こうら、そして甲良町を盛り上げていきたいと考えています。

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