『ふるさと納税未来創造AWARD』参加自治体の約9割が「学びを得られた」と回答

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一般社団法人 ふるさと未来創造コンソーシアム(所在地:東京都武蔵野市、代表理事:野田憲史)が主催した「第1回 ふるさと納税未来創造AWARD 2025」(アイハーツ株式会社が「ふるさと納税未来創造AWARD 2025」の運営事務局を任っております。)において、参加自治体を対象としたアンケート調査を実施いたしました。

ふるさと納税-未来創造AWARDとは

「ふるさと納税未来創造AWARD」は、寄付者が本来抱く「地域を応援したい」という想いを可視化し、返礼品ではなく“使い道”にスポットをあてた全国規模の表彰イベントです。

本AWARDは、全国各地より各首長(市長・町長・村長・区長)並びに職員の方々が一堂に会す最大規模の試みです。寄付によって実現した事業やサービスを通じて、地方創生や地域経済の自立、少子高齢化への対応、脱炭素・グリーンエネルギーの推進、さらにはカーボンニュートラルや持続可能な社会の実現といった課題解決にどのように寄与しているかを明らかにします。そして、その成果を広く発信していくことを目的としています。

全国の自治体がふるさと納税を通じて取り組んできた地域課題への挑戦、その成果を称える表彰イベント「ふるさと納税未来創造AWARD」を、2025年11月20日(木)、東京都新宿区・ベルサール新宿グランドにて開催いたしました。

自治体向けアンケート結果の概要

イベント全体への満足度をお聞かせください

自治体の皆さまにご回答いただいた「イベント全体の満足度」では、もっとも高い評価である【1:非常に満足】が7自治体、次いで【2:満足】が26自治体と、全体の大多数が高評価を付けてくださいました。

一方で、【3:ふつう】【4~5:改善の余地あり】の回答も一定数いただいており、本イベントが概ねご期待に沿えた一方で、今後より良い場として磨き上げる余地があることも示唆されました。

印象に残ったプログラム(複数選択可)

「印象に残ったプログラム」では、最多が「ノミネート自治体プレゼンテーション」(33自治体) となり、今回のイベントの核となる“自治体の取り組み紹介”が強く評価された結果となりました。

自治体自身の取り組みを共有するプレゼンテーションが突出して支持されたことは、「優れた事例を可視化し、互いに学び合う」という本AWARDの目的に合致する、非常に喜ばしい結果といえます。

イベントを通じて、学びや気づきはありましたか?

「イベントを通じて、学びや気づきはありましたか?」という問いに対しては、「多くあった」39%、「多少あった」53% と、実に92%の自治体が “何らかの学び・気づきが得られた” と回答しました。

一方で、「あまりなかった」と回答した自治体はわずか7%に留まり、本イベントが多くの自治体にとって、他地域の実践や成功事例を知り、自地域の取り組みを見つめ直す機会となったことがうかがえる結果となりました。

他自治体や企業とのつながりや連携につながりそうな出会いはありましたか?

「他自治体や企業とのつながりや連携につながりそうな出会いはありましたか?」という設問では、92.5%の自治体が「あった」と回答 しており、非常に高い結果となりました。

今後、どのようなテーマで学びや事例紹介があれば関心がありますか?

「今後、どのようなテーマで学びや事例紹介があれば関心がありますか?」という設問では、参加自治体から 多岐にわたる具体的なニーズ が寄せられました。

回答では特に、「ふるさと納税の使い道」や「実現できた成果」に光を当てた内容を継続してほしいという声が多く、今回のAWARDの方向性への強い支持が確認できました。

今後、一緒に取り組んでみたい企業のタイプやテーマがあれば教えてください

「今後、一緒に取り組んでみたい企業のタイプやテーマがあれば教えてください」という設問では、自治体の皆さまから 具体的で実務的なニーズ が寄せられました。

最も多かったのは、地域の魅力をともに発信し、地方の経済振興を支える企業との連携を望む声 です。PR・プロモーション領域のパートナーや、ふるさと納税関連の商品企画・コマーシャル支援事業者など、“地域の価値を広く届けるための企業” への期待が強く示されました。

同様のイベントが開催された場合、協賛や参加をご検討いただけますか?

今回のイベントに対し、「参加したい」52%、「検討する」40%と、合計92%の参加への前向きな言葉が示された点は大きな成果です。

イベントの価値や意義が、自治体・企業双方から高く評価されていることがわかります。

その理由を教えてください

参加意向の理由には、「学び・交流・未来志向のテーマ」への高評価が圧倒的に多く、イベントに強い価値を感じている参加者が多数でした。

一方で、交流設計の不足、当日の運営オペレーションに関する指摘があり、次年度に向けて改善すべき重要なポイントが明確になったと言えます。

自治体アンケート総括

今回の「ふるさと納税 未来創造AWARD」では、多くの自治体から高い満足度と前向きな評価をいただきました。特に、ノミネート自治体プレゼンテーションが最も印象に残ったプログラムとして突出しており、本イベントの主旨である“使い道の可視化”が高く評価されました。

一方で、運営面やプログラム構成には改善点も明確になりました。

・プレゼン時間や趣旨の統一

・開始時間・進行管理の徹底

・入場オペレーションの改善

・参加者一覧・席次表の用意

など、多くの自治体から具体的なご意見をいただきました。

いただいたご意見を踏まえ、次回は「よりスムーズで、より学びの深いイベント」への進化を目指してまいります。

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