*1.尿に含まれるマイクロRNAをAIで分析するがん検査技術として
*2.「がん活」とは、2人に1人が生涯のうちに罹患する「がん」と日常から積極的に向き合い、がんの早期発見やがん予防に前向きに取り組むことで、健康維持を目指す活動のことを指します。
【調査結果 概要】
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家族にがん経験者がいる層の8割以上が、がんに対して「不安がある」と回答。一方で家族にがん経験者がいない層は半数未満
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がんが不安な理由 1位「「家族のがん経験」2位「日本人の死因トップ」3位「死亡率が高い」
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約8割が、尿を使ったがんリスク検査に興味あり
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約8割が、尿を使ったがんリスク検査の広がりは早期発見や予防の意識を変えると回答
※本リリースでの「家族」は一親等以内のことを指します。
【調査結果 詳細】
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家族にがん経験者がいる層の8割以上が、がんに対して「不安がある」と回答。一方で家族にがん経験者がいない層は半数未満
がんに対して不安を感じるか尋ねたところ、家族にがん経験者がいる層は「とても不安がある」「不安がある」が合わせて83.3%だったのに対し、家族にがん経験者がいない層は49.4%と、がんへの不安の感じ方に差があることがわかりました(n=300)。
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がんが不安な理由 1位「家族のがん経験」2位「日本人の死因トップ」3位「死亡率が高い」
がんに対して不安を感じる理由を尋ねたところ、「家族ががんになったから」が54.8%で最も高く、「日本人の死因1位だから」が42.2%、「死亡率が高いから」が29.6%と続きました(n=199)。
また、家族のがん経験者有無別でがんに対する不安の理由を見てみると、家族にがん経験者がいる層は「家族ががんになったから」が79.2%、家族にがん経験者がいない層は「日本人の死因1位だから」が51.4%でそれぞれ最多となり、不安を感じる理由に違いがあることがわかりました(n=199)。
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7割以上ががん検診について「知識に自信がない」と感じている
がん検診についてどれくらいの知識があるか尋ねたところ、「知識に自信がない」が54.7%、「全く知識がない」が17.3%で、合わせて7割以上が知識に自信がないと感じていることがわかりました(n=300)。
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約8割が尿を使ったがんリスク検査に興味あり
尿を使ったがんリスク検査について尋ねたところ、「存在を知っていて、受検したことがある」が4.0%、「存在を知っているが、受検したことはない」が54.7%で、合わせて約6割が検査の存在を知っているという結果になりました(n=300)。
また、がんに対して不安を感じていて、尿を使ったがんリスク検査を受検したことがない方に対し、興味があるか尋ねたところ、「とても興味がある」と「やや興味がある」が合わせて75.6%と、約8割が興味があると回答しました(n=189)。
<興味がある理由/一部抜粋>
40代 男性:時間がとれないときでも、簡単に検査ができるから
40代 女性:普段受けているがん検診ではカバー出来ていない項目があるのと、1つの検査で7種類いっぺんに検査出来るから
50代 男性:検査に伴う身体への負担が少なくてすみそうだから
50代 女性:母が高齢で足が悪いので病院での検査がかなり大変なので、家で出来るというのが魅力的
60代 男性:がんリスクを個別に判定してくれるから
60代 女性:尿でこんなに詳しく調べられるとは知らなかったし、採尿だけでできるので
<興味がない理由/一部抜粋>
40代 男性:自己負担してまで調べようとは思わない
40代 男性:検査結果の信頼性がどの程度のものなのかが分からないから
50代 女性:まだ必要性を感じないから
60代 女性:がんを患っていることがわかると怖いから
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約8割が、尿を使ったがんリスク検査の広がりは早期発見や予防の意識を変えると肯定的
尿を使ったがんリスクの検査が広がることで、早期発見や予防に対する意識が変わると思うか尋ねたところ、「とても思う」と「やや思う」が合わせて77.0%と、約8割が肯定的であることがわかりました(n=300)。
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がん検査の受検率向上に必要なポイント 1位「費用負担」2位「時間的負担」3位「身体的負担」
がん検診の受検率を向上させるためには、どのような方法・改善策が必要だと思うか尋ねたところ、「費用が抑えられること」が67.0%と最も多く、「時間的負担が少ないこと」が54.7%、「痛みなど体に負担が伴わないこと」が48.3%と続きました(n=300)。
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Craif株式会社 代表取締役社長 小野瀨 隆一 コメント
日本では高齢化が進み、2人に1人ががんに罹患する時代といわれています。この現実を前に、私たち一人一人が意識的にがん対策に取り組むことが必須です。がんは早期に発見すれば、多くの場合予後が向上します。そのため、がん検診を定期的に受診することが大切です。しかし、多くの方ががんへの意識が低く、検診を後回しにしてしまうことも少なくありません。
今回の調査結果から、家族にがん経験者がいるかどうかが、がんに対する不安感や意識を大きく左右することがわかりました。しかし、実際は家族にがん経験者がいなくても、誰でもがんになる可能性があります。また、がんに不安があったとしても、多くの人は検診など必要なアクションに関して十分な知識がないと感じていることも大きな課題です。
Craifは、尿やだ液を使った身体的・時間的負担が少ないがんリスク検査の普及を通して、一人でも多くの方々にがんに向き合う「きっかけ」を作り、予防や早期発見に積極的に取り組む具体的な行動=「がん活」を広げていきたいと考えています。我々はこれからもがん検診やがんに対する正しい知識の普及など、「がん活」に対する啓蒙活動を続けてまいります。
【調査概要】
調査名称:「がん活」に関するアンケート
調査機関:Freeasy
調査対象:①自身が「がん」と診断された経験が無く、第1親等以内にも「がん」経験者のいない層
②自身が「がん」と診断された経験が無く、第1親等以内に「がん」経験者がいる層
調査方法: Webアンケート
調査日:2023年8月7日
有効回答数:300件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります
■調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「Craifの調査によると」「Craif調べ」など
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代表プロフィール
代表取締役CEO・共同創業者 小野瀨 隆一
1991年生まれ。幼少期をインドネシアと米国で過ごし、早稲田大学国際教養学部在籍時にカナダのマギル大学に交換留学。卒業後は三菱商事に入社し、米国からシェールガスを日本に輸入するLNG船事業に従事。2016年にはサイドビジネスで民泊会社を創業。2018年に三菱商事を退社し、同年Craif株式会社を創業。がんとの戦争に終止符を打つことをミッションに、生体分子の網羅的解析でがん医療の改革を目指す。2021年Forbes Asiaより「アジアを代表する30歳未満」に選出。
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マイシグナル®︎について
マイシグナル®︎は、がんの発症や進行、転移に重要な役割を果たすマイクロRNAに着目した次世代がんリスク検査です。本サービス最大の特長は“痛みがない”という点です。ご自宅またはマイシグナル導入医療機関で採尿するだけで、負担なく気軽にがんのリスクチェックを行っていただけます。現在の対応がん種は大腸がん、肺がん、胃がん、乳がん、すい臓がん、食道がん、卵巣がんの7種です。
詳細はWebサイト(http://misignal.jp/)をご覧ください。
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Craifについて
Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP™(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifではNANO IP™を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。
【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設⽴:2018年5⽉
資本⾦:1億円(2023年3⽉20日現在)
事業:がん領域を中⼼とした疾患の早期発⾒や個別化医療、次世代検査研究・開発、がんリスク検査 miSignal®︎(マイシグナル)の提供
本社:文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
URL:https://craif.com/